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ED
EDとは、男性の性行為において十分な勃起(ぼっき)が得られないか、または維持できないために満足な性行為を行えない状態のことです。以前はインポテンスと呼ばれましたが、差別的であることから勃起障害、...
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ED(いーでぃー)

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

EDとは、男性の性行為において十分な勃起(ぼっき)が得られないか、または維持できないために満足な性行為を行えない状態のことです。以前はインポテンスと呼ばれましたが、差別的であることから勃起障害、ED(Erectile Dysfunction)と呼ばれるようになりました。

日本での勃起障害患者数は約1,000万人以上いると推計されており、約30%の夫婦においてEDの経験があると回答しています。またEDが男性不妊のひとつであることも判明してきました。

原因

EDは大きく分けて、下記3つに分けられます。

  • 心理状態によって勃起できるときと勃起できないときがあるもの(心因性)
  • 体の何らかの病気が原因となって勃起できなくなるもの(器質性)
  • 上記2つの特徴を合わせ持つもの(混合性)

心因性勃起障害

自慰(じい)行為における勃起は可能であっても性行為のパートナーとなる女性との関係がうまく作れないような場合、また極度の緊張に陥ってしまうために勃起不全となるようなケースです。この障害に陥る原因としては、過去に性行為において失敗した経験がトラウマとなって性交に対する不安が生じたり、パートナーとのトラブルが生じたり、妊娠と子作りのためにかかるプレッシャーが生じたり、といったことが挙げられます。

器質性勃起障害

下記のような勃起に至るまでの一連の流れのどこかに何らかの病気が生じることによる勃起障害です。

(1)脳が性的刺激を受けて活発になる
(2)脊髄(せきずい)を通る副交感神経を経て陰茎の血管が拡がる
(3)陰茎の血流が増えて勃起する

具体的には、脊髄損傷や脳血管障害などの神経の損傷、糖尿病や外傷などによる血管の損傷、包茎や尿道の奇形(陰茎の異常)などが挙げられます。

混合性勃起障害

器質性勃起障害で述べたような何らかの病気が原因となって勃起障害が生じるだけでなく、勃起障害が原因となり性交に関する不安やトラウマが生まれてしまうことでさらに勃起障害が助長されるようになります。

症状

EDの症状は、性交の際に常に勃起が起こらない重度のものから、ときどき、または状況に応じて勃起が起こらないものまで、原因や分類に応じてさまざまなものがあります。このような勃起障害は性交を完了することができないため男性不妊の原因になったり、または心理的なストレスから抑うつや不安に陥ったりすることもあります。

検査・診断

EDの診断と原因の特定には、患者さんが経験してきた性交の際の状況、そして性交に対する意識や心理的な問題を問診や質問紙で詳しく伺うことが重要です。そのうえで、器質的な原因として何らかの病気が潜んでいないかどうかを調べるために、血液検査や画像検査、身体診察などを行います。

また、特殊検査として専門医のもと、夜間勃起現象の評価を行うため、リジスキャンプラス™を行ったり、血管性EDの鑑別のため、プロスタグランジンE1の海綿体注射を行ったりすることがあります。

治療

EDに対する最初の治療として用いるのは、シルデナフィルに代表されるED治療薬です。心因性、器質性、および混合性のいずれに対しても一定の効果があることがわかっています。ほかに、陰茎の血流が増えて陰茎が固くなるために重要な、陰茎の血管の拡張を促す効果のあるプロスタグランジンという薬を陰茎に注入する方法がありますが、同薬剤は診断薬として保険診療可能ですが、治療薬としては認可されておらず、専門医のもと慎重に用いられる必要があります。

さらに、性交の直前に陰茎に陰圧をかけて膨らませ、ペニスの根元をバンドで締めて勃起を持続させるという方法もあります。また、他の治療が無効であった場合、プロステーシスという、勃起補助器具を陰茎に埋め込む手術を行うこともあります。

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