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インプラントとは?治療期間や種類、メンテナンス方法について
インプラントは、自由診療なので費用がかかる、寿命はどのくらいなのか、手術後の痛みや腫れがある、メンテナンスが大変のように、マイナスのイメージを持たれることがあります。しかしインプラントとはどうい...
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インプラントとは?治療期間や種類、メンテナンス方法について

公開日 2017 年 07 月 25 日 | 更新日 2017 年 10 月 19 日

インプラントとは?治療期間や種類、メンテナンス方法について
永田 彰純 先生

医療法人社団学而会 永田歯科医院

永田 彰純 先生

インプラントは、自由診療なので費用がかかる、寿命はどのくらいなのか、手術後の痛みや腫れがある、メンテナンスが大変のように、マイナスのイメージを持たれることがあります。

しかしインプラントとはどういうものか理解していれば、必要以上に怖がることはありません。インプラントを受けたい方に知っていただきたいインプラントの基礎的な情報について、永田歯科医院院長 永田彰純先生にお話をうかがいました。

※本来インプラントとは人工関節やペースメーカーのように、医療もしくは美容目的で体内に埋め込む医療機器や材料全体を指します。歯科で扱うインプラントは、正式には歯科インプラントやデンタルインプラントと呼びますが、この記事ではインプラントに統一して表記します。

※この記事では、インプラント設置に関する手術を「インプラント治療」と表記します。

インプラントとは、もともとあった歯に替わる人工の歯のこと

 

インプラント・入れ歯・ブリッジの違い

インプラントとは、失われてしまった自分の歯に代わってフィクスチャー(人工歯根)を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法のことです。もともとあった歯のように食べ物を噛めて、そして見た目も自然なことから、第二の永久歯と呼ばれることもあります。

インプラントの構造

インプラント体と呼ばれる顎の骨に埋め込む部分と、人工歯の部分で構成されているインプラントをさらに分解すると、全部で4種類のパーツに分けることができます。

インプラントの構造

上部構造(かぶせもの)

口を開けたときに見える人工歯の部分です。インプラントでは機能性と同時に審美性も求められるため、上部構造は自然な見た目の美しさも求められます。

主に使用される素材は、セラミックやジルコニア(人工ダイヤモンド)ですが、素材により耐久性や審美性、素材の質によって価格に差が生じます。どの素材を使用するかは、患者様の予算やインプラントを埋入する部位によって決定します。

スクリュー

アバットメントを固定するためのネジです。インプラントの種類によってはスクリューを使用しないこともあります。

アバットメント

上部構造とフィクスチャーをつなぐためのパーツです。上部構造を入れる前に、口を開けると見える金属のパーツがアバットメントです。アバットメントで使用する素材ですが、耐久性を求められる奥歯では酸化チタン、噛んだとき歯にかかる負担が比較的少ない前歯ではセラミックを使用することが多いです。

フィクスチャー(人工歯根)

主に酸化チタンでできた、歯骨層に埋め込む新しい歯の根の部分です。このフィクスチャーを顎の骨の中にしっかりと埋め込むことで、ぐらつくことなく天然の歯のようにしっかり噛めるようになります。

顎のどの部位に入れるのか、インプラントを何本入れるのか、費用や治療時間など患者様と相談したうえで、

  • 上部構造をインプラント体に直接固定しているタイプ(ワンピース型)
  • スクリューでなくセメントで上部構造を固定するタイプ
  • アバットメント結合時に仮歯も取りつけるタイプ(即時負荷)
  • 特殊な装置を使用して、患者様が自分の意志で取り外すことができるタイプ

などを使い分けます。

インプラント治療の流れ

インプラント設置は、まず患者様へのカウンセリングから始まります。施術方法や患者様の状態によっては治療が一年程度に及ぶこともあるため、治療期間や必要な費用、インプラント治療をすることのメリットやデメリットなど、インプラントについて事前にしっかりと説明をして、ご納得していただいたうえで治療を進めます。

インプラント施術にはどんな種類があるの?

2回法

インプラント設置に必要な外科手術を2回に分けて実施する、最もスタンダードな方法です。

1回目の手術では、歯肉を切開して顎の骨の歯骨層にフィクスチャーを完全に埋め込み、再び歯肉をかぶせて終了です。フィクスチャーでよく使用される酸化チタンは親和性が高い金属ですが、土台となる顎の骨と結合して揺るがなくなるまでに3~6か月程度かかります。次の手術までのインターバル期間は経過観察のため、下顎2~3か月、上顎が4~6か月通院していただく以外は通常通りの生活を送ることができます。

フィクスチャーが完全に固定した後は、2回目のアバットメント設置手術を実施します。歯肉切開をして前回埋め込んだフィクスチャーにアバットメントを結合して歯肉の腫れが引くのを待ちます。

1~6週間後に歯肉の腫れが完全に引いたのを確認し、アバットメントに人工歯を設置すればインプラント治療は終了です。

1回法

2回法の「時間がかかる」という欠点を解消するため、1回の外科手術で歯肉切開とフィクスチャーの埋入を実施し、フィクスチャーが歯骨層に固定した後に人工歯の装着を行います。

外科手術が1回で終了するため体に負担が少なく、なるべく早くインプラント治療を終了させたい方に実施することが多い1回法ですが、もちろんデメリットもあります。たとえばフィクスチャーの埋入には2回法よりも歯骨層が必要になること、1回法で使用するワンピース型インプラントは2回法で使用するものに比べて耐久度が低く寿命が短いことが挙げられます。ほかにもインプラント1回法では、2回法に比べて細菌感染のリスクが上昇するとも言われています。

