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Brain
脳卒中
脳卒中とは、脳の血管がトラブルを起こす病気です。脳卒中は大きく脳出血・脳梗塞・くも膜下出血に分類されます。脳梗塞は脳血管が「詰まる」のに対して、脳出血とくも膜下出血は脳血管が「破れる」という違い...
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脳
更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

脳卒中とは、脳の血管がトラブルを起こす病気です。脳卒中は大きく脳出血・脳梗塞・くも膜下出血に分類されます。脳梗塞は脳血管が「詰まる」のに対して、脳出血とくも膜下出血は脳血管が「破れる」という違いがあります。

脳卒中はがん、心臓病に次いで日本人の死因第3位で、以前と比べれば順位が下がっていますが、患者数はまだ多く、日本人にとって重大な問題であることには変わりありません。

原因

脳卒中は、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の3種類に分類可能できます。

脳梗塞

脳梗塞は、脳血管が詰まってある領域に血液がいかなくなることで、その部分が死んでしまい障害が出ることをいいます。脳梗塞は血管の詰まり方によって太い血管の内側に血栓が生じるアテローム血栓性梗塞、細い血管が詰まるラクナ梗塞、そして心臓でできた血栓が血流に乗って脳の血管に詰まる心原性塞栓症と、さらに細かく分類できます。

脳出血

脳出血では、脳の中にある小さな血管が切れる・破れるなど出血を起こすことで脳機能が傷害された状態です。脳出血では出血部位に応じて5つに分けられ、症状や治療方針がそれぞれ異なります。

くも膜下出血

くも膜下出血は脳動脈瘤と呼ばれる血管の異常が破けて、脳の溝や表面に血液が溢れてしまった状態です。脳動脈瘤以外の病変が原因になることもあります。

症状

脳卒中の主要な症状は、以下の5つです。

  • 片方の手足・顔半分のまひ・しびれが起こる
  • ろれつが回らなくなる、言葉が出なくなる、他人の言うことが理解できなくなる
  • 力はあるのに立てなくなる、歩けなくなる、フラフラする
  • 片方の目が見えなくなる、物が二つに見えるようになる、視野の半分が欠ける
  • 経験したことのない激しい頭痛がする(くも膜下出血の場合)

いずれも突然起こること、そして麻痺(まひ)やしびれが体の片側にあらわれることが特徴です。脳卒中を起こした場合、これらの症状のうち、ひとつだけが現れることもあれば、いくつかの症状が重なって現れることもあります。ご自身や周囲の方々にこのような症状が出た場合には、可能なかぎり早く医療機関の受診を検討ください。

検査・診断

脳卒中が疑われる場合、頭部MRI・脳MRIなどの画像検査を実施します。頭部CT検査では、CT画像で白い部分(出血部位)、黒い部分(梗塞部位)やむくみがあるのか確認します。白い部分があれば手術が必要か検討、黒い部分がみられれば脳MRIを実施して、さらに詳しく調べます。その際、梗塞血管がつまっている部位を具体的に調べるため、脳血管撮影を行うこともあります。

治療

脳卒中が疑われる場合には、可能なかぎり早く医療機関を受診することが重要です。

脳梗塞

脳梗塞に対する外科的療法として、発症してから4.5時間以内の患者さんのみに行えるt-PA静注療法という治療法や、発症後すぐに実施するカテーテルを使った血栓回収療法などがあります。

また、内科的なアプローチとして以下の方法があります。

  • 点滴や飲み薬による脳血流改善
  • 血栓をできにくくする抗凝固療法、抗血小板療法
  • 脳梗塞後に脳内で発生する活性酸素などの有害な物質を除去して脳の障害を予防する脳保護薬

など

脳出血

脳出血の場合、出血量が少なければ高血圧の是正や脳の腫れを抑える薬による保存的な治療を行います。一方で、出血量が多く生命に危険が及ぶ場合には、手術で血腫をとることもあります。

くも膜下出血

くも膜下出血の治療では開頭手術を実施して、血管の瘤が再び破裂しないよう金属性のクリップで挟んだり、血管内カテーテルを使って瘤の中にコイルをつめたりします。

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