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編集記事

公開日 : 2016 年 01 月 22 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

経食道超音波検査とは?(経食道心エコー)方法や注意点についても

経食道超音波(エコー)検査とは一体どんな検査の事を言うのでしょう?

心臓を検査する方法にはいくつかありますが、「経食道超音波検査(経食道心エコー)」は心臓の裏側である食道(心臓のすぐ背中側)から観察していくという検査方法となります。

胸の上にあてて表から心臓の様子を観察する通常の心臓超音波検査(経胸壁超音波ともいいます)と反対に、この経食道超音波検査では心臓を裏側から観察します。そのため通常の検査では見えない部位を観察できたり、心臓の状態をより詳細に検査することが可能となります。

今回はこの検査で調べることができる病気や具体的な検査方法、注意事項などについてご紹介します。

どんな疾患を調べることができるか?  

経食道超音波検査をすることによって、心臓内に血栓が有るか無いか、また心臓の弁の動きや形態、そして大静脈の大きさやその形などを調べることができます。

例えば脳梗塞の原因の一つは、心臓の主に「左房」で形成された血栓が、血流に乗って脳に飛んで行くことが挙げられます。これは心房細動という不整脈に代表されますが、もっと稀ではあるものの心臓にできた腫瘍(やはり左房に多い)により引き起こされる例も報告されています。

血栓が一番できやすい左心耳と呼ばれる部分をはじめ、心臓の一番裏側に位置する左房はエコーを用いても体表から観察しにくい部位です。ですので血栓形成が疑われる際には、心臓を表からだけでなく裏からも検査する必要があり、経食道超音波検査の出番となります。

検査の手順について  

食道から超音波(エコー)を使って心臓を裏側から観察する検査となります。この検査は超音波を出す1cmほどの胃カメラのような管を飲み込んでもらうので、胃カメラを飲む感じというとわかりやすいかと思います。

嘔吐反射(異物を飲み込んだ時の吐きたくなるような感覚)を無くして管をするっと飲み込めるようにするために、この検査は喉に麻酔をかけた状態で行われます。喉の麻酔に使われるのは水飴のように粘度の高いもの、スプレータイプのものがあります。しかし麻酔の効き具合が悪い場合には催眠鎮静剤の点滴が行われる場合もあります。

検査自体はカメラが動かしやすいように左横向きに眠った状態で検査を行われます。検査は麻酔をかけた状態、もしくは催眠鎮静剤を使用した状態で行わるので、あまり苦痛を感じることのない検査といわれています。

検査上の注意点など  

検査所要時間は大体30分程度となります。検査をする際の注意点は「検査前」と「検査後」に分けていくつかご紹介します。

①検査前の注意点  

胃カメラ検査と同様、管を飲み込む時に胃に内容物があると嘔吐反射を起こした際に、誤嚥や窒息の恐れが出てしまいます。そのため、一般的に食事は検査の6時間前までに済ませす必要があります。水分を摂るのが出来るのは4時間前までとなります。(受診する医療機関毎に異なることもあります。)また義歯をされている方は検査前に外しておくようにしましょう。

催眠鎮静剤を使用することもあるため、検査時には同伴者の付き添いが必要になります。

②検査後の注意点   

催眠鎮静剤を使用することもあるので、検査後は眠気やふらつき、意識が朦朧とする事があります。検査後はこうした症状がなくなるまで、十分に休憩をしてからの帰宅をお勧めします。同じ理由から車の運転は絶対に避けてください。

喉に麻酔を使用するため、検査後にも少し麻酔が残っている可能性があります。喉の麻酔が効いていると、いつものように飲み込めない状態です。むせこんでしまうと肺炎の原因にもなることもあります。麻酔は2時間ほど持続しますので、麻酔が切れるまで飲食はしないで唾や痰は吐き出すようにしてください。検査後2時間ほどして麻酔が切れてきたと感じたら、少しだけ水を飲んでみて、違和感なく呑み込めるようでしたら飲食をしても大丈夫です。  

おわりに

この経食道超音波検査では、心臓の状態を詳細に調べる事が出来ます。心臓に病気を抱える方々にとってはとても効果的な検査としてとらえることができるのではないのでしょうか。

 

 

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