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二次性高血圧症
二次性高血圧とは、血圧が高くなっている原因疾患が特定できる高血圧のことです。高血圧症患者さんの85~90%は原因が特定できない本態性高血圧症ですが、残りの10~15%は二次性高血圧症です。 ...
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更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

二次性高血圧とは、血圧が高くなっている原因疾患が特定できる高血圧のことです。高血圧症患者さんの85~90%は原因が特定できない本態性高血圧症ですが、残りの10~15%は二次性高血圧症です。

二次性高血圧症の主な原因疾患には、腎実質性高血圧や睡眠時無呼吸症候群などがあります。一般的な降圧薬では治療が難しいことも多いですが、原因となってる病気を治療することで高血圧も改善する可能性があります。
 

原因

二次性高血圧の主な原因疾患は以下の通りです。

  • 慢性腎臓病などの腎機能の低下に伴うもの(腎実質性高血圧)
  • 腎動脈狭窄に伴うもの(腎血管性高血圧)
  • 血圧を調整するホルモンのバランスが崩れる内分泌性高血圧(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、甲状腺機能障害など)
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 薬剤の副作用(ステロイド、非ステロイド性抗炎症薬、甘草など)として起こる薬剤誘発性高血圧 など
     

症状

二次性高血圧の原因となっている病気の症状が現れます。

検査・診断

血圧測定

血圧計による血圧測定が診断の基本です。次のような検査結果がみられるときには、二次性高血圧である可能性が高いといえます。

  • 若年での発症(本態性高血圧と比較した場合)
  • 短期間での血圧上昇(本態性高血圧と比較した場合)
  • 重症高血圧(180/100 mmHg以上)
  • 治療への反応がみられにくい高血圧

血液検査・尿検査

腎臓の機能低下の有無や内分泌疾患の有無を調べる目的で、血液検査や尿検査を行います。高血圧と診断された患者さんに対しては、これらの検査で二次性高血圧のスクリーニングを行うことが大切です。

腹部超音波検査

腎実質性高血圧や腎血管性高血圧などの腎臓に関する病気が原因の場合、腹部超音波により腎臓の状態をより詳しく調べます。腹部超音波検査により、腎臓の形態や大きさや腎臓に流入する腎動脈の狭窄(狭くなること)の有無を調べることができます。

腹部CT・MRI検査

原因疾患として、副腎にできる腫瘍からの異常なホルモン分泌が起こる褐色細胞腫や原発性アルドステロン症のような内分泌疾患が疑われた場合は、腹部CT・MRI検査で副腎を詳しく調べます。

その他、疑われた原因疾患の診断方針に準じた検査が行われます。
 

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治療

診断された原因疾患に応じた治療が行われます。一例として、下記のような治療法が挙げられます。

手術治療

副腎にできた腫瘍から、ホルモンが過剰に分泌される原発性アルドステロン症、褐色細胞腫などが原因となっている内分泌性高血圧の場合、手術を行います。
手術により腫瘍を取り除くことで、内分泌性高血圧の根本的な治療が可能です。

カテーテル治療

腎動脈が狭くなって起こる腎血管性高血圧の場合は、カテーテルにより狭くなった腎動脈を広げることで血流を改善させます。

薬物治療

腎臓の機能が低下して起こる腎実質性高血圧の場合、血圧を調整する体内メカニズムであるレニンーアンジオテンシン系の活性を阻害する薬剤によって、血圧をコントロールします。

また、アルドステロンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌される原発性アルドステロン症では、抗アルドステロン薬が用いられることがあります。交感神経を刺激するカテコールアミンが過剰に分泌される褐色細胞腫では、交感神経を抑制するα遮断薬やβ遮断薬が用いられる場合があります。
 

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