1回で複数の人工歯を装着できるALLNon4

歯周病の重症化などによって、歯の大半を失ってしまった方に実施します。歯骨層に通常4本、患者様の状態によって6本のフィクスチャーを埋入してすべての人工歯を支える方法です。

ALLNon4の登場は歯周病が重症化した方に対するインプラント治療を大きく変えました。全ての歯を無くしてしまった方に対して、従来の方法では上下に10本程度のフィクスチャーを埋入していたため、費用は非常に高額なうえ治療期間も長くなりました。新しく設置したい歯の本数分フィクスチャーを設置していたため、本数が増えればその分治療後の痛みや神経を傷つけるリスクも上昇していたのです。

一般的なALLon4では、2時間程度の手術でフィクスチャーを埋入してフルブリッジの人工歯を固定します。手術を終えたその日から美しい歯並で、自然の歯のように噛めるのはこのALLNon4メリットと言えるでしょう。

インプラントの寿命はメンテナンスによって左右される

永田彰純先生 永田歯科医院ご提供

インプラントを長く安全に使用していただくため、インプラントを希望される方には事前にメンテナンスの重要性とメンテナンス不足のときに生じるトラブルについてご説明します。

インプラント設置後は、ご自宅でプラークコントロールをはじめとしたケアを徹底していただくと同時に、インプラント治療を実施した歯科医院にも定期的に通院していただき、コンディションの確認を行います。

メンテナンス不足はインプラント歯周炎の原因に

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎  永田歯科医院ご提供

口腔内部に設置したインプラントは酸化チタンやセラミックで作られているため、新しく設置した人工歯が虫歯になることはありません。しかし虫歯にならないからいって十分なメンテナンスを行わないでいると「インプラント歯周炎」を起こすことがあります。

インプラント歯周炎とは、インプラントを支えている歯骨層に歯周病菌が侵入して骨が溶けてしまう状態のことです。

インプラント歯周炎の原因は、プラークコントロールが不十分なことです。歯周病の原因となる歯周病菌は、歯垢(プラーク)に多く含まれています。インプラント設置後も歯磨きやフロスを使用して歯垢の除去を行わないと、歯骨層に歯周病菌が侵入して骨を溶かし、手術で埋入したフィクスチャーが抜け落ちる可能性があるのです。

前歯と奥歯では、清掃性と審美性のバランスが異なる

清掃性を追求した奥歯のインプラント  永田歯科医院ご提供

インプラントでは、審美性(見た目の美しさ)と機能性(モノを噛む機能)と清掃性(メンテナンスのしやすさ)が求められますが、この比率はインプラントが埋入された部位によって異なることをご存知でしょうか。

たとえば、前歯は話すときや笑ったときに見えることから、審美性のウエイトが大きくなります。他の歯に比べて食べ物を噛む機会が少なく歯磨きもしやすい部位であるため、その分機能性と清掃性を低く抑えることができます。

逆に奥歯の場合、歯磨きがしにくくインプラント歯周炎を起こす可能性が高いことから、清掃性が求められます。そして奥歯は「よく噛んですりつぶす」部位のため、機能性も必要です。このように奥歯に設置するインプラントは高い清掃性と機能性が求められますが、日常的に他の人には見えない部位のため、その分審美性を抑えることができます。

インプラントでは術式や使用するインプラントの種類に目が行きがちですが、部位によって求められる要素が異なることを把握しておく必要があります。

インプラントは埋入後1年が重要視される

インプラントでは、埋入後から1年間のメンテナンスが特に重要です。

フィクスチャーによく使用される酸化チタンは、歯骨層との親和性が高い(定着しやすい)金属です。しかし、フィクスチャーを埋入する位置や角度、深さが適切でないとうまく結合せず、インプラントがぐらついたり最悪の場合抜け落ちたりと、インプラントの寿命が短くなります。

インプラントでは、術後1年間安定している方のうち9割近くは、術後7年間インプラントは安定しているというデータもあります。

インプラントでは手術後もメンテナンスのため定期的に通院していただく必要がありますが、特に術後1年が重要視されているのは、埋入したインプラントが予定通り歯骨層に定着しているか確認するためでもあるのです。

噛み合わせの不具合や歯ぎしりも確認

インプラント設置前には、スタディモデル(口腔模型)の作成や歯科レントゲンやCT撮影を実施して咬み合わせを含めた入念なチェックを行います。

人工歯はセラミックのため、負担がかかりすぎるとヒビが入ったり割れたりすることもあるため、噛み合わせや歯ぎしりの程度によってはマウスピースやナイトガードなどの使用をおすすめしています。

インプラント治療の費用-永田歯科医院の場合

永田歯科医院ではインプラント治療を希望する患者さんに対して、一本あたり約30万円ほどかかるとお伝えしています。

前処置が必要な場合や前処置・手術時間などによっても多少金額が変動するため、詳しく知りたい方は当院のホームページをご覧いただくか、お問い合わせください。

永田歯科医院ホームページ

 

東京都大田区梅屋敷で30年以上の歴史を誇る永田歯科医を率いる。海外留学や長年の経験に裏打ちされたハイレベルな技術もさることながら、患者のニーズや治療に対する不安を丁寧に聞き出す姿勢にも定評があり、治療を求めて全国から患者が押し寄せる。

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