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Female breast
乳腺炎
産褥期に見られる乳腺の炎症を乳腺炎と言います。産褥乳腺炎には、「うっ滞性乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」があります。「うっ滞性乳腺炎」は乳汁が何らかの原因により乳腺内に止まってしまうことで起こる生理現...
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乳房

乳腺炎にゅうせんえん

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更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

産褥期に見られる乳腺の炎症を乳腺炎と言います。産褥乳腺炎には、「うっ滞性乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」があります。「うっ滞性乳腺炎」は乳汁が何らかの原因により乳腺内に止まってしまうことで起こる生理現象であって、真の炎症ではないと言われています。

原因

うっ滞性乳腺炎の原因は、授乳回数が少ない、効果的な吸啜(赤ちゃんが母乳を吸うこと)が行われていないなどにより、母乳が乳腺の出口に詰まってしまうことによるものと考えられています。また、関連は分かっていませんが、高塩分・高脂肪の食事を食べるとうっ滞性乳腺炎になりやすいと言われています。

化膿性乳腺炎の原因は赤ちゃんが母乳を吸う際に、赤ちゃんの口を介して細菌が感染することによって発症します。

症状

産褥24〜48時間は生理的な乳房の腫脹と疼痛があります。これは乳汁のうっ積と言われます。その後乳腺の出口の閉塞などにより、乳汁の排泄が抑制されるとうっ滞性乳腺炎に進行します。うっ滞性乳腺炎では、産褥3~4日ごろに乳房の腫脹、疼痛、熱感、硬結、発赤などの症状が出現します。さらにこのうっ滞が解除されずに、乳腺の出口から細菌に感染すると化膿性乳腺炎に進行します。化膿性乳腺炎では、38℃以上の高熱、乳房の腫脹、疼痛、熱感、発赤、腋窩リンパ節の腫脹、血管の怒張などの症状が出現します。また、排出される母乳は黄色く粘稠性が高いものとなります。

検査・診断

乳腺炎の診断には検査はありません。お産した病院、または最寄りの産婦人科に受診し、助産師、医師に乳房の様子を診てもらいます。診てもらう際には、授乳の様子を診る場合がありますので、病院からの指示があれば赤ちゃんを連れて行くことをお勧めします。

治療

乳腺炎の治療は基本的に助産師の行う乳房マッサージです。うっ滞性乳腺炎の場合は、詰まっている乳腺の出口をマッサージにて解除し、乳腺の中に貯留していた母乳を排泄させます。また、授乳の方法の確認をします。赤ちゃんを連れてきていて、授乳の様子が見れるようであれば診させていただきます。吸着が浅くなっていないか、授乳回数は少なくないかなどの問診も行います。母乳のうっ滞は赤ちゃんに吸ってもらい解除できるのが一番効果的であるので、しこりなどが確認できたら、いつも行なっている授乳とは角度を変えて授乳していただけるように指導します。また、自分でできる乳房マッサージの指導も行います。

化膿性乳腺炎になってしまった場合には助産師だけでなく、医師の診察も受けます。この場合は薬物療法(解熱鎮痛剤、抗生物質など)や重症の場合は切開して乳腺の中にある膿を排出させることもあります。