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腹痛はお腹以外の病気の症状かも?帯状疱疹、逆流性食道炎、肺炎(マイコプ...
「おなかが痛い」「腹痛がする」などのように腹部に異常がある場合でも、必ずしも原因となる病気がお腹にあるとは限りません。ここではときに腹痛の原因となる、心臓・胸部・神経系・血液の病気・中毒・感染症...
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腹痛はお腹以外の病気の症状かも?帯状疱疹、逆流性食道炎、肺炎(マイコプ ラズマ肺炎・間質性肺炎・誤嚥性肺炎)、心臓病との関連は?

公開日 2017 年 06 月 01 日 | 更新日 2017 年 08 月 05 日

腹痛はお腹以外の病気の症状かも?帯状疱疹、逆流性食道炎、肺炎(マイコプ  ラズマ肺炎・間質性肺炎・誤嚥性肺炎)、心臓病との関連は?
メディカルノート編集部 (医師監修記事)

メディカルノート編集部 (医師監修記事)

「おなかが痛い」「腹痛がする」などのように腹部に異常がある場合でも、必ずしも原因となる病気がお腹にあるとは限りません。

ここではときに腹痛の原因となる、心臓・胸部・神経系・血液の病気・中毒・感染症などをご紹介します。

心疾患

心筋炎(急性心筋炎)

症状の程度は無症状~死に至るほどの重症までありますが、急性心筋炎では風邪のような症状が前駆症状(前触れ)としてあらわれます。

急性心筋炎の前駆症状:悪寒、発熱、頭痛、筋肉痛、喉の痛み、だるさ、食欲不振、悪心や嘔吐、腹痛、下痢

急性心筋炎では上記のような前駆症状を確認して数日すると、心不全兆候、胸部の鈍痛の継続、心ブロックや不整脈などの心症状が約7割の方にあらわれるようになります

心外膜炎

急性心外膜炎では体勢や呼吸によって波が生じる胸痛が特徴ですが、ほかにも呼吸困難や発熱、食べ物などを飲み込むときに痛みを感じることもあります。

また慢性心外膜炎の場合、右心不全や腹部の膨らみ、むくみなども確認します

胸部疾患

肺炎(間質性肺炎・誤嚥性肺炎・マイコプラズマ肺炎・子どもの肺炎)

肺炎にはいくつかの種類があります。ここでは肺炎ごとに症状をご紹介します。

間質性肺炎

乾性咳嗽(かんせいがいそう・痰が絡まない乾燥した咳)や息切れが特徴です。特にこの息切れは、階段の昇り降りをしたときや走ったときなどのように、体に負荷がかかるとあらわれます。激しく動くことによって咳をしやすい状態にもなるため、間質性肺炎では咳と息切れを一連の流れとして確認することがあります。

間質性肺炎の6割ほどは原因がわからないといわれており、残りの4割の原因は膠原病、粉塵、薬剤性、喫煙などです。

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎とは、食べ物が期間や気管や咽頭に間違って入ってしまう誤嚥(ごえん)が原因でおこる肺炎です。

誤嚥性肺炎の症状は発熱です。しかし高齢者は免疫機能が低下していることが多いため、微熱にとどまることが多く見過ごされがちです。

肺炎は日本国内の死亡原因第3位といわれています。肺炎にはいくつかのタイプがありますが、高齢の方がおこす肺炎のほとんどがこの誤嚥性肺炎といわれています。そしてこの誤嚥性肺炎はときに致命傷になることから、注意が必要といえるでしょう。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ・ニューモニエという菌が、肺などの呼吸器に進入することで生じる肺炎です。

インフルエンザや風邪に似た初期症状からはじまり、次第に痰の絡まない乾燥した咳や、38度をこえるような高熱などの症状があらわれるようになります。

マイコプラズマ肺炎の症状は、風邪やインフルエンザのものと非常に似ていることから、ときに医師をはじめとした医療関係者でも見落とすことがあります。

子どもの肺炎

子どもの肺炎では咳や熱だけでなく腹痛や、食欲不振、胸痛、嘔吐といった症状を伴うこともあります。

肺炎は肺などの呼吸器に症状がおきると認識されがちですが、腹痛や嘔吐などをおこすこともあります。これは肺炎による炎症が腹部近くで生じることが原因と考えられます。

胸膜炎

胸膜と呼ばれる膜に炎症が生じることで胸水の蓄積や、胸水の圧迫による息切れ、呼吸困難、胸痛などをおこします。

膿胸

胸膜が化膿を伴う炎症をおこすことにより、胸腔内に膿が溜まった状態のことを膿胸(のうきょう)といいます。

膿胸の症状は悪寒や体の震えを伴う発熱や胸痛、咳嗽(がいそう・せき)、盗汗(とうかん・寝汗)、体重減少などです。膿の蓄積量が増えると、呼吸困難やチアノーゼなどを確認するようになります。なお膿胸が慢性化している場合では、上記の症状でなく貧血や体重減少を主な症状になります。

気胸(肺気胸)

胸腔鏡と呼ばれる部位に空気が入る状態のことで、特にこれといった原因となるような肺の疾患がなく生じる自然気胸が最も多いです。

肺気胸の症状は、突然あらわれる胸痛、乾いた咳、呼吸困難です。しかしなかには症状からでなく、健康診断によって気胸が発覚するケースもあります。

肺血栓塞栓症

血栓など詰まりやすい物質が肺動脈を塞ぐ病気のことです。なかでも血栓によって血液や酸素などが行き渡らなくなり、肺の組織が壊死することを肺梗塞といいます。

肺血栓塞栓症の症状ですが、まず最も多くみられるのは突然あらわれる呼吸困難や胸痛で、次に不整脈や胸部の圧迫感、失神、心不全によるショック症状などがあげられます。また肺梗塞や肺気腫を伴う場合には、胸痛や咳嗽(せき)、発熱、血痰を確認します。

