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心臓超音波検査とは?(心エコー)どんなことがわかる検査か
心臓の検査といわれると、どんな検査が行われるのか心配になりますよね?痛い検査なのか、どのくらい時間がかかるのか、どんな病気がわかるのか。ここでは心臓の超音波検査の流れと、診断できる病気について説...
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心臓超音波検査とは?(心エコー)どんなことがわかる検査か

公開日 2016 年 01 月 14 日 | 更新日 2017 年 09 月 26 日

心臓超音波検査とは?(心エコー)どんなことがわかる検査か
メディカルノート編集部 [医師監修]

メディカルノート編集部 [医師監修]

心臓の検査といわれると、どんな検査が行われるのか心配になりますよね?痛い検査なのか、どのくらい時間がかかるのか、どんな病気がわかるのか。ここでは心臓の超音波検査の流れと、診断できる病気について説明します。

どんな人が心臓超音波検査を勧められるのか?

心臓の疾患が疑われているほぼすべての人に対して、心臓超音波検査は行われます。この検査方法は、体の負担なしで心臓の形や働きといった多くの情報を得られる検査だからです。

しかし、超音波検査で心臓のすべてがわかるわけではありません。例えば、心臓を動かしている電気の流れは、超音波検査ではわかりません。

他にも心臓を栄養している冠動脈の状態も、超音波検査で推測することは出来ても、確定診断まですることはできません。冠動脈の病気である狭心症心筋梗塞はが疑われるときには、血管の状態を詳しく調べることが可能なCTの造影検査や、心臓カテーテル検査が必要になることもあります。

心臓超音波検査とはどんな検査?

心臓超音波検査は、心エコーと呼ばれることもあります。機械から超音波と呼ばれる高い周波数の音を出し、その反射で臓器の形や質を見る検査方法です。さらにこの心臓超音波検査では、心臓の中を動く血液の流れも見ることができます。レントゲン撮影と異なり被曝することがないため、繰り返し検査しても体への悪影響がない安心な検査方法です。

心臓超音波検査の目的は2つあります。1つは心臓の形態を見るものです。心臓のそれぞれの部位(心房・心室)の大きさや壁の厚さ、弁の形などを見ます。2つ目は心臓の働きを見るものです。心臓は全身へ血液を送り出し、全身からかえってきた血液を受け取ります。また別に肺に血液を送り、酸素をいっぱい含んだ血液を受け取ります。この心臓のポンプ機能が不十分となるのが「心不全」になります。

超音波はリアルタイムで心臓の動きを見ることができるので、心臓の壁は適切に収縮しているか、弁の開閉は問題がないかも心臓が拍動したままで見ることができます。

またカラードップラー法という、血流に色をつけた加工を行うことで、十分な血液が送り出されているか、または逆流していないかなども調べることができます。

さらにPW法、CW法と呼ばれる検査方法では、心臓を流れる血液の流速や血圧の差も推定できます。

心臓超音波検査方法のながれ

心臓超音波検査を行うときには、服をまくり上げて上半身の肌を露出します。心臓の動きを見るために手足に心電図をとる電極をつけます。心臓は胸の中心から左側にあるので、その部分にゼリーを塗って機械を当てて検査をしていきます。

検査中に見えにくい場所などがある場合には、息どめや体の向きを変えるなどして調節しながら検査をすることもあります。

検査内容にもよりますが、検査に必要な時間は20~30分程度です。

心臓超音波検査でわかる病気

心筋梗塞

心臓の壁の動きを見ます。心筋梗塞を起こした部位は他の部位と比べて動きが悪くなっています。また、心筋梗塞を発症してから時間がたつと、壁が薄くなるといった変化を確認することもあります。

弁膜症

心臓には4つの部屋があり、それぞれに血液が逆流しないようにするための弁がついています。この弁がうまく動かないのが弁膜症と呼ばれる病気です。

この弁膜症には血液が逆流するものと、弁が開きにくくなる狭窄があります。弁膜症の方には、カラードップラー法と呼ばれる検査方法で血液の向きを確認、また血流の速度を測定することで、軽度から重度といった弁膜症の程度を評価することができます。

心不全

心臓のポンプ機能が落ちている状態です。血液を送り出せない部分に血液が溜まるため、心臓の大きさが大きくなります。今日ではポンプ機能は低下していないものの、心臓の拡張する力が低下する「拡張不全」も心不全に数えられます。こちらもその程度を知ることができます。

心筋症

心筋症にはいくつか種類があります。そのなかで代表的なものは、肥大型心筋症拡張型心筋症です。

肥大型は心臓の壁が分厚くなり、場所によってはそのことで血流が妨げられます。拡張型は心臓の筋肉の力が低下してポンプ機能も低下し、それを補うために心臓が大きく変化するもので、徐々に進行しやすい病気です。

また心臓の筋肉が厚くなる原因で一番多いものは高血圧によるものです。こちらも計測して知ることができます。

先天性心疾患

生まれつき心臓に形態異常がある場合も、超音波検査でわかります。代表的なものは心房中隔欠損症や心室中隔欠損症といった、心臓の中を分けている壁に穴が開いている病気です。この場合は通常見られない血流の流れが超音波で見られます。

 

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