インタビュー

HIVの治療薬

HIVの治療薬
尾上 泰彦 先生

プライベートケアクリニック東京 院長

尾上 泰彦 先生

この記事の最終更新は2015年12月27日です。

HIVも治療にはART(多剤併用療法)が使われるようになって、薬剤も飛躍的に進歩し、エイズの発症をかなり遅らせることができるようになりました。抗HIV薬にはどのようなものがあるのでしょうか。引き続き臨床経験豊富な尾上泰彦先生に伺いました。

日本国内で承認されている抗HIV薬は、主に以下の5種類に分けられます。名称前に※が付いているものは合剤(二種類以上の薬を混ぜた製剤)となります。

  • ジトブジン
  • ラミブジン
  • サニルブジン
  • ジダノシン
  • アバカビル
  • テノホビル
  • エムトリシタビン
  • ※ジドブジン/ラミブジン
  • ※アバカビル/ラミブジン
  • ※テノホビル/エムトリシタビン
  • ネビラピン
  • エファビレンツ
  • エトラビリン
  • リルピビリン
  • ※リルピビリン/テノホビル/エムトリシタビン
  • サキナビル
  • リトナビル
  • インジナビル
  • ネルフィナビル
  • ロピナビル/リトナビル配合剤
  • アタザナビル
  • ホスアンプレナビル
  • ダルナビル
  • ラルテグラビル
  • ドルテグラビル
  • ※エルビテグラビル/コビシスタット/エムトリシタビン/テノホビル
  • ※ドルテグラビル/アバカビル/ラミブジン
  • マラビロク

治療にARTが導入されるようになってから、HIVの治療は劇的に改善しました。しかし、HIV治療に使われる薬は副作用や薬物相互作用が強いものも多く、使用時には細心の注意が必要なります。

副作用は使う薬剤にもよりますが、代謝異常・動脈硬化性疾患・肝機能障害・腎障害・薬疹・骨壊死や骨減少症といった骨障害・中枢神経症状・精神症状などがあげられます。それぞれの副作用や薬物相互作用は、薬物の添付文書に書いてあるので必ず確認する必要があります。

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