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黄疸は癌や病気が原因?「かゆみ」「茶色い尿」など気になる症状
黄疸は肌や目が黄色くなるだけと思われがちですが、皮膚のかゆみや茶褐色の尿など他の症状が出ることもあります。黄疸の原因はいくつかありますが、そのなかに癌も含まれています。黄疸の症状黄疸とは、体内の...
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黄疸は癌や病気が原因?「かゆみ」「茶色い尿」など気になる症状

公開日 2017 年 06 月 01 日 | 更新日 2017 年 08 月 05 日

黄疸は癌や病気が原因?「かゆみ」「茶色い尿」など気になる症状
メディカルノート編集部 [医師監修]

メディカルノート編集部 [医師監修]

黄疸は肌や目が黄色くなるだけと思われがちですが、皮膚のかゆみや茶褐色の尿など他の症状が出ることもあります。

黄疸の原因はいくつかありますが、そのなかに癌も含まれています。

黄疸の症状

黄疸とは、体内のビリルビンが過剰になることによって、白目や皮膚が黄色くなった状態のことです。なお、ミカンやカボチャなどカロチンを多く含む食材を大量に食べたときに生じるのはカロチン血症と呼ばれ、黄疸とは区別されます。

黄疸は自分で気づくこともありますが、周囲の方からの指摘によってはじめて気がつくこともあります。またビリルビン尿と呼ばれる褐色尿が出たことがきっかけで病院を受診する方もいます。

黄疸と一緒に確認しやすい症状とその原因

主な警告症状と疾患としては、

発熱・腹痛(胆管炎・敗血症・急性肝炎など)

精神状態の変化(胆管炎・肝不全)

出血傾向(肝不全、播種性血管内凝固症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、熱帯性マラリア

背部痛(急性溶血)

妊娠(急性脂肪肝、HELLP症候群、子癇)

体重減少(悪性腫瘍)

意識障害

発熱・腹痛

黄疸に発熱や腹痛を伴う場合は、胆汁のとおり道に胆石が詰まる総胆管結石や、胆管炎と呼ばれる炎症をおこしている可能性があります。

反対に発熱・腹痛がなく黄疸のみが症状としてあらわれている場合には、悪性腫瘍の可能性が高くなります。

灰白色便・体重減少

これらは悪性腫瘍があるときにあらわれやすい症状です。

悪心(吐き気)・嘔吐

総胆管結石や急性肝炎をおこしていることが多いです。また敗血症と呼ばれる、体内に侵入し病原菌によって全身症状を伴う感染症(もしくはその疑い)という病気の可能性も考えます。

腹囲の増加

腹水の貯留が考えられます。黄疸と腹水が一緒に生じる可能