概要
本態性低血圧症とは、慢性的に低血圧の状態が続く慢性低血圧のなかでも、低血圧となる原因が特定できない場合を指します。一般的に収縮期血圧が100mmHg未満の状態を低血圧症と呼びます。
原因
低血圧の原因となるような病気が特定できない場合に本態性低血圧と診断されます。そのため、はっきりとした原因はわかっていません。
検査・診断
低血圧の原因となり得る病気の有無を調べる検査を行います。
血液検査
貧血の程度を調べるほか、血圧を低下させるような副腎や甲状腺、下垂体の異常がないかを検索します。
心電図検査・心臓超音波検査
血圧低下をきたすような心臓機能の異常、不整脈の有無などを調べます。
頭部CT・MRI
脳や脊髄などの神経疾患による低血圧を検索することができます。
治療
無症状の場合、一般的には治療の必要はありません。症状がある場合は、食事、睡眠のリズム、適度な水分・塩分摂取を行うなどの生活習慣の改善をおこなったり、薬による治療をおこなったりします。
医師の方へ
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関連の医療相談が3件あります
低血圧でベッドから起き上がらない状態に
体調が悪く病院に行ったところ、 ・熱はなし ・血圧(下36・上68) 過労による血圧低下で不調と言われました。直近は寝不足と仕事の忙しさが続いていて、疲れ気味です。 低血圧は問題無いのでしょうか? 他の病気の疑いや、他の病院に診察に掛かるべきでしょうか? 改善や気をつけるべきことはありますか?
低血圧と脈が早い
朝起きたときは血圧と脈が102/70 87、92/68 88、95/71 85などとなっています。 上記日以外も脈は基本的に90前後です しかし、仕事に行く直前(14:30~23:00の午後勤)や その帰宅後に肉体的なものではない変な疲れを感じ、 測ると105/83 107など脈がとても早くなっています。 ①低血圧と脈が早いことに因果関係はあるのでしょうか ②低血圧状態が続くことによる体への負担はないのでしょうか ③頻繁に脈が早くなることに対する体への負担はないのでしょうか 補足:前職(昨年4月から8月:手術室清掃業務)の間に、立ち仕事や上司や会社の人からの精神的負担からかはっきりは不明ですが、真っすぐ歩けているのにそんな気がしなくフラフラするという症状になり、薬を服用していました。 退職後は療養を経て、今年1月から現在の会社(SES未経験インフラエンジニア)に転職しました。 1・2月の研修期間中は食事が喉を通らなくなったり、夜中にできていないことを思い出し何度も起きたり、研修に行きたくない気持ちに苛まれていました。 3月からの配属後も精神的しんどさからか睡眠薬を大量に飲みたいと思ったり、車に引いてほしいやがんになりたい、会社が倒産すればいいのになどと考えていました。 最近は多少落ち着きましたが、OJT役の人の煽りや同僚から話しかけられることにしんどさを感じています。
血圧が低い
血圧が低いです。94/48です。 特に身体に問題がある訳ではありませんが、正常値に戻す努力などした方が良いのでしょうか?
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