【編集部記事】

急な腹痛の原因はなに!知っておきたい3つのパターン

公開日 2017 年 06 月 05 日 | 更新日 2017 年 06 月 19 日

急な腹痛の原因はなに!知っておきたい3つのパターン
メディカルノート編集部 (医師監修記事)

メディカルノート編集部 (医師監修記事)

腹痛にはパターンがありますが、なかでも急に症状があらわれることを突然発症と呼びます。

ここでは突然発症の主な原因である①出血・破裂②捻転③閉塞・阻血(そけつ)についてご紹介します。

急な腹痛のパターン①臓器の出血や破裂

臓器からの出血や破裂の例としては、消化器に穴が開く消化管穿孔や大動脈破裂、子宮(異所性)妊娠などがあります。

消化管穿孔

口から肛門は外界と接している器官で、この口や肛門と直接・間接的につながっている食道や胃などの臓器のことを消化管と呼びます。消化管穿孔とは、何かしらの原因によって消化管に穴が空いてしまった状態のことです。

消化管穿孔の代表的な例としては、胃潰瘍などがさらに進行して穴が開く胃穿孔などが有名です。穿孔が生じると、胃液や懲役などの内容物がお腹のなかに広がり、腹膜炎と呼ばれるお腹の中の炎症を起こします。

異所性妊娠(子宮外妊娠)

異所性妊娠はかつて子宮外妊娠と呼ばれていました。受精卵は分割を繰り返しながら卵管を通り子宮内膜に着床しますが、卵巣や卵管、子宮頸部など子宮内膜以外に着床して発育することがあります。

異所性妊娠は妊娠反応が陽性にも関わらずエコー検査で胎嚢が見えないことや、急な腹痛のため詳しく検査をしたことで判明するケースが多いです。そのため「女性の腹痛では異所性妊娠を疑え」とまで言われています。

急な腹痛のパターン②捻転(ねんてん)

捻転とは、臓器がねじれてしまい向きが変わることです。腸がねじれてしまうことで組織が壊死を起こすイレウス(腸閉塞)などは、捻転による腹痛の代表例といえるでしょう。

腸閉塞(イレウス)では嘔吐物が緑色になることも!

原因はさまざまですが、急な腹痛のほかに嘔吐や腹部のハリなどの症状を伴います。また腸閉塞では痛みを感じるようになってしばらくすると、嘔吐物が緑色になるなどの特徴があります。

腸閉塞は発見が遅れれば壊死の原因となるため、非常に危険です。

急な腹痛のパターン③閉塞や阻血(そけつ)

胆石などにより胆道や尿管が塞がれてしまう閉塞や、血栓によって血液の流れが滞る腸間膜動脈血栓症などがあります。

胆石症(胆石)の痛みは右側に生じる

みぞおちから右側のおなかを押したり軽く叩いたときに痛みを感じたり、右側の肋骨あたりを押した状態で深呼吸をしたときに痛みを感じたりする場合、胆石症が腹痛の原因であることがあります。

胆石症とは、胆汁を産生する胆のうや胆汁の通り道である胆管に胆石が詰まった状態のことです。胆石が詰まっている部位によって、胆のう結石・胆管結石・肝内結石などに分類されます。

胆石の形状は固形以外に泥状や砂状などさまざまですが、これらが詰まったときの疾患も胆石症に含まれます。

尿路結石症の痛みは出産を超える!血尿が出るケースも

腎臓で作られた尿石が腎臓・尿管・膀胱・尿道といった尿の通り道を塞ぐことで痛みが生じます。尿路結石の主な症状は強い痛みです。この痛みは転がりまわるくらい激しく、ヒトが感じる痛みの中でもトップクラスともいわれています。

また尿結石の表はギザギザしており尿管や尿道を傷つけることから、尿に血が混じることもあります。そして尿路結石がある方は尿路感染症という尿路内の炎症をおこしやすく鳴るため、発熱や濁った尿などの症状を確認することもあります。

 

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