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小頭症
小頭症とは、脳の発育が悪く頭囲が身長、体重と比較して小さい状態です。遺伝性・妊婦の感染症・アルコール摂取などが原因として知られています。発達の遅れ・知的障がい・痙攣・脳性麻痺・聴力障害・視力障害...
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小頭症しょうとうしょう

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

小頭症とは、脳の発育が悪く頭囲が身長、体重と比較して小さい状態です。遺伝性・妊婦の感染症・アルコール摂取などが原因として知られています。発達の遅れ・知的障がい・痙攣・脳性麻痺・聴力障害・視力障害などの症状を引き起こしま。小頭症そのものを治癒する方法はなく、症状に応じた治療が必要です。近年妊婦のジカウイルス感染症が問題になっており、流行地に渡航中と帰国後は予防策を講じる必要があります。

原因

小頭症の原因としては、遺伝性の脳の発育不全、妊婦が風疹・サイトメガロウイルス・トキソプラズマ・ヘルペスウイルス・梅毒・パルボウイルスなどに感染することによる胎内感染、妊娠中のアルコール過剰摂取による胎児性アルコール症候群、重症新生児仮死、頭蓋内出血、髄膜炎・脳炎などの中枢神経感染症があります。

近年、ブラジル・メキシコを中心に、妊婦がジカウイルス感染症(ジカ熱)に罹患することによる小頭症が問題となり、ジカ熱の日本への感染拡大と影響が危惧されています。ジカ熱はフラビウイルス属のジカウイルスによる感染症です。ジカウイルスはネッタイシマカとヒトスジシマカという蚊を媒介して感染することがわかっています。潜伏期間は2-12日で、軽度の発熱、結膜充血、発疹、関節痛、頭痛などの症状を引き起こし、通常2-7日で治癒します。

遺伝性の小頭症では遺伝子の変異が原因で、マイクロセファリン(MCPH)という遺伝子の変異が知られています。

https://medicalnote.jp/contents/160415-030-NJ

症状

他覚的にみて頭囲(頭の周りの長さ)が小さいことで気付かれます。親御さんが気づくこともあれば、乳幼児の検診の時に医師から指摘されることもあります。小頭症の程度により、発達の遅れ、知的障がい(65%)、痙攣(43%)、脳性麻痺、聴力障害、視力障害(30%)を来します。
 

検査・診断

頭囲の長さの測定が診断に有用ですが、脳の異常を診断するために頭部MRI検査が有用です。症状に応じて検査を行います。つまり、痙攣には脳波、聴力障害には聴力検査、視力障害には視力検査を行います。遺伝性の小頭症の診断には遺伝子検査を行います。
感染症感染症の診断には特徴的な症状や血液検査が有用です。
各感染症の詳細はそれぞれの疾患基本情報を参照ください。

https://medicalnote.jp/diseases/%E9%A2%A8%E7%96%B9

https://medicalnote.jp/diseases/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87

https://medicalnote.jp/contents/170202-004-AQ

 

治療

小頭症には根本的な治療はありません。
随伴する症状に応じて治療を行います(痙攣に対して抗痙攣薬など)。

【予防】
遺伝性の小頭症には予防法はありませんが、妊婦の感染症予防のため、サイトメガロウイルス・トキソプラズマ・ヘルペスウイルス・梅毒・パルボウイルスに未感染の妊婦の方はこれらの感染症の患者さんに接触しないように注意が必要です。 また、輸血、性行為でも感染したという報告があります。
ジカ熱予防のためには流行地域への渡航自粛、流行地域から帰国後の性交渉を控えるあるいはコンドームを使用する、蚊に刺されないための工夫が必要です。

https://medicalnote.jp/contents/160415-030-NJ

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