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公開日 : 2016 年 12 月 22 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

女性に多い「骨粗しょう症」−原因と誤解(板橋区大山)

閉経後の女性の身体はホルモンバランスが大きく乱れ、身体のいたるところに疾患や問題が生じやすくなります。「骨粗しょう症」もそのうちのひとつです。名前は比較的よく耳にする疾患ですが、原因や正しい治療方法はご存知でしょうか?今回は、「骨粗しょう症」が起こってしまう原因と、「食事」や「薬」にまつわる誤解について、くろさか青木クリニックの柘植幹夫院長にお伺いしました。

骨粗しょう症とは

骨の強度が下がる病気

骨粗しょう症は骨がもろくなり、骨折しやすくなるだけでなく、骨折することで身体全体の不調を招き、死にもつながりかねない病気です。恐ろしいことに自覚症状がほとんどありません。転倒やくしゃみなど、わずかな衝撃で骨折してしまうこともありますし、痛みがなくても、レントゲンを撮ると骨がつぶれていたりすることもあります。

骨の強度は骨を構成するミネラル(カルシウムなど)が骨の中にどのくらいあるかを示す「骨密度」によって表されます。

健康な人と骨粗鬆症骨粗鬆症の人の比較
健康な人の骨(写真左)と骨粗しょう症の人の骨(写真右)
 写真提供:くろさか青木クリニック

閉経後の女性を襲う骨粗しょう症

骨粗しょう症の患者さんのほとんどは女性です。とりわけ、閉経後の女性は骨粗しょう症になる可能性が極めて高いと言われています。例えば、高齢者の骨密度を比べると、女性の数値が明らかに低くなります。その原因はさまざまですが、大きく分けて加齢と女性ホルモンの減少があげられます。

本来人間の骨には、「骨を形成する力」と「骨を壊す力」が備わっています。この両者がバランスよく機能することで健康な骨は保たれるのですが、加齢に伴い、骨を形成する力のほうが徐々に弱まってしまいます。

そのうえ女性の場合、閉経を迎えると女性ホルモンが減少し、そのうちの1種で骨の分解を抑制する「エストロゲン」が急速に減少してしまいます。これにより、今までエストロゲンの効果で保たれていた「骨を形成する力」と「骨を壊す力」のバランスがより一層「骨を壊す力」の方に傾いてしまいます。

牛乳を飲めばいい?−骨粗しょう症に関する誤解

疑問

自覚症状がなく誰でもかかる可能性のある骨粗しょう症は、予防や治療方法に関してもあらゆる情報が出回っています。これらを鵜呑みにしたり、安易に「これさえやっておけばいい」と考える方も多いのですが、人によっても場合によっても対策方法が変わっていきます。特に下記の2点はみなさんの中でも信じられている方も多いのではないでしょうか。

骨粗しょう症の予防=牛乳ではない

牛乳

骨粗しょう症の予防といえば「牛乳」というイメージがみなさん強いようです。しかし、牛乳を飲むことが骨粗しょう症に必ずしも効果があるとは言えません。実際に骨粗しょう症と診断される方の中にも、「牛乳は毎日飲んでいるはずなのに骨粗しょう症になってしまった」とおっしゃる方もいます。医療従事者の間でも、意見の分かれるところではありますが、牛乳はむしろ骨粗鬆症になりやすくなる、というのが私の認識です。

なぜなら牛乳には骨を形成するカルシウムが含まれているのは確かですが、それ以上にリンや動物性タンパク質なども多く、結果的にカルシウムを消費してしまう可能性があるからです。そのため牛乳を摂取することが直接的に骨を強くするとは言えません。これについては次の記事で詳しくお伝えいたします。

参考記事:「食事」と「運動」−生活習慣で予防できる骨粗しょう症

骨粗しょう症の薬は効かない?

薬

実際に病院で骨粗しょう症と診断され、薬を処方されても「効かない」「意味がない」と感じる方も多いようです。しかし薬は「効かない」のではなく、薬を使いながら生活習慣を改善することで初めて功を奏します。骨粗しょう症は投薬だけで完治することは難しく、大前提として生活習慣の改善が求められます。「薬だけでなんとかなる」ということはまずないと思います。

しかし骨粗しょう症によって既に痛みが出ており、早急な措置が必要な方にとっては、薬は即効性があり有効です。

参考記事:骨粗しょう症とつきあう−骨粗しょう症に有効な治療とは(板橋区大山)

 

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