食道炎(感染性食道炎・逆流性食道炎・腐食性食道炎)

腐食性食道炎

強酸性、もしくは強アルカリ性といった腐食性物質を飲用することによって生じます。

腐食性食道炎の症状は、狭窄(きょうさく)と呼ばれる食道のすぼまりです。通常は腐食性物質飲用による炎症が消失してから徐々に狭窄が生じるのですが、なかには腐食性物質飲用後2~3週間程度で急激に生じることもあります。

感染性食道炎

細菌や真菌・ウイルス感染による食道炎のことです。感染性食道炎をおこしていても無症状の方もいらっしゃいますが、嚥下困難(ものを飲み込みにくい)や嚥下痛(飲み込む時に痛い)をおこすことが多く、なかには症状がひどいため食事を摂取できないという方もいらっしゃいます。

また感染性食道炎は免疫不全や血液疾患、悪性腫瘍などに伴って生じる病気として知られていますが、最近になり臓器移植後の免疫抑制剤投与中、後先天性免疫不全症候群(AIDS)の合併症として報告されるケースが増えています。

逆流性食道炎

胃と食道にある逆流防止機能がうまく働かず、胃や小腸からの内容物が逆流することで生じる粘膜障害です。

逆流性食道炎の主な症状は、胸焼けや呑酸です。呑酸とは酸っぱい液体がせり上がってくる感覚のことをいい、これら以外にも胸痛や嚥下困難、喘鳴と呼ばれる呼吸の際のゼイゼイとした音を発することがあり、高齢者の場合肺炎の原因となることもあるため注意が必要です。

代謝疾患

DKA(糖尿病ケトアシドーシス)

インスリン不足によって高血糖状態に加え、ケトン体とよばれる酸性物質が体内に蓄積することによりケトーシスと呼ばれる状態になることです。

糖尿病ケトアシドーシスをおこすと、喉の渇きや多飲多尿、体重減少、倦怠感のほか、悪化すると呼吸困難、悪心嘔吐、腹痛、意識障害をおこします。

糖尿病ケトアシドーシスの症状は、典型的なものからはじまり、段階を追って悪化していきます

副甲状腺機能亢進症

副甲状腺とは、血液中のカルシウム量をコントロールする副甲状腺ホルモンを分泌する臓器です。副甲状腺亢進症とは、この副甲状腺が何かしらの原因によって副甲状腺ホルモンを必要以上に作ってしまう病気です。

副甲状腺機能亢進症には、原発性・二次性(続発性)・無症候性があり、症状はそれぞれ異なります。

原発性副甲状腺機能亢進症

骨型・腎結石型・無症候型の3パターンに分類可能で、

骨型:関節痛や腰痛、進行すると骨変形や病的骨折、またカルシウム減少による骨粗しょう症

腎結石型:尿路結石や腎尿路結石などの腎機能障害

無症候型:上記のような症状は確認されません。しかし問診により疲れやすさやうつ状態、胃十二指腸潰瘍、血圧上昇を確認することが多いです。

二次性(続発性)副甲状腺機能亢進症

体内のカルシウムや副甲状腺ホルモン量の変化によって、

だるさ、悪心(吐き気)や嘔吐、多飲多尿、食欲不振、口の渇き

などの症状を自覚する方が多いです。特に二次性(続発性)副甲状腺機能亢進症の場合、副甲状腺ホルモン量の分泌量が多いため、症状が強くあらわれる方も多いです。

血液疾患

溶血性貧血

血液中の赤血球が通常よりも早い段階で壊されてしまうことによって生じる貧血です。貧血の原因の多くを占める鉄欠乏性貧血と異なり数日単位で一気に症状が進行することもあります。

溶血性貧血は原因によって個別に対応することもできますが、先天性(うまれつき)の場合、根治療法がないこともあります。

急性白血病

悪性リンパ腫とともに「血液のがん」と称される白血病は、血中にある白血球細胞が増殖する病気です。

血液には赤血球、白血球、血小板など血液細胞が含まれています。白血病では、血液内の赤血球や白血球・血小板の増減によって、貧血や感染症に対する抵抗力の減少、血が止まりにくくなるといった症状があらわれます。

帯状疱疹

ウイルスが原因の感染症です。痛みを伴う水疱が半身の一部に集中してあらわれます。ほとんどの帯状疱疹は大人に確認され、なかには症状が改善したあとでも痛みが残る方もいらっしゃいます。

血管炎

IgA腎症

初期症状がほぼないことから、健康診断で実施する尿検査で発覚することが多い腎臓の病気です。発症初期の段階では血尿のみ引っかかることがありますが、血尿・尿タンパクともに陽性だった場合、腎臓の組織を採集・検査して調べることもあります。

「まさか私が…」の時に備えて

自分の健康に不安がある方からすれば病気は他人事に思えるかもしれません。ですが、何らかの異常があった場合、早めの受診をおすすめします。しかし、いくら注意しても病気にはなってしまうものです。特にがんと診断された方の多くは、「まさか、自分が病気になるなんて考えてもいなかった…」と話す方が多いそうです。

ご自身の健康や将来に不安を感じている方は、万が一の事態に備えてがん保険や生命保険・医療保険などへの加入を検討してもよいかもしれません。

「メディカルノート編集部」の記事も、医師監修のもと提供させていただいております。

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