インタビュー

足にやさしい靴の選び方と履き方―糖尿病のフットケア

足にやさしい靴の選び方と履き方―糖尿病のフットケア
貴田岡 正史 先生

医療法人社団 明芳会 イムス三芳総合病院 内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター センター長

貴田岡 正史 先生

菅野 一男 先生

かんの内科 院長

菅野 一男 先生

この記事の最終更新は2015年03月20日です。

厚生労働省の調査によれば、糖尿病患者の方は、潜在的な人数を含めると約2050万人いるといわれ、そのうち足に病変をきたす患者さんは1.5-10%いるとされています。糖尿病のコントロールが不十分な状態のまま長い時間が経つと、神経障害や血流障害をきたしやすく、その結果、足病変を起こしやすくなります。

足病変は重症化すると壊疽や下肢切断に至ることがあります。それらから足を守る、大切なケアがフットケアなのです。

靴の選び方と履き方はフットケアの3要素のうちの重要な要素の1つです。多くの患者さんが靴ずれが原因で下肢壊疽による下肢切断に至っているからです。糖尿病治療では、運動療法が欠かせません。しっかり歩くためにも、足を守るためにも、正しい靴選びと正しい靴の履き方をきちんと学ぶことがとても大切です。

  • かかとの周りがしっかりしていること
  • 靴が曲がる位置が前から1/3の部分であること
  • 靴の底が平らで、安定していること
  • 足の甲でしっかり固定され、足が前滑りしないこと
  • 靴の形、機能が目的にあっていること
  • 中敷に適度なアーチがあること
  • 靴下を履く
  • 椅子に座る
  • 靴ひも(マジックテープ)をほどく
  • 靴べらを使い、足を優しく靴の中に入れる
  • 足の踵(かかと)と靴の踵を一致させる(かかとトントン)
  • ひも(マジックテープ)で足の甲の部分をしっかりとめる
  • 最後に、立った上で足の先が靴にあたっていないか、足が無理に締めつけられていないか確認する

【看護師、看護学生の方に】看護師としてのキャリアアップを実現/将来的な看護師としての復職を目指すために

【薬剤師、薬学生の方に】薬剤師としての仕事の幅を広げるための取り組みについて

受診について相談する
  • 医療法人社団 明芳会 イムス三芳総合病院 内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター センター長

    貴田岡 正史 先生

  • かんの内科 院長

    菅野 一男 先生

「メディカルノート受診相談サービス」とは、メディカルノートにご協力いただいている医師への受診をサポートするサービスです。
まずはメディカルノートよりお客様にご連絡します。現時点での診断・治療状況についてヒアリングし、ご希望の医師/病院の受診が可能かご回答いたします。
  • 受診予約の代行は含まれません。
  • 希望される医師の受診及び記事どおりの治療を保証するものではありません。

    関連記事

  • もっと見る

    「糖尿病足病変」を登録すると、新着の情報をお知らせします

    処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

    「受診について相談する」とは?

    まずはメディカルノートよりお客様にご連絡します。
    現時点での診断・治療状況についてヒアリングし、ご希望の医師/病院の受診が可能かご回答いたします。

    • お客様がご相談される疾患について、クリニック/診療所など他の医療機関をすでに受診されていることを前提とします。
    • 受診の際には原則、紹介状をご用意ください。