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経口糖尿病薬の基礎知識
薬物療法による治療はどのようなときに必要?糖尿病治療の基本は食事療法と運動療法です。食事療法と運動療法を2-3ヶ月行った後に、それでも血糖のコントロールがつかない場合は飲み薬が使われるのが一般的...
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経口糖尿病薬の基礎知識

公開日 2015 年 04 月 09 日 | 更新日 2017 年 05 月 07 日

経口糖尿病薬の基礎知識
宮川 高一 先生

医療法人社団ユスタヴィア理事長 クリニックみらい国立院長

宮川 高一 先生

貴田岡 正史 先生

イムス三芳総合病院 内分泌内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター長

貴田岡 正史 [監修]

菅野 一男 先生

医療法人社団桜一会かんの内科院長

菅野 一男 [監修]

薬物療法による治療はどのようなときに必要?

糖尿病治療の基本は食事療法と運動療法です。
食事療法と運動療法を2-3ヶ月行った後に、それでも血糖のコントロールがつかない場合は飲み薬が使われるのが一般的です。

ただし、現在は

  1. 副作用の少ない薬剤が多く使えるようになったこと
  2. 早い時期から薬物療法を行うことで、糖毒性(血糖が高くなることでさらにインスリンの働きを悪くしてさらに血糖を上げてしまうこと)を防ぐ効果が期待できること

から、早い時期から薬物療法を併用していく場合もあります。

薬物療法を始める基準は、一般的には、食事、運動療法を行っても、HbA1cの値が8%または7.5%以上の時と言われています。Hb1Acの値が7%前半でも薬物療法を開始して、良くなったら薬物をやめるという、早期治療を行う場合もあります。

薬物療法の種類

2型糖尿病と経口血糖降下薬の種類

2型糖尿病と経口血糖降下薬の種類

2型糖尿病は「インスリンがあまりでなくなっている」と「インスリンは出ているものの効きが弱くなっている(インスリン抵抗性)」の組み合わせで発症します。糖尿病治療の飲み薬も色々なタイプに分かれており、患者さんの病態に合った糖尿病薬が処方されます。具体的には、大きく以下の4タイプの薬に分類することができます。

1. インスリンの分泌を増やす薬剤

  • スルホニル尿素薬 / アマリール®、グリミクロン®など
  • 速効型インスリン分泌促進薬(グリニド系薬剤)/ スターシス®、グルファスト®、シュアポスト®など
  • DPP-4阻害薬・GLP-1受容体作動薬(インクレチン関連薬)/ ジャヌビア®、ビクトーザ®,など

2. インスリンの働きを良くする/インスリン抵抗性を改善する薬剤

  • チアゾリジン薬 / アクトス®など
  • ビグアナイド薬 / メトグルコ®など

3. 糖の吸収や排泄を調節する薬剤

  • α-グルコシダーゼ阻害薬/グルコバイ®、ベイスン®、セイブル®など
  • SGLT2阻害薬/スーブラ®など

薬を一度使い始めてしまうと、止められないのではないですか?

薬による治療を一度始めてしまうと、その後ずっと薬物療法を続けなければいけないのではないかという不安を持たれている方は多いと思います。

しかし、薬を用いることで、血糖値が改善すれば、薬物療法は止めることができます。また薬の種類によって、止めやすい薬と止めにくい薬があります。糖尿病薬の中でも、ビグアナイド薬とDPP4阻害薬は比較的やめやすい薬として知られています。

医療法人名のユスタヴィアは、フィンランド語で「友人たちを」という意味で、患者さんや地域の方々、医療従事者が共に支えあって医療に取り組んでいく事を理念としている。フィンランドは1型糖尿病の発症率が世界で一番高く、関わり方の多くをフィンランドから学んだことに由来している。治療に患者さんの生活を合わせるのではなく、多岐に渡っている患者さんの生活に治療を合わせ、各方面からサポートしている。患者さんが治療内容に納得し、継続した治療に向けてのモチベーションを引き出すことに努め、①見守る②待つ③ほめる④支える⑤選択してもらう、の5つのモットーを大切にしながら職員と共に日々邁進している。

北多摩地域の中核病院である公立昭和病院の内分泌・代謝内科部長として地域に根差した糖尿病治療を実践。加えて、NPO法人西東京臨床糖尿病研究会理事長として、糖尿病治療情報の共有および治療標準化を目指して、専門医、開業医間のネットワークを構築、専門的知識を持つ人材の育成等の活動を行っている。

2008年4月1日に、三鷹駅南口に、糖尿病・内分泌疾患・内科専門の「かんの内科」を開設。東京医科歯科大学、武蔵野赤十字病院、糖尿病学会、内分泌学会などでの診療・活動を通じて培った経験を、糖尿病・高血圧症・高脂血症・甲状腺疾患・動脈硬化症(脳梗塞、狭心症・心筋梗塞、足壊疽)などで苦しんでいる患者さんの診療に役立てており、メタボリックシンドロームなどで明らかな症状のない方の動脈硬化を進ませないようにするためのアプローチにも重点をおいている。食事療法、運動療法を駆使し、必要に応じて最適な薬の選択を行い、元気に長く豊かな人生を楽しむためのサポートをするために経験豊富な専門医、専門看護師、管理栄養士、運動トレーナー、フットケア専門家が一体となっている。
内分泌専門医として、甲状腺疾患、下垂体・副腎疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、先端巨大症、プロラクチノーマ、尿崩症など)の診断・治療を行う。

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