Medical Noteとは

どなたでもかかれます!国立国際医療研究センター病院 外科(東京都新宿区)の魅力

  • #がん・腫瘍
  • #けが、やけど、その他
  • タイアップ
  • 公開日:2016/12/01
  • 更新日:2017/03/21
どなたでもかかれます!国立国際医療研究センター病院 外科(東京都新宿区)の魅力

皆さんは国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)をご存じでしょうか。国内に6法人8か所ある高度専門医療研究センターのひとつとして、最先端の医療を提供している総合病院です。なかでも外科はがんを中心に幅広い疾患を日々診療しています。そんな国立国際医療研究センター病院 外科の魅力とは何か、国立国際医療研究センター病院 副院長・外科医長の橋本政典先生にうかがいました。

知られざる国立国際医療研究センター病院 誰でも受診できる総合病院

咳をする女性

はしか、デング熱、エボラ出血熱、エイズ。感染症対策は万全!

国立国際医療研究センター病院には「国際感染症センター」や「エイズ治療・研究開発センター」といったエイズなどの感染症の治療・研究に特化したセンターなどがあります。また、施設も「国立国際医療研究センター」と少しものものしい名前です。それらのせいで、当院は「新興感染症など特別な疾患に対応する病院で、普通の病気やけがだとみてくれないのではないか?」と思われる方もいらっしゃると思います。

しかし国立国際医療研究センター病院は総合病院です。いつでもどんな疾患でも診療可能です。また、「国立国際医療研究センター病院で感染症がうつったらどうしよう」という不安を抱かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そのようなことは起きません。あらゆる感染症を扱っているからこそ、感染症に関する診療を含めた診療全般において万全の対策をとっています。一般の治療を希望される患者さんも、安心して来院していただければと思います。

流行している感染症にもいち早く対応

2016年9月ごろに問題になったはしか、これから流行のシーズンを迎えるインフルエンザや小児のRSウイルス感染症などの患者さんの受け入れも行っています。感染拡大を防ぐために、それらの感染の疑いのある時点で一般の方の待合場所とは異なる待合場所を設置して患者さんが過ごす空間をわけるといった取り組みを行っています。待合場所は疾患ごとにわけており、はしかの患者さん専用の待合場所、インフルエンザの患者さん専用の待合場所といったかたちでわけるなどの配慮をしています。

もちろん、各科や救急でも感染拡大を防ぐためのじゅうぶんな対策をとっています。

ほかの国立高度専門医療研究センターではできないさまざまな患者さんの受け入れ

現在日本には国立高度専門医療研究センター(ナショナルセンター、NC)が6つあります。がんを専門に扱う国立がん研究センター、循環器疾患を扱う国立循環器病研究センター、精神・神経疾患領域の国立精神・神経医療研究センター、お産や小児医療を扱う国立成育医療研究センター、加齢に伴う疾患をみる国立長寿医療研究センター、そして総合医療を担う国立国際医療研究センターです。これらのセンターにはそれぞれ病院が併設されています。

国立国際医療研究センター病院以外は各専門の疾患や対象、およびその関連疾患を主に扱っています。しかしそのように専門化が進むことによって、どの国立高度専門医療研究センターでもカバーできない疾患が出てきてしまいます。例を挙げると、肝炎やエイズの患者さん、糖尿病の患者さんなどです。そこで当院ではそれらの疾患を一挙に担っています。

このように様々な問題を抱えていて、他の国立高度専門医療研究センターでは診察することが難しい患者さんを受け入れるためには、幅広くいろんな方が治療を受けられるような仕組み、すなわち総合病院としてあらゆる診療科が高度な医療を提供できる体制が必要です。

国立国際医療研究センター病院 外科の特色 総合病院の強み

外科手術中

総合病院だからできる、合併疾患を抱えた方への治療

当院の強みのひとつは「合併疾患を持つ患者さんの治療実績が豊富」という点です。人はひとつだけの病気にかかるわけではありません。たとえばがん患者さんが糖尿病を患っていたり、肝炎や結核を患っていたりということもあります。

「合併疾患」という特定疾患の専門病院では対応が難しい例を当院で広く扱っています。そのことから当院の外科では単一の疾患であれ合併疾患であれ、どんな疾患もみることができるのです。

がん専門病院と遜色ない「がん診療」

がんの治療であればいわゆる「がんセンター」のほうが優秀な医師がいて最先端の治療を受けられるようなイメージを持つ方も多いことでしょう。しかし国立国際医療研究センター 外科でも最新の機器や専門性の高い医師やその他スタッフをそろえています。そのため、がんセンターなどのがん専門病院と比べても遜色ない治療ができると自負しています。

