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公開日 : 2017 年 02 月 16 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

日本医療の国際化−国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)の挑戦①

東京都新宿区に位置する国立国際医療研究センター病院は日本に6つしかない国立高度専門医療センターの1つです。感染症や糖尿病・代謝性疾患の診療や研究を国の中心となって行う他、国籍を問わず多種多様な患者さんを受け入れ、診察しています。

今回は、国立国際医療研究センター病院で行われている幅広いとりくみの中から、医療の国際化に向けた動きや、リニューアルしたばかりの人間ドックについて院長の大西真先生に伺いました。

国立国際医療研究センター病院とは

起源は陸軍のための病院

国立国際医療研究センター病院は、兵隊假病院として1868年に創立しました。もともとは明治維新の時代に、官軍の負傷兵を手当てする陸軍の病院として発足しました。東京医療センターは海軍の病院を起源としていますので、成り立ちはよく似ています。

また、国立国際医療研究センター病院は文豪の森鴎外が勤務していたことでも知られています。それを記念し、今でも展示室には森鴎外が使用した机などの備品を展示しています。

創立後は、東京陸軍病院(1881年)、東京第一衛戍病院(1906年)、東京第一陸軍病院(1936年)と、形態や名称をさまざまに変えながら運営してきましたが、1945年に国立病院として国立東京第一病院という名称でスタートしました。国立病院となった後も、国立病院医療センター(1974年)、国立国際医療センター戸山病院(2008年)と名称が変わっています。2015年から新たに国立研究開発法人となり、今後は研究の分野でもさらなる飛躍を志していくつもりです。

日本で唯一の総合医療を展開するナショナルセンター

日本には、国立高度専門医療センター(通称:ナショナルセンター)が6つあります。国立がん研究センター(がん専門)、国立循環器病研究センター(循環器専門)、国立精神・神経医療研究センター(精神神経専門)、国立成育医療研究センター(小児専門)、国立長寿医療研究センター(高齢者専門)、そして唯一の総合病院である国立国際医療研究センター病院です。

それぞれ、国民の健康に重大な影響を与えうる疾患等について、調査、研究及び技術の開発並びにこれらの業務に密接に関連する医療の提供、技術者の研修等を行うことを目的としており、がんや小児など、それぞれ専門分野が分かれています。

しかしナショナルセンターのうち当院のみ、総合医療を基盤とした病院になっています。幅広い高度の総合医療を基盤として、感染症や糖尿病・代謝疾患などのミッションを実践することが国立国際医療研究センター病院の大きな特色のひとつだと考えています。

感染症の研究−国立国際医療研究センター病院のミッションの1つ

感染症

国立国際医療研究センター病院は、感染症の診療と研究を大きなミッションの1つとして位置付けています。最近エボラ熱が大きく取り上げられましたが、MERSやデング熱などの感染症が流行すると当院に搬送されます。

世界各国への渡航が身近になり始めている今、日本でも国際的な感染症への対応策をしっかりと行い、みなさまに安心して過ごしていただくことが非常に重要だと考えています。

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