口囲皮膚炎

概要

口囲皮膚炎とは、口の周りやアゴの周辺にできる赤い発疹のことを指します。お子さんや妊娠可能年齢にある方に発症することが多いといわれています。

原因は完全には明らかになっていません。見た目に赤みを生じる皮膚疾患ですが、人にうつるようなタイプの病気ではありません。

原因

口囲皮膚炎の原因は完全には明らかになっていません。

誘因として指摘されていることとして、長期間に渡るステロイド外用薬の使用を挙げることができます。ステロイド外用薬は湿疹などに対して処方されることがありますが、不適切に使用することで口囲皮膚炎が生じることがあります。

症状

口囲皮膚炎では、口の周りに赤くぶつぶつとした皮膚変化が生じます。このような皮膚の変化があわさって大きく見えることもあります。また、皮膚の見た目の変化以外にも、かゆみや焼けたような感覚を認めることもあります。

検査・診断

口囲皮膚炎は、皮膚症状やそれまでの経過をもとに診断されます。多くの場合は特別な検査を行いませが、皮膚生検（皮膚の病変を一部採取して顕微鏡で観察する検査）が行われることがあります。

治療

口囲皮膚炎の治療には、抗生物質（外用薬や内服薬として）を使用することがあります。再発することもあるため、治療経過に時間が掛かることもありますが、医師の指導のもと適切な治療を継続することが大切です。

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