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気管支喘息
気管支喘息は、気管支(気道)の粘膜に慢性的な炎症が起きる病気です。気管支の内側が狭くなり、外部からのさまざまな刺激に対して気管支が過敏になってしまった結果(この状況を「気道過敏性の亢進」と呼びま...
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肺

気管支喘息きかんしぜんそく

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更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
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2017 年 04 月 25 日
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概要

気管支喘息は、気管支(気道)の粘膜に慢性的な炎症が起きる病気です。気管支の内側が狭くなり、外部からのさまざまな刺激に対して気管支が過敏になってしまった結果(この状況を「気道過敏性の亢進」と呼びます)、咳や痰・呼吸困難・喘鳴などの症状が起こり、それを慢性的に繰り返します。
お子さんから大人まで幅広い年齢層の方が気管支喘息を発症します。気管支喘息の治療方法については、個々人の発作の頻度や強さによって異なります。すなわち、発作の頻度が少なくて、程度も軽い咳といった場合であれば適宜気管支拡張薬を使用します。しかし、症状の頻度が多く、夜間の睡眠もしばしば障害されるようであれば、ステロイドを始めとした治療薬を使用することになります。


より詳細には、こちらの記事を参照下さい。
https://medicalnote.jp/contents/150728-000002-ZOMRQQ

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原因

気管支喘息は、気管支の粘膜に慢性的な炎症が生じる病気です。気道の粘膜には好酸球やリンパ球・マスト細胞・好塩基球・好中球といった白血球を中心とした細胞が集まっていますが、気管支喘息を発症するとこれら炎症細胞がアレルギー反応を引き起こし、喘息発作を発生させます。


気管支喘息はアトピー型と非アトピー型に分類することができます。
アトピー型は、ダニやカビ、ペットの毛やフケなどのアレルゲンを空気と一緒に吸い込むことが原因となり、気道粘膜に炎症を起こすタイプです。成人の患者さんの約60%および子どもの患者さんの約90%はこちらのアトピー型といわれています。なおアトピー型とはIgE抗体と呼ばれる抗体を産生しやすい体質のことを指しており、IgE抗体はアレルギー体質と深く関係している抗体です。
一方、非アトピー型はウイルス感染などが主な誘因で起こります。こちらはアトピー型と違い、アレルゲンを特定することができません。しかし気道で起こっている炎症はアトピー型と基本的に同じです。このタイプの気管支喘息は成人に多いです。
気管支喘息を引き起こす原因としては、先に挙げたダニやハウスダスト、ウイルス感染、運動、タバコ、ストレス、気候や気温の変化、ペットの毛などがあります。気管支の壁に炎症細胞が存在しており、何かしらの刺激に対して過敏になっている気管支喘息(気道過敏性の亢進と呼びます)では、こうした誘因に暴露されることをきっかけとして喘息症状が誘発されることになります。発作が誘発されると、気管支粘膜がむくみ筋肉が収縮する結果として、空気の通り道が狭くなります。
その他特殊なタイプの喘息として、「アスピリン喘息」もあります。これはアスピリン(アセチルサリチル酸)を含む痛み止めを飲むことによっておこる喘息発作です。
成人喘息の約1割がアスピリン喘息であると考えられており、重症化しやすいことも知られています。


より詳細には、こちらの記事も参照下さい。
https://medicalnote.jp/contents/150728-000002-ZOMRQQ
https://medicalnote.jp/contents/150728-000006-UYVFNS
https://medicalnote.jp/contents/150331-000004-LNJGBO

症状

症状としては、呼吸困難を伴い、咳が出ます。就寝後、咳や息苦しさで目が覚める、あるいは朝方に咳が出て目が覚めることが多いというのも気管支喘息の特徴です。その他運動した直後や笑った後に咳が誘発されることもあります。喘息の程度が強くなると夜間就寝中や朝方以外にも、安静時であっても咳や喘鳴の症状が出現します。最近は咳喘息と呼ばれる、咳がよく出るタイプの喘息が多くみられます。咳喘息は喘息の症状の亜型のひとつで、咳は出るものの呼吸機能は正常で、呼吸困難と喘鳴のない、非常に軽症な喘息といえます。しかし、咳喘息の方が気管支喘息になってしまう場合がありますし、その逆が起こることもあります。


より詳細には、こちらの記事も参照下さい。
https://medicalnote.jp/contents/150331-000006-AKTTEN

検査・診断

気管支喘息では、年齢や症状に合わせてさまざまな検査が行われます。これは、年齢によって原因が異なっていたり、検査によっては患者さんの協力が必須なものがあるためです。気管支喘息ではスパリロメトリーと呼ばれる検査が行われることがありますが、この検査を通して精一杯大きく呼吸をしたときに、一秒当たりどの程度の空気を吐き出せるかを調べます。気管支喘息を発症していると、気道が狭くなっており、空気を吐き出す量が減ってしまっていることが確認されます。より簡便にはピークフローメーターと呼ばれるものが使用され、喘息コントロールのよし悪しの判断に活用されます。
また、気管支喘息では血液検査を通してアレルギー体質について調べることがあります。IgEを測定したり、どういったものに対してアレルギー反応を来しやすいのかアレルゲン検索を行ったりします。場合によっては皮膚反応テストを行うことがあります。
気管支喘息は気道の過敏性を基礎に有していますので、このことを確認するために気道過敏性試験と呼ばれる検査が行われることがあります。喘息発作を来すことが知られている薬を実際に負荷し、発作の出現様式を調べる検査になります。


その他、こちらの検査も参照下さい。
https://medicalnote.jp/contents/150728-000003-NJBUUQ
https://medicalnote.jp/contents/150331-000005-NUJYOT
https://medicalnote.jp/contents/150331-000009-OGUHTU

治療

喘息の治療薬は「長期管理薬」と「発作治療薬」に分けられます。長期管理薬はコントローラー、発作治療薬はリリーバーとも呼ばれます。
長期管理薬とは、喘息の気道過敏性を抑制し咳や呼吸困難の発作が生じないように気管支の状態を保つことを目的とした薬です。代表的には吸入ステロイド薬であり、小さいお子さんであっても使用できるように薬形が工夫されているものもあります。その他、ロイコトリエン拮抗薬と呼ばれる薬もこのタイプの薬です。
発作治療薬とは、実際に発作が生じているときに自覚症状を改善させるために使用される薬であり、より即効性の高い薬です。吸入薬として使用されることもありますし、貼り薬のタイプもあります。
最近では、吸入ステロイド薬(ICS)に長時間作用型の気管支拡張剤(β2刺激薬)を組み合わせた配合剤が長期管理薬として開発されています。


長期管理薬を基本として駆使しながら、喘息の発作が生じないような状態にコントロールすることが喘息治療の目標になります。喘息治療では、発作の頻度が数か月に1回といった程度であれば、発作が生じたときに適宜吸入薬を使用する対応方法がとられることがあります。しかし発作の頻度が多い場合には、適宜長期管理薬の量や種類を増やしながら症状が出現しないように治療介入の程度をステップアップさせます。


より詳細には、こちらの記事を参照下さい。
https://medicalnote.jp/contents/150728-000003-NJBUUQ
https://medicalnote.jp/contents/150728-000005-TPPNPX
https://medicalnote.jp/contents/150331-000008-HOPQNB

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