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腟トリコモナス症
腟トリコモナス症とは、腟トリコモナス原虫(Trichomonas vaginalis)が腟内に定着することでおきる感染症です。 他の性感染症と異なり、中高年の方にもしばしばみられるなど感染...
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腟トリコモナス症ちつとりこもなすしょう

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

腟トリコモナス症とは、腟トリコモナス原虫(Trichomonas vaginalis)が腟内に定着することでおきる感染症です。

他の性感染症と異なり、中高年の方にもしばしばみられるなど感染者の年齢層が非常に幅広いのが特徴です。腟トリコモナスは性行為以外の感染経路があることが知られており、性交経験のない女性や幼児にも感染者がみられます。潜伏期間は10日前後といわれています。

原因

トリコモナスの感染経路は、他の性感染症と同じように性行為やオーラルセックス、アナルセックスですが、オーラルセックスでの感染のリスクは低いといわれています。腟トリコモナス症は性感染症のなかでも、パートナー間で感染を繰り返す「ピンポン感染」を頻繁に起こします。自分だけ治療をして完治したとしても、トリコモナスに感染したままのパートナーと性行為を行うと再び感染してしまいます。

ごくまれにですが腟トリコモナス症は、トリコモナスに感染している母体から胎児や新生児へと感染する「垂直感染」が報告されています。

その他、浴槽・下着・タオル・便器などに触れる機会があれば感染することが知られています。このことから、トリコモナスは性交経験のない女性や乳児にも感染する可能性があると考えられます。

症状

帯下の異常(泡状で黄白色のおりものが増える)、腟壁の発赤や子宮腟部の溢血性点状出血などがあれば腟トリコモナス症を疑いますが、約10~20%は無症候性感染(感染していても症状がない)であるといわれています。

検査・診断

腟トリコモナス症の診断で一般的に行われている方法は、腟分泌物を採取して、スライドグラス上で生理食塩水と混ぜ、顕微鏡でトリコモナス原虫の活動を観察します。

また、症状などから臨床的に腟トリコモナス症を疑われるものの、顕微鏡で確認できない場合は、トリコモナス専用培地を用いた培養法を行います。

治療

腟トリコモナス症の治療に使用される薬剤は5-ニトロイミダゾール系の薬剤であり、メトロニダゾールとチニダゾールがありますが、前者が一般的です。メトロニダゾールの経口薬250mgを1日2錠10日間の内服を行います。投与日数は10日間程度とし、追加治療が必要な場合には1週間程度期間をあけます。パートナーにも同時期に同様の治療を行うのが原則です。

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