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Spleen
原発性アルドステロン症
原発性アルドステロン症とは、副腎(ふくじん:腎臓の上にある臓器)からアルドステロンと呼ばれるホルモンが大量にでてしまう病気です。アルドステロンは血圧を調整する役割をもつホルモンです。 原発...
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副腎・脾臓

原発性アルドステロン症げんぱつせいあるどすてろんしょう

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

原発性アルドステロン症とは、副腎(ふくじん:腎臓の上にある臓器)からアルドステロンと呼ばれるホルモンが大量にでてしまう病気です。アルドステロンは血圧を調整する役割をもつホルモンです。

原発性アルドステロン症にかかると、高血圧になることが多いですが、高血圧にならないこともあります。どちらの場合であっても血管傷害が進行して、脳卒中や心不全、腎不全(腎臓の働きが大幅に低下した状態)を発症するリスクが高まると考えられています。

原因

 

原発性アルドステロン症は、副腎に生じた腫瘍や過形成など、何かしらの病変が原因となり、アルドステロンが無秩序に分泌されることで発症します。しかし、何が原因となり副腎に病変が生じるのかは解明されていません。現時点では、遺伝や環境、生活習慣などとの関連も明らかになっていません。(2018年6月時点)

なお、原発性アルドステロン症はまれに家族内で発症することがあります。

症状

原発性アルドステロン症の重要な症状は高血圧です。特に夜から朝にかけて血圧が高くなる傾向があります。また、高血圧のなかでも心血管系や脳血管系の病気が生じるリスクが高いといわれています。

他にも、水をたくさん飲みたくなったり頻尿になったりします。さらに、筋肉に力が入りにくい、つりやすい、などの症状が現れることがあります。肥満や糖尿病、高脂血症などの代謝異常を起こす可能性もあります。

原発性アルドステロン症は、最終的に脳卒中や心不全、腎不全につながる危険性もあります。アルドステロンそのものに血管を傷つける作用があることと関連して、実際の血圧が高くなくてもこうした血管性病変が生じる可能性を伴うことも知られています。

検査・診断

原発性アルドステロン症は、主に以下の検査の結果をもとに診断します。

  • 血液検査
  • 負荷試験
  • 副腎静脈サンプリング

血液検査

アルドステロンの分泌が異常に高くなると、ナトリウム(食塩)が体内に多く溜め込まれる反面、カリウムと呼ばれる物質は体外に排泄されるようになります。このため、血液検査では低カリウム血症を調べます。

負荷試験

原発性アルドステロン症では、アルドステロンの調整が効かないため、腎臓でつくられる酵素であるレニンとアルドステロンの間に不釣り合いが生じ、アルドステロンが異常に高い値を示すようになります。負荷試験では、これらを検査します。

副腎静脈サンプリング

手術を行う際には、副腎静脈サンプリングを行う必要があります。これは、大腿の付け根からカテーテルという医療用の管を入れ、副腎静脈から血液を採取する検査方法です。この検査により、アルドステロンを過剰につくっている部位が右の副腎か左の副腎か、また、その一部かが明らかになります。

治療

原発性アルドステロン症の治療方法には、手術と薬物療法があります。治療方法の決定には、副腎静脈サンプリングの検査結果がとても重要です。病変が片側の副腎のみにおさまっている場合、手術が第一選択になります。

一方、左右両側の副腎に原発性アルドステロン症を引き起こす腫瘍が存在する場合、手術と薬物療法の選択肢があります。内科的な治療方法には、抗アルドステロン薬、降圧薬による薬物療法が挙げられます。しかし、病気を根本的に治すためには、手術が主流になっています。

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