S414x320 87fe42a2 7abe 497a b4c0 5276fa537aea

インタビュー

公開日 : 2016 年 11 月 27 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

子どもがかかる病気と治療⑪ さかさまつげ/気道異物/消化管異物/ねんざ/骨折/中毒など

気道異物(きどういぶつ)(異物誤嚥 いぶつごえん)

異物や食べ物が誤って飲み込まれ、気管や気管支にとどまっている状態で、ゼーゼーとした呼吸音が特徴です。自然に出ることが期待できない場合は取り出します。事故予防が大切です。

異物や食べ物が誤って飲み込まれ、気管や気管支にとどまっている状態です。異物はビニール片などが多く、食べ物は枝豆やピーナッツなどが多いです。せきこみやゼーゼーとした呼吸音が見られます。完全に窒息している場合は、背中を叩いたり、おなかを突き上げたりして異物を出しますが、少しでも声が出ている場合はやってはいけません。刺激せずに急いで医療機関へ行きましょう。異物確認のためにレントゲン撮影や、全身麻酔下で内視鏡検査を行い、自然排出が期待できない場合は取り出します。異物となる可能性があるものを子どもの手の届くところに置かない、誤嚥(ごえん)しがちな食べ物を食べさせないといった予防が大切です。

(さいわいこどもクリニック 黒澤照喜先生)

TOPへ戻る

消化管異物(しょうかかんいぶつ)(異物誤飲 いぶつごいん)

誤って飲み込んだ異物が、食道・胃・腸管にとどまっている状態です。症状と何がどこに存在するかを確認したうえで、取り出すかどうかを決定します。事故予防が大切です。

誤って飲み込んだ異物が、食道・胃・腸管にとどまっている状態です。嘔吐、腹痛、ゼーゼーという呼吸音、顔色不良、血を吐くなどの症状が見られます。何がどこにあるかを確認するためにレントゲンを撮ることが多く、硬貨やボタン電池のような金属、ビー玉のようなガラスは写ります。症状や異物のある場所によって、取り出すか排便されるのを待つかを判断します。診察の参考のために、誤飲したものと同じものを医療機関に持参しましょう。異物誤飲は、生後半年以降、行動範囲が広がる時期に、子どもの身近にあるもので起こります。幼児が口を開けたときの最大口径39㎜より小さいものは手の届かない場所に片付けましょう。

(さいわいこどもクリニック 黒澤照喜先生)

TOPへ戻る

ねんざ

ねんざは足首に多く起こりますが、けがによってが伸びたり切れたりする状態で、痛みと腫れが起こります。早く治し、再発を予防するために、RICEと呼ばれる初期治療が大切です。

ねんざとは、関節に無理な力が加わり、関節を支えている靱帯が伸びたり切れたりしている状態です。スポーツのけがで起こることが多く、足首(外くるぶし付近)のねんざが多いようです。ねんざをすると、靱帯に沿って痛みが起こり、周囲が腫れます。早く治し、再発を予防するには、早期に、ねんざで痛めたところを安静にして(Rest)、冷やします(Icing)。腫れを少しでも防ぐために、包帯などで圧迫(Compression)します。患部を下に下げずに高い位置に保っておくこと(Elevation)も重要です。これらの頭文字を取ってR‌I‌C‌E治療と呼んでいます。ほとんどはこの治療で治りますが、靱帯が切れている場合には手術を行うこともあります。

(東京大学大学院医学系研究科 外科学専攻感覚・運動機能医学講座リハビリテーション医学分野 教授 芳賀信彦先生)

TOPへ戻る

気道内異物のページへ

連載記事

関連記事