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靴の選び方次第で、傷の再発は大きく減らせる―糖尿病のフットウェアと二次予防
糖尿病治療において、「フットウェア」(靴・装具)は実はとても大切な要素です。適切な靴や装具を選べるかどうかというだけで、足の傷を予防できるかどうか、また足に傷ができた場合もその後の治り方や傷の再...
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靴の選び方次第で、傷の再発は大きく減らせる―糖尿病のフットウェアと二次予防

公開日 2015 年 03 月 20 日 | 更新日 2018 年 06 月 04 日

靴の選び方次第で、傷の再発は大きく減らせる―糖尿病のフットウェアと二次予防
大平 吉夫 さん

日本フットケアサービス株式会社 代表取締役社長

大平 吉夫 さん

糖尿病治療において、「フットウェア」(靴・装具)は実はとても大切な要素です。適切な靴や装具を選べるかどうかというだけで、足の傷を予防できるかどうか、また足に傷ができた場合もその後の治り方や傷の再発の有無などが大きく左右されます。

糖尿病患者さんのフットウェアは「一次予防→治療→二次予防」と、シーンごとに役割が異なっています。(いわゆる一般的な一次予防〜三次予防の考え方とは異なるので、注意が必要です。)ここでは一度治療が終わった二次予防におけるフットウェアについて、お伝えしたいと思います。

フットウェアにおける二次予防とは?

二次予防とは、一度足に傷ができた糖尿病患者さんがその傷を治療によって治した後、再発を防ぐための予防をいいます。二次予防でも一次予防と同様に靴は大切ですが、足を切断した場合と切断していない場合で、使用するものが大きく異なります。

二次予防のポイントは、「傷のあった場所に圧力をかけないようにすること」です。圧力がかかってしまうと、そこからまた傷ができてしまうからです。

二次予防の装具について

二次予防の場合、その前の治療の段階で足を切断した場合と、切断していない場合があるので、それぞれについて見ていきたいと思います。

1. 足を切断した場合

まず、足の切断には2種類あります。ひとつは、踵(かかと)を残さず、膝(ひざ)のところで切断するメジャー切断と踵を残して切断するマイナー切断です。

足を切断した場合は、それに見合った装具が必要になります。例えば、足の指のみを切断した場合は靴型の装具になりますが、踵など、指以外の部分も切断した場合には靴型の装具では不十分です。

2. 足を切断していない場合

足を切断していない場合は、足の変形の程度によって、フルオーダーメイドの装具・靴になるのか、セミオーダーメイドの装具・靴になるのかが決まります。足底装具(靴底のことです)を用いて、足に圧力をかけないように上手く調整していくことが大切です。

二次予防の靴・装具の大切さ

糖尿病患者で足に傷のあった人が、治療により傷を治した後、普通の靴を履いていると、再発率が79%にも上るが、適切な靴を履くと、再発率が29%にまで落ちたというデータがあります。再発率を下げるために、適切な靴を履くことはとても大切なことなのです

介護用靴、リハビリシューズに注意!

病院や介護施設などで、介護用靴やリハビリシューズを利用されている方も多いかと思います。これらの靴は、「布で出来ていて柔らかい」という特徴を持つため、確かに足は痛くはないのですが、この靴で歩いていくうちに足が変形してしまうことがあります。糖尿病患者さんの靴としてはあまりお勧めできません。

糖尿病 フットウェア (大平吉夫先生)の連載記事

日本のフットウェアの第一人者。フットウェアとは、靴、靴下、装具など足に履くもののことを言う。一人ひとりの足の状態に合わせた最適なものを用意することにより治療効果を最大限にすることを専門としており、様々な医療機関と連携している。また、講演などによる啓発活動にも精力的に取り組んでいる。

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