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関節リウマチの患者さんが生物学的製剤による治療を選択した例
生物学的製剤が日本で関節リウマチに対しての保険適用が認められたのは2003年以降ですので、専門病院では既に多くの患者さんに使用されているかと思います。しかしながら、まだこの治療を受けたことがない...
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関節リウマチの患者さんが生物学的製剤による治療を選択した例

公開日 2016 年 02 月 25 日 | 更新日 2017 年 05 月 08 日

関節リウマチの患者さんが生物学的製剤による治療を選択した例
守田 吉孝 先生

川崎医科大学 教授 川崎医科大学附属病院 リウマチ・膠原病科 部長

守田 吉孝 先生

生物学的製剤が日本で関節リウマチに対しての保険適用が認められたのは2003年以降ですので、専門病院では既に多くの患者さんに使用されているかと思います。しかしながら、まだこの治療を受けたことがない患者さんにとっては、薬の副作用などについて不安に思う方も多いのではないでしょうか。実際に生物学的製剤による治療を決心した方々のお話を、川崎医科大学 リウマチ・膠原病学教授 守田吉孝先生に伺いました。

※本記事は、守田吉孝先生ご監修「生物学的製剤を使用中の患者さんの声をもとに(2015年作成)」をもとにしています。

38歳男性のケース

関節リウマチと診断され、初めの8ヶ月は痛み止めの薬で痛みをコントロールすることができていました。しかし、その痛み止めでも関節リウマチによる痛みを抑えることができなくなっていったとのことです。

痛みはとくに朝と昼にひどくなり、耐え難くつらいときも多々あったようです。男性は4人家族・2児の父親で、会社が休みの日には子供を公園に連れて行っていました。しかし関節リウマチの痛みのせいで、会社での仕事にも支障がでることや、家族に当たってしまうこともあったそうです。

男性は、関節リウマチの痛みだけでなく家族の影響も心配し、主治医に相談しました。そこで生物学的製剤の話を知り、治療のため、家族のため、生物学的製剤による治療を決心しました。

48歳女性のケース

突然徐々に手や指の関節がはれてきて、近くの医院で半年後に関節リウマチと診断されました。関節のはれや痛みは改善することなく、それどころか変形をおこし、足の指や膝にも広まっていきました。階段での移動がつらく、引越しも考えたそうです。別の医院でリウマチを専門にしている医師から生物学的製剤を勧められたのですが、治療費・通院時間・副作用などのことが気になり、半年ほど悩んだのだといいます。しかし、症状が治まらず変形している関節が増えたとき、意を決して家族に相談し、生物学的製剤による治療を決心しました。

63歳女性のケース

50代後半から関節が痛くなりだしました。関節に湿布を貼ることで対処したそうですが、改善はなく、半年後に関節リウマチと診断されました。症状は改善せず、むしろ悪化し続けてしまいました。痛みで、農作業もできず、自分の身の回りのことをすることに支障がでてしまい、家族に迷惑をかけることが辛かったといいます。

農作業で通院時間の確保が難しかったのですが、主治医との相談の中で、生物学的製剤を自分で注射することで治療することを勧められました。自分で注射することにためらいを感じて中々始められなかったのですが、看護師から注射の方法を教わることで、注射による治療を始めることができました。

川崎医科大学 リウマチ・膠原病学 ウェブサイト

 

岡山大学医学部を卒業後、同大学院を経て、米国Michigan大学リウマチ科にて、関節リウマチおよび膠原病の研究を重ねる。帰国後は岡山大学ならびに川崎医科大学にてリウマチ・膠原病の専門医として診療に携わる傍ら、後進の指導に力を注いでいる。現在は川崎医科大学リウマチ・膠原病学の教授としてアウトリーチ活動やアプリの開発http://www.e-oishasan.net/app/medicinenote/など情報テクノロジーを用いた診療の向上にも精力的に取り組んでいる。

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