当院の外科ではがんをみることが多いですが、総合病院の外科であることからどんな疾患も幅広く対応しています。がんのような悪性疾患だけでなく、胆嚢結石症(胆石症)やヘルニア、痔などの良性疾患に対しても数多くの診療実績があります。

外科で取り組むチーム医療

国立国際医療研究センター病院では以前から緩和ケアにチーム医療を取り入れていました。チーム医療を充実させることで入院期間の短縮や、合併症の抑制に貢献できるだけでなく、患者さんにとってより良い治療についてチーム内で協議し体制を整えられます。そのため余裕をもって治療を始められるのです。

合併疾患の場合だと服用している薬が多いと考えられますから、薬剤師との連携で服薬の調整をします。お金の問題など経済的・社会的な懸念事項があれば医療ソーシャルワーカーに相談に乗ってもらうという連携も必要です。薬剤師や医療ソーシャルワーカーのほかにも、看護師、理学療法士や作業療法士などのリハビリスタッフ、歯科医師などの多くの医療従事者がかかわることで患者さんにより最適な医療を提供することができます。

入院時にも、手術が決まって入院する前に外来に一部の説明や診療をシフトして、さらに相談体制を整えたうえで患者さんが心配なくスムーズに入院・治療を受けられるような取り組みをしています。

当院の外科ではチーム医療を推し進めています。高齢の患者さんも多くいらっしゃるため、せん妄(意識障害が起こり、頭が混乱した状態。物忘れ、幻覚、大声を出す、暴力などがみられる)が問題になることがあります。特に上部消化管外科では、その際にチーム医療であらかじめ患者さんにせん妄の症状が起きた際の対策をまとめて対応ができるような取り組みをしています。このように何かしらの問題が起こりうる可能性があるときは、きちんとモニタリングをして対応できるような余裕ある診療を目指しています。

他科との情報共有

合併疾患をもつ患者さんが多いため、治療を進めていくうえで問題がある場合はその患者さんのためのカンファレンスを病棟で行うこともあります。また全体のカンファレンスも行って情報交換・共有をするように努めています。

国立国際医療研究センター病院 外科の周囲の医療機関との連携

診療所や病院との連携はばっちり

当院外科では患者さんの4分の1は東京都外からの患者さんです。しかしそのほかの科では患者さんの9割が病院から3キロ圏内というデータもあるため、近辺の医療機関との連携を重視しています。東京山手メディカルセンター、東京新宿メディカルセンター、大久保病院、東京女子医科大学病院、東京医科大学病院などとの病院同士の連携(病病連携)や病院と診療所の連携(病診連携)にも積極的ですので、退院後のケアなども安心していただけると思います。

もちろん、ほかの地域の医師会ともやりとりをして連携を強めています。やはり連携を深めるためには実際に「顔をあわせる」ことが重要です。講演会などの集まりで他の医師とのコミュニケーションを深め、スムーズに連携できるよう取り組んでいます。

国立国際医療研究センター病院 外科医長としてー橋本先生の思い

国立国際医療研究センター病院橋本政典医師

今後は専門性を高めながら外科全般の診療をより強化したい

今後は各々の分野の専門性を追求したうえで科全体のまとまった連携を維持したいと考えています。患者さんや医師の教育のことを鑑みると、ただ専門性を追い求めるだけでは不十分です。今、国立国際医療研究センター病院 外科では上部消化管外科、下部消化管外科、食道外科、肝胆膵外科、乳腺外科の5つのグループがありますが、心臓血管外科や呼吸器外科などともより一層連携を強化したいと考えています。このように各グループの専門性を高めていくとともに専門グループ同士のつながりを強めて、外科全般の診療のレベルをますます高めていきたいです。

最新の設備、優秀な医療スタッフ。総合病院としての知名度をよりあげたい

320列CTなどの最新の設備、多くの診療実績を持つ優秀なスタッフなど、国立国際医療研究センター病院では患者さんがよりよい治療を受けられる環境を整えています。総合病院としてどんな患者さんでも診療することを信条に、日々診療にあたっています。やむを得ない場合は紹介状なし、予約なしの外来も承っていますので皆さんも気軽に受診していただければと思います。

 

橋本 政典

橋本 政典先生

国立国際医療研究センター病院 副院長、外科医長

国立国際医療センター病院副院長兼外科医長。外科全般の研修を積んだあと、特に乳癌の診療を多く手がけてきた。特に超音波診断を得意とし、またPCを駆使して各種システム作成に力を尽くしてきた。このため論理的に治療戦略が考えられる乳がんの診療や、病院の仕組みづくりに自信がある。現在ではベンダーによる大規模な電子カルテが急速に発達したため、直接システム開発に関わることはなくなったが、日本の電子カルテをあっと驚くほど進化させるべく日々アイデアを出し、陰でベンダーに提供し続けている。

関連する記事