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Female breast
乳がん
乳がんとは、乳房に発生する悪性の腫瘍です。乳がんは、乳管という部分から発生する乳管がんと、小葉上皮という部分からから発生する小葉がんの2つに分けられます。発生する割合は、乳管がんが8割程度で、小...
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乳房

乳がんにゅうがん

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

乳がんとは、乳房に発生する悪性の腫瘍です。乳がんは、乳管という部分から発生する乳管がんと、小葉上皮という部分からから発生する小葉がんの2つに分けられます。発生する割合は、乳管がんが8割程度で、小葉がんが1割程度です。

乳がんの自覚症状は、進行した段階ではじめて現れることもあります。そのため、症状がない場合でも乳がん検診を定期的に受けることが重要です。

原因

乳がんの発症に関しては解明されていない部分もあります。現時点では、以下の因子との関連が考えられています。

エストロゲン

乳がんの発生には、エストロゲンという女性ホルモンが関係していると考えられています。

生活習慣

以下のような生活習慣が乳がん発症のリスクを高めることも知られています。

  • 食生活の欧米化に伴う高脂肪食の摂取
  • 過度の飲酒
  • 喫煙習慣
  • 運動不足

など

遺伝子変異

乳がんの発症リスクは、先天的な遺伝子変異に関連して高まることも知られています。ただし、特定の遺伝子に異常があったとしても、すべての方が乳がんを発症するわけではありません。また、遺伝子変異がなければ乳がんを発症しないというわけでもありません。乳がんの発症に関してはすべてが解明されているわけではないため、遺伝子異常の解釈については慎重になる必要があります。

症状

乳房のしこり

気づきやすい症状のひとつに、乳房のしこりがあります。ただし、乳房にしこりができる病気は乳がん以外にも多数あるため、慎重な検査が必要です。

見た目の変化

乳がんが進行すると、乳房をかたち作る周辺組織へも病変が広がるため、乳房の見た目に以下のような変化が生じます。

  • 乳頭陥没:乳首が陥没すること
  • 乳頭・乳輪びらん:乳首やその周囲がただれること
  • 皮膚の橙皮様変化・陥凹;皮膚がオレンジの皮のようになったり、へこんだりすること
  • えくぼ兆候:乳房にえくぼのようなくぼみができること

また、乳首から液体が分泌されることもあり、血液成分が含まれていることもあります。

検査・診断

乳房にしこりができる乳がん以外の病気と区別するために、問診や視診・触診、各種画像検査などが行われます。乳がんが疑われる際には、以下の検査が行われます。

  • マンモグラフィ(乳房のレントゲン写)
  • 超音波検査
  • MRI検査
  • 生検

マンモグラフィ

マンモグラフィは、手で触っただけでは診断できない小さなしこりや、しこりになる前の石灰化した微細な乳がんを発見することができる画像検査です。乳がん検診でも中心的な役割を果たしている検査です。日本では、40歳以上の方は定期的な検診を受けることが推奨されています。

超音波検査(エコー検査)

乳房に超音波をあてることにより乳がんの有無を調べる検査です。乳がんの一部にはマンモグラフィでは判断が難しいものもあります。このような場合に超音波検査が役立つことがあります。

確定診断のための検査

上記の検査で乳がんの可能性が強く疑われた場合、細胞診・組織診を行って診断を確定します。病変部位から採取した細胞を詳しく調べることで薬剤に対する感受性などもある程度判別することができ、治療選択にも役立ちます。

治療

乳がんの治療は、病変の広がりや病変組織の細胞の特徴などをもとに、以下の方法を組み合わせて行います。

  • 手術療法(乳房を切除するのか、温存するのか)
  • 放射線療法

進行していない乳がんの治療

手術

がんが広がっていない場合は、手術により病変部位を摘出します。

手術後の治療

手術後、局所や離れた部位における再発を予防するために、放射線療法や薬物療法を行うことがあります。薬物療法には、抗がん剤の使用だけでなく、内分泌療法や分子標的薬の使用といった特殊な治療方法が含まれます。病理検査の結果に応じて内分泌療法や分子標的薬を実施するかどうかは変わります。

遠隔転移がある乳がんの治療

遠隔転移がある場合、生存期間の延長とQOLの向上を目標とした治療が行われます。治療の中心は手術などの局所治療ではなく、全身治療である薬物療法となります。

乳房再建

手術の際には、乳房を残すかどうかの選択を要するケースもあります。乳房を摘出した場合は、乳房を再建する治療を受けることも可能です。納得のいく治療方法を選択するためにも、主治医や関わる医療従事者と十分にコミュニケーションを取ることが重要です。

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