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【どら焼きで実験】糖尿病でも甘いものが食べたい―食事回数を分けると血糖...
分食で血糖値変動はゆるやかに糖尿病の患者さんは、糖分が多いもの、甘いものやお菓子を控えた方がよいのは間違いありません。しかし、たとえ糖尿病でも、甘いもの、お菓子を食べたくなってしまうときがありま...
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【どら焼きで実験】糖尿病でも甘いものが食べたい―食事回数を分けると血糖値はどうなるか

公開日 2015 年 03 月 27 日 | 更新日 2017 年 05 月 07 日

【どら焼きで実験】糖尿病でも甘いものが食べたい―食事回数を分けると血糖値はどうなるか
植木 彬夫 先生

東京医科大学名誉教授

植木 彬夫 先生

貴田岡 正史 先生

イムス三芳総合病院 内分泌内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター長

貴田岡 正史 [監修]

菅野 一男 先生

医療法人社団桜一会かんの内科院長

菅野 一男 [監修]

分食で血糖値変動はゆるやかに

糖尿病の患者さんは、糖分が多いもの、甘いものやお菓子を控えた方がよいのは間違いありません。しかし、たとえ糖尿病でも、甘いもの、お菓子を食べたくなってしまうときがあります。そのような時、糖尿病の患者さんはどうしたらよいでしょうか。

糖尿病のコントロールで大切なことの1つとして、血糖値の変動をゆるやかにしていくことが挙げられます。血糖値の変動をゆるやかにする手段としては、分食という食事の回数を増やして食べる方法があります。そこで実際に、甘いものを分けて食べることで血糖値の変動がどうなるのか、お菓子の代表としてどら焼きを使って試してみました。

たとえば、どら焼きを食べるとき

どら焼きを下の写真右のように、8分の1に切り分けて、少しずつ、長い時間をかけて食べてみます。一度に食べたときと、どのような違いがあらわれるでしょうか?

どら焼きを一度に食べる時と8分の1ずつ食べる時と、血糖値はどう変わるか

どら焼きを一度に食べる時と8分の1ずつ食べる時と、血糖値はどう変わるか

どら焼きを食べた時の血糖値の変動をグラフにしたものが下の図です。

グラフの赤い線は、一度にどら焼きを食べたときの血糖値の動きを示しています。食後、急激に血糖値が上がっているのが分かります。一方、グラフの青い線は、8分の1に切って15分に1個ずつ、2時間かけて食べてたときのものです。食事回数を分けて、少しずつ食べると、どら焼きのように甘いもの、お菓子を食べたとしても、血糖値はゆるやかに上がっていくことがわかります。

どら焼きを食べた時の血糖値の変動(赤いグラフは一度に食べた時、青いグラフは分けて食べた時)

どら焼きを食べた時の血糖値の変動(赤いグラフは一度に食べた時、青いグラフは分けて食べた時)

糖尿病の患者さんは、分食をしたからといって、甘いもの、お菓子をたくさん食べて良いわけではありません。それでも、このように分食という食事回数を増やす方法をとることで、血糖値の変動をゆるやかにすることができると知っておくことは、糖尿病の食事療法を成功させる上で、とても大切なことです。

糖尿病治療多摩懇話会代表世話人などを通し、多摩地域における糖尿病診療のレベルアップに貢献している。糖尿病性神経障害、肥満などを臨床研究のテーマとしており、わかりやすい患者教育を心がけている。

北多摩地域の中核病院である公立昭和病院の内分泌・代謝内科部長として地域に根差した糖尿病治療を実践。加えて、NPO法人西東京臨床糖尿病研究会理事長として、糖尿病治療情報の共有および治療標準化を目指して、専門医、開業医間のネットワークを構築、専門的知識を持つ人材の育成等の活動を行っている。

2008年4月1日に、三鷹駅南口に、糖尿病・内分泌疾患・内科専門の「かんの内科」を開設。東京医科歯科大学、武蔵野赤十字病院、糖尿病学会、内分泌学会などでの診療・活動を通じて培った経験を、糖尿病・高血圧症・高脂血症・甲状腺疾患・動脈硬化症(脳梗塞、狭心症・心筋梗塞、足壊疽)などで苦しんでいる患者さんの診療に役立てており、メタボリックシンドロームなどで明らかな症状のない方の動脈硬化を進ませないようにするためのアプローチにも重点をおいている。食事療法、運動療法を駆使し、必要に応じて最適な薬の選択を行い、元気に長く豊かな人生を楽しむためのサポートをするために経験豊富な専門医、専門看護師、管理栄養士、運動トレーナー、フットケア専門家が一体となっている。
内分泌専門医として、甲状腺疾患、下垂体・副腎疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、先端巨大症、プロラクチノーマ、尿崩症など)の診断・治療を行う。

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