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JCHO東京新宿メディカルセンターで行う総合診療の特徴とは?
JCHO(ジェイコー:独立行政法人地域医療機能推進機構)では、2017年度より病院総合医育成のための「JCHO版病院総合医(Hospitalist)育成プログラム」を開始しています。総合診療に力...
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JCHO東京新宿メディカルセンターで行う総合診療の特徴とは?

公開日 2018 年 05 月 08 日 | 更新日 2018 年 05 月 08 日

JCHO東京新宿メディカルセンターで行う総合診療の特徴とは?
関根 信夫 先生

独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)東京新宿メディカルセンター 院長

関根 信夫 先生

清水 秀文 先生

独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)東京新宿メディカルセンター 内科医長

清水 秀文 先生

目次

JCHO(ジェイコー:独立行政法人地域医療機能推進機構)では、2017年度より病院総合医育成のための「JCHO版病院総合医(Hospitalist)育成プログラム」を開始しています。

総合診療に力を入れているJCHO東京新宿メディカルセンターでは、本プログラムの第1期生を受け入れています。

本記事では、JCHO東京新宿メディカルセンターの院長である関根信夫先生と育成プログラムの研修担当医である清水秀文先生に、病院総合医育成プログラムの特徴や求めている病院総合医像についてお話を伺いました。

※JCHO版病院総合医育成プログラムの詳細についてはこちらをご覧ください。

JCHO東京新宿メディカルセンターの特徴

高度急性期から慢性期まで、多様な病床機能を持つ

JCHO東京新宿メディカルセンターは、病床数520床(2018年1月現在)の総合病院です。当院の大きな特徴は、高度急性期(ICU)、急性期、回復期(回復期リハ、地域包括ケア)、慢性期(緩和ケア)と多様な病床機能を備えていることです。そのため、急性期での治療が終了したあとに回復期の治療を行う病院に転院する必要がなく、当院のなかでシームレスに医療を完結できることもあります。

病床機能が揃っていることは、患者さんに求められる診療機能であることはもちろん、病院総合医を目指す医師にとっても、様々な病期の診療を経験できるという点で大きなメリットになると思います。(院長:関根信夫先生)

JCHO 東京新宿メディカルセンター「総合診療チーム」とは

ストレッチャーで運ばれる患者さんを複数医師が囲む様子

当院には呼吸器内科医、循環器内科医、救急診療科医など、さまざまな診療科の専門医からなる「総合診療チーム(通称「チームG」)」があります。総合診療チームでは、不明熱や意識障害で救急搬送されてきた方や、複数の疾患を同時に抱えている方など、どの診療科に振り分けるべきか悩む患者さんの診療も行っています。

当院でJCHO版病院総合医育成プログラムを受ける医師には、総合診療チームに参加することで、総合診療の技術や知識を身につけていただきます。総合診療チームでは、各専門医がそれぞれの知識を出し合うことで診療にあたっています。そのため、病院総合医として専門性の高い臨床技能を身につけることができると考えます。(総合診療チーム/呼吸器内科医長:清水秀文先生)

JCHO東京新宿メディカルセンターが求める病院総合医

先述の通り、当院の総合診療チームは、各科の専門医が集まってできている診療チームであり「病院総合医」としての研修を積んだ医師がいるわけではありません。そのため、当院では総合診療チームの核となってくれるような病院総合医を求めています。

また、チームの中心になる病院総合医には診療能力だけではなく、医療安全や病院経営、行政との関わりなど、医療を広い視点でみることのできる能力が求められます。

診療能力だけ長けていても、専門医が揃っているような医療機関では病院総合医が力を発揮することは難しいでしょう。しかし、医療を俯瞰してみることができ、横のつながりをカバーできる能力を持つ医師は医療の現場で求められる存在になると考えます。

当院でもこのような能力を持つ病院総合医に、総合診療チームの核になっていただきたいと願っています。(院長:関根信夫先生)

病院総合医育成のための課題

キャリアパスの提示

病院総合医を育成するうえでは、病院総合医を目指す医師に対してしっかりとしたキャリアパスを提示する必要があると考えています。

病院総合医はまだまだ少なく、キャリアパスも不明確であるという現状があります。そのために、まずは組織が病院総合医というポジションの存在価値を認める必要があり、そのうえで活躍できる現場やチャンスを提供することが重要です。

私はJCHOグループの病院長として、これから病院総合医を目指す医師のために、最大限活躍の場を提供していきたいと考えています。(院長:関根信夫先生)

病院総合医を目指す医師へのメッセージ

可能性を限定しないでほしい-関根信夫先生

関根信夫先生

病院総合医を目指しながらも、気持ちの片隅には自分の得意分野や専門性は持っておきたいと思っている方は多いと思います。

私は、病院総合医だからといって総合診療だけを追求するのではなく、何か専門的な診療技術を身に付けておくこともよいことだと考えています。

病院総合医と一口にいっても、単に診療担当医というだけでなく、病院機能のさまざまな部門で力を発揮する立場としても存在価値があります。ですから、「病院総合医を目指すと決めたものの、この先どうなってしまうのだろう」とあまり不安に思わないでください。病院総合医としての可能性を限定しないで、広く能力を発揮できる可能性を見据えてこの育成プログラムに参加してほしいと思います。私たちはそのお手伝いができるよう精一杯努力していきます。

こういう医者になりたい、という将来像をもってほしい-清水秀文先生

清水秀文先生

JCHO版病院総合医育成プログラムには決まったプランがなく、それぞれの医師のニーズに合わせて研修内容を組み立てていきます。そのため、研修を受ける医師には「将来こういう医師になりたい」というイメージ像をもってプログラムに参加していただくことが非常に大切だと思っています。

JCHOには全国にさまざまな強みや特徴をもった病院が多くあります。ですから2年後の自分を想像して、足りないと感じる点を埋めることができる病院で研修を受けていただきたいと思っています。

1985年より糖尿病学・内分泌学に関する臨床・研究・教育に従事。1992年から4年間のスイスにおける留学を挟み、インスリン分泌細胞の機能と増殖に関する研究で業績を残す。2003年より東大病院の卒後臨床研修担当者として同プログラムの策定・運営の責務を担って以来、病院マネジメントに深く関わっている。

千葉大学医学部卒業後、同大学や市中病院にて呼吸器内科医としての臨床経験を積む。
2014年に東京新宿メディカルセンターの内科医長に就任。現在は同病院にて病院総合医の育成にも尽力している。