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甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって、さまざまな症状が現れた状態です。具体的には、脈が速くなる、疲れやすくなる、眼球が前方に突出して目が大きくみえるなどの症状がみら...
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甲状腺機能亢進症こうじょうせんきのうこうしんしょう (別:バセドウ病)

更新日時: 2018 年 07 月 05 日【更新履歴
更新履歴
2018 年 07 月 05 日
内容を更新しました。
2017 年 04 月 25 日
掲載しました。
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概要

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって、さまざまな症状が現れた状態です。具体的には、脈が速くなる、疲れやすくなる、眼球が前方に突出して目が大きくみえるなどの症状がみられます。

甲状腺機能亢進症は、バセドウ病やTSH産生腫瘍などによって起こります。女性に多い病気であり、10〜20人に1人発症すると報告されています。

原因

甲状腺機能亢進症は、体内の甲状腺ホルモンが過剰になってしまうことを原因として発症します。体内の甲状腺ホルモンが過剰になる原因は病気によって異なります。

バセドウ病

甲状腺を刺激するタイプの自己抗体が産生されてしまった結果、常に甲状腺ホルモンを分泌するような刺激が入り、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることが原因です。

TSH産生腫瘍

脳の一部である下垂体に、TSHと呼ばれる甲状腺刺激ホルモンを過剰に分泌する腫瘍ができたことによって、TSHが甲状腺を刺激し甲状腺ホルモンの分泌を促したことが原因です

薬剤性

甲状腺ホルモンを含む薬剤を誤って過剰に摂取することにより、甲状腺機能亢進症の症状が現れます。

症状

甲状腺ホルモンが過剰に働くことと関連したさまざまな症状が現れます。具体的には、以下が挙げられます。

  • 疲れやすい
  • 動悸がする
  • 汗が多くなる
  • 手足がふるえる
  • 体重が減る

など

甲状腺ホルモンが多い状況は、常時小走りをしているような状態に類似しています。そのため、階段をあがる、走るなどの運動負荷によって疲れが大きく症状が助長されやすくなります。

甲状腺機能亢進症が長期間持続すると、眼球が前のほうに突出してくるようになり、目が大きく見えることもあります。また、原因によっては甲状腺が常時刺激されているため、甲状腺が大きくなり首が腫れてみえるようになることもあります。

そのほかにも、手足の力が急に入りにくくなったり、心房細動という不整脈を起こすことで脳卒中の発症につながったりする可能性もあります。

検査・診断

血液検査や超音波検査、ラジオアイソトープ検査などが行われます。血液検査では、甲状腺ホルモンに関連した種々のホルモンを測定します。超音波検査では甲状腺の大きさ、血流、腫瘍の存在などを確認します。

ラジオアイソトープ検査では、甲状腺そのものがどの程度活発に働いているかを評価します。さらに、脳の下垂体(かすいたい)を評価するため、CT検査やMRI検査といった画像検査を行うこともあります。

治療

甲状腺以外に根本的な原因がある場合には、根本的な治療方法が検討されます。たとえば、下垂体からのTSH分泌が亢進している場合には、病気の原因は下垂体にあるため、下垂体に対する手術を行うことになります。

甲状腺自体に直接の原因がある場合、甲状腺の機能を直接的に抑え込むための治療方法が選択されます。具体的には、内服薬、ラジオアイソトープ治療、手術療法です。

治療効果の確実性や速効性、妊娠期間中・授乳中における児への影響、副作用などそれぞれの治療方法にメリットとデメリットがあります。年齢や妊娠出産の希望の有無、症状の強さなどを加味しながら治療方法を慎重に選択することになります。

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