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公開日 : 2017 年 03 月 17 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

骨折・脱臼とは? 種類、原因、症状から痛みの違いや応急処置方法まで

骨折脱臼は、日常生活の中でとても身近な疾患です。しかし、骨折と脱臼の違いや症状について曖昧に理解されている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、骨折・脱臼の種類と症状、いざという時のための応急処置方法を中心に、くろさか青木クリニック院長の柘植幹夫先生にお話いただきました。

骨折・脱臼とは? 双方の大きな違いは、損傷部分が骨であるか関節であるか

骨折とは、外から力が加わることによって一塊だった骨が完全、または、部分的にずれた状態を指します。一方、脱臼とは、本来つながっているはずの関節が完全、または、一部的に外れてしまっている状態を指します。つまり、骨折と脱臼は損傷部分がどこかによって区別されます。損傷部分が骨にあれば骨折、関節にあれば脱臼です。私の中では、骨折と脱臼は全くの別のものという感覚です。

骨折の種類と特徴 骨折には完全骨折と不完全骨折がある

1本だった骨が、2本ないし複数本に折れて完全にずれてしまった状態を完全骨折といい、完全にずれてはおらず、ひびが入った状態(骨の内側が部分的にこわれた状態)のものを不全骨折といいます。大きく分けると、骨折はこの2種類に分類されます。

完全骨折の様子 

不完全骨折の様子

骨折が原因で病院に来られる患者さんは圧倒的に高齢者の方が多数で、特に、骨密度が低くなった女性が多い傾向にあります。なかでも脊椎・大腿骨・橈骨・上腕骨で頻度が多く、脊椎圧迫骨折・大腿骨頚部骨折・橈骨遠位端骨折・上腕骨近位端骨折は4大骨折と呼ばれています。

脊椎圧迫骨折

4大骨折の中でも一番多いとされる骨折です。脊椎は身体を支える非常に重要な部位ですが、骨粗しょう症になると、身体を支えきれず圧迫され骨折してしまいます。脊椎が押しつぶされるように変形して曲がってしまう点が特徴です。

脊椎圧迫骨折の様子

大腿骨頚部骨折

股関節のなかで大腿骨の上部を支える部位の骨折です。人体は大腿骨で体を支えているため、転倒などでの外力が集中しやすく骨折をする確率が高い箇所です。

大腿骨頚部骨折の様子

橈骨遠位端骨折

肘から下の骨である橈骨の骨折です。手首の骨折では最も多い種類であり、高齢者の方の場合は、複雑な骨折となり治療が難しくなるケースもあります。

橈骨遠位端骨折

上腕骨近位端骨折

上腕筋の近位端の骨折です。肩を強打した場合などに起こります。強い痛みからほとんど肩を動かすことができなくなります。

上腕骨近位端骨折

 

その他の骨折

子ども(学童期くらいまで)の骨折として多い部位は肘で、その中でも上腕顆上骨折が最も多いと思われます。理由としては、転んだ瞬間に、肘を延ばしたまま手を付くことや、鉄棒や雲梯(うんてい)などの遊具から転倒・落下した場合が挙げられます。

その他にも様々な種類の骨折が存在します。折れた骨が皮膚を突き破る解放骨折(複雑骨折)は、傷口から激しい出血を伴い、細菌が侵入するため、救急で病院に運ぶ必要があります。

また、骨と関節は組織が接合されているため、骨折と脱臼を同時に起こす脱臼骨折を発症する場合もあります。

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