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公開日 : 2016 年 12 月 22 日
更新日 : 2017 年 12 月 04 日

「骨粗しょう症」の薬は効かない?予防には牛乳?−知っておきたい原因と誤解

閉経後の女性の身体はホルモンバランスが大きく乱れ、身体のいたるところに疾患や問題が生じやすくなります。「骨粗しょう症」もそのうちのひとつです。名前は比較的よく耳にする疾患ですが、原因や正しい治療方法はご存知でしょうか?今回は、「骨粗しょう症」が起こってしまう原因と、「食事」や「薬」にまつわる誤解について、くろさか青木クリニックの柘植幹夫院長にお伺いしました。

この記事で書かれていること

  • 患者さんのほとんどは女性で、閉経後の女性は罹患する可能性が極めて高いと言われている
  • 牛乳を飲むことが骨粗しょう症に必ずしも効果があるとは言えない
  • 骨粗しょう症治療では、薬を使いながら生活習慣を改善することで初めて功を奏する

骨粗しょう症とは

骨の強度が下がる病気

骨粗しょう症は骨がもろくなり、骨折しやすくなるだけでなく、骨折することで身体全体の不調を招き、死にもつながりかねない病気です。恐ろしいことに自覚症状がほとんどありません。転倒やくしゃみなど、わずかな衝撃で骨折してしまうこともありますし、痛みがなくても、レントゲンを撮ると骨がつぶれていたりすることもあります。

骨の強度は骨を構成するミネラル(カルシウムなど)が骨の中にどのくらいあるかを示す「骨密度」によって表されます。

健康な人と骨粗鬆症骨粗鬆症の人の比較

健康な人の骨(写真左)と骨粗しょう症の人の骨(写真右)
 写真提供:くろさか青木クリニック

閉経後の女性を襲う骨粗しょう症

骨粗しょう症の患者さんのほとんどは女性です。とりわけ、閉経後の女性は骨粗しょう症になる可能性が極めて高いと言われています。例えば、高齢者の骨密度を比べると、女性の数値が明らかに低くなります。その原因はさまざまですが、大きく分けて加齢と女性ホルモンの減少があげられます。

本来人間の骨には、「骨を形成する力」と「骨を壊す力」が備わっています。この両者がバランスよく機能することで健康な骨は保たれるのですが、加齢に伴い、骨を形成する力のほうが徐々に弱まってしまいます。

そのうえ女性の場合、閉経を迎えると女性ホルモンが減少し、そのうちの1種で骨の分解を抑制する「エストロゲン」が急速に減少してしまいます。これにより、今までエストロゲンの効果で保たれていた「骨を形成する力」と「骨を壊す力」のバランスがより一層「骨を壊す力」の方に傾いてしまいます。

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