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双極性障害
双極性障害は、躁状態(躁病エピソード)または軽躁状態(軽躁病エピソード)とうつ状態(大うつ病エピソード)とを反復する精神疾患で、気分障害のひとつです。 躁状態による問題行動や、うつ状態によ...
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双極性障害そうきょくせいしょうがい

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

双極性障害は、躁状態(躁病エピソード)または軽躁状態(軽躁病エピソード)とうつ状態(大うつ病エピソード)とを反復する精神疾患で、気分障害のひとつです。

躁状態による問題行動や、うつ状態による長期休職などにより社会生活の障害を引き起こすこともあり、また自殺率が高い病気として知られています。発症年齢は双極Ⅰ型障害が平均18歳、双極Ⅱ型障害は20代半ばとされています。有病率は1%程度で、頻度に性差はないといわれています。

原因

双極性障害の原因は明らかになっていません。しかし、うつ病と比較して遺伝的な要素の影響が大きいといわれています。また、遺伝的背景に加えて、性格や、過労、心理的葛藤、身体疾患、社会的要因などのストレスが加わって発症するとされています。

症状

双極性障害では、気分が高揚する、怒りっぽくなる、開放的になる、気力や活動性が増加するなどの症状が1日の大半でみられます。このような状態を躁状態(躁病エピソード)といいます。躁状態(躁病エピソード)と同様の症状が短期間かつ社会生活に支障を来さない程度に出現する状態を軽躁状態(軽躁エピソード)といいます。

また、1週間以上持続する躁状態(躁病エピソード)または軽躁状態(軽躁病エピソード)と、抑うつ的な気分になり興味関心の低下が出現する抑うつ状態との反復がみられます。

検査・診断

双極性障害の検査方法は、現在のところ確立されていません(2018年4月時点)。診断基準は、アメリカ精神医学会の「DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引き」で以下のように定められています。

  • 双極Ⅰ型障害:1回以上の躁病エピソードがあるもの
  • 双極Ⅱ型障害:少なくとも1回の抑うつエピソードと少なくとも1回以上の軽躁エピソードがあるもの

治療

双極性障害は再発率が高く、慢性の経過をたどることが多い病気です。そのため、医師は全体の経過を把握して、その時点の病相にとらわれず治療計画を立てること、患者さんは病気について理解することが重要です。

薬物療法としては、気分安定薬の使用が中心となります。 その他、本来は統合失調症の治療に用いる一部の非定型抗精神病薬も、双極性障害への有効性が認められています。

躁病相期の薬物療法

気分安定薬の使用が中心となります。効果を得るには十分な血中濃度が必要であるため、定期的なモニタリングが行われます。気分安定薬のみで効果が不十分な場合、抗精神病薬が併用または単独で使用されることがあります。

うつ病相期の薬物療法

気分安定薬を十分量使用することが重要です。抑うつ状態が重篤である場合には、抗うつ薬が使用される場合があります。しかし、躁状態となる(急速交代化)危険性があることから、抗うつ薬の使用については議論されています。

再発予防

双極性障害は再発率が90%以上であり、気分安定薬の使用による維持療法が重要です。気分安定薬のなかでも一部の薬剤には再発予防効果があるとされていますが、導入時に発疹が出現する場合があり重症化しやすいため、投与には十分な注意が必要です。また、気分安定薬に加えて抗精神病薬にも再発予防効果があることが報告されています。

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