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不妊のAMH検査とは? 卵子数を計測して治療方法を決定する

不妊のAMH検査とは? 卵子数を計測して治療方法を決定する
河村 寿宏 先生

田園都市レディースクリニック 理事長、田園都市レディースクリニック あざみ野本院 院長

河村 寿宏 先生

目次
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この記事の最終更新は2017年12月28日です。

重要な不妊の検査の1つとして、AMH検査(抗ミュラー管ホルモン検査)があります。卵巣の中に残っている卵子の数を推測することができるものであり、その値も参考にしながら今後の治療方針を決めていきます。

今回は、AMHの検査方法や費用について、田園都市レディースクリニック理事長の河村寿宏先生にお話しいただきました。

自分の卵巣内に残っている卵子数を推測するには、AMH(抗ミュラー管ホルモン)という値を調べます。AMHは、胞状卵胞より小さい、発育過程にある卵胞(一次卵胞~前胞状卵胞)から分泌されるホルモンで、厳密には原始卵胞から発育してきている卵子数を反映すると考えられています。AMHは血液検査で調べられます。

AMH値が示しているものは、あくまでも卵子の数の推測であり、卵子の質ではありません。卵子の質はAMH値ではなく、患者さんの実年齢相当になります。そして、妊娠するかどうかは卵子の質がより大きな要因となるため、AMHの値が低く、卵子の数が少ないという結果が出たからといって、妊娠率が低いというわけではありません。

 

妊娠の確率について詳しくはこちら

 

たとえば、年齢が30歳の方で、AMHの値が40歳の平均相当だったとします。しかし、残っている卵子の質は30歳相当のため、40歳相当の方と同じ妊娠成績ということにはなりません。一方で、AMH値が高いから妊娠率が高いとも限りません。AMH値が高くても実年齢が上昇していれば卵子の質は低下している可能性が高く、一般的に不妊治療による妊娠率は平均すると実年齢相当となります。

 

    「結果の出せる不妊治療」JISART より

AMH値を知ることは非常に重要であり、当院では原則的に必ず受けていただく検査の1つです。しかし、保険適応ではないため、病院によっても異なりますが、6千円~8千円ほどの費用がかかります。短期間で急激にAMHの値が変動するということは考えにくいため、当院では、年に1回の測定結果をもとに治療を進めていきます。

不妊症の検査について詳しくはこちら

 

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