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公開日 : 2016 年 08 月 03 日
更新日 : 2017 年 08 月 18 日

皮膚科で行うシミ治療とは? 皮膚科医に聞くシミの基礎知識とその種類

年齢を重ねるにつれ増えていく顔のシミ。最近ではシミを治療することも珍しくなくなってきていますが、一言で「シミの治療」といってもその中身は実に様々です。シミの治療は基本的に自由診療となりますが、肝斑へのトラネキサム酸内服治療など保険診療が適用されるものも一部あります。最新のシミ治療についてはなふさ皮膚科の花房火月(はなふさひづき)院長にお話をうかがいました。

※今回は
【はなふさ皮膚科 三鷹院】
【はなふさ皮膚科 国分寺分院】
【はなふさ皮膚科 久我山院】
【はなふさ皮膚科 新座院】
を取材させていただきました。詳しくは各クリニック名をクリックへ

老人性色素斑、肝斑、そばかす…シミの種類

一言でシミといっても実は様々な種類のシミがあります。種類により治療法が全く異なるばかりか、時には治療が逆効果になってしまうケースもあります。そのため、まずはそのシミがどのようなタイプのシミなのか、しっかりとした診断を行うことが重要です。ダーモスコピーを用いて皮膚に分布するメラニンという色素や毛細血管の状態を調べたり、シミの分布の様子も手がかりとして診断します。

シミには以下のような種類があります。

  • 老人性色素斑
  • 肝斑
  • 脂漏性角化症(老人性いぼ)
  • そばかす(雀卵斑)
  • ADM(あざ)
  • 炎症後色素沈着

最も数が多いのは老人性色素斑と肝斑です。この2種類は同時に発生しやすいのですが、下記に述べるように治療法が真逆であり、実はこれが日本人のシミが治りにくい一つの原因となっています。つまり、最初の診断が非常に重要で、診断を誤ることのないようトレーニングを受けた皮膚科医の診察を受ける必要があります。

代表的なシミ、老人性色素斑と肝斑の特徴と治療法

老人性色素斑

老人性色素斑は最も代表的なシミですが、実はこの正体は角化細胞(皮膚の表面を覆う細胞)の良性腫瘍なのです。角化細胞が紫外線に当たるとDNAに異常をきたし、良性腫瘍化します。そのため日光に当たりやすい部位、特に顔や手の甲、腕などに多く発生します。老人性色素斑という名前の通り、60代以上では必ず発生するものですが、20歳頃から発生する方もいます。

腫瘍なので一番の治療はレーザーで破壊・除去することです。特にお勧めなのが、「Qスイッチアレキサンドライトレーザー」で、Qスイッチレーザーであれば一回で取り切ることが可能です。

レーザーを使いたくない方は、「トレチノイン・ハイドロキノン療法」という方法で薄くすることも可能です。また、「フォトセラピー」という方法もあります。フォトセラピーは濃いシミを薄くするのに利用される治療法で、肌へのダメージが少ないという特徴があります。

肝斑

肝斑は老人性色素斑と異なり腫瘍ではありません。皮膚への摩擦、紫外線、女性ホルモンが原因でメラノサイトが過剰産生することにより発生します。このメラノサイトは、妊娠中にも増えます。30代〜60代の女性にみられ、頬や目の下、額などに左右対称に薄茶色のシミとして現れます。一般的なレーザーを肝斑に照射するとメラノサイトが活性してしまうため、逆効果になります。だからこそ、最初に老人性色素斑と肝斑を見分けることが重要なのです。

肝斑の治療には、まず1年~1年半のトラネキサム酸の内服が挙げられます(トラネキサム酸の内服は保険診療となります)。これは約3ヶ月程度で効果が現れます。それ以外の治療法では、ピーリングイオン導入が行われるほか、最近ではレーザートーニング(従来のレーザー治療に比べてより刺激の弱いレーザー治療)が効果的なのではないか、という報告もあります。しかし、決定的なものはなく賛否両論あるのが現状です。

私の見解を述べると、効果が得られてきている印象ではあるのですが、打ち方にコツがあるのもまた事実です。そのため施述する医者の経歴、皮膚科医としてのキャリア、専門医かどうかなど、きちんとしたトレーニング受けているか事前に注意して判断したほうがよいでしょう。

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