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インタビュー

公開日 : 2017 年 06 月 26 日
更新日 : 2017 年 10 月 24 日

陽子線治療の適応疾患は?前立腺がん・肺がん・腎がんなど様々な部位のがんに効果的

目次

記事1『陽子線治療とは?-効果・仕組み・他の治療方法との違いについて』では、陽子線治療の効果や仕組みが他の治療方法と比較してどのように異なるのかご説明いただきました。

残念ながら陽子線治療で、すべてのがんを治療できるわけではありません。しかし前立腺がん肝臓がん肺がんなど、多くのがんには効果があることがわかってきました。また2016年4月には小児がんに対する陽子線治療の保険診療が認められ、ますます注目を集めています。

実際に陽子線治療が効果を示す疾患について、引き続き一般社団法人メディポリス医学研究所 メディポリス国際陽子線治療センター センター長の荻野尚先生に伺いました。

陽子線治療の適応は?どんながんに効果があるのか

手術

陽子線治療を受ける患者さんのほとんどは、何らかの理由で外科手術が行えない方です。手術が行えない患者さんには下記のようなケースがあります。

・医療機関にて医師から手術ができないと診断された患者さん:外科手術で切除できない部位に腫瘍がある、体力・身体機能の点で手術に耐えられない

・がんが進行しており広範囲に転移している

・医療機関の診断では手術は可能であるが、本人の意思で手術を拒否した患者さん:患者さん自身に「体にメスを入れたくない」、「負担や痛みが大きいため手術をしたくない」という意思がある

このような患者さんに対し、陽子線治療を検討します。

手術ができない患者さんが必ずしも陽子線治療の適応というわけではない

外科手術を行わない患者さんすべてが陽子線治療の対象になるかといえば、必ずしもそうとは限りません。とりわけ進行がんで転移が広範囲にみられる患者さんの場合は、陽子線治療をもってしても十分な治療が行えない可能性があります。

しかし、手術ができないと診断されたからといって治療を諦めず、一度、陽子線治療施設にご相談いただきたいと思っています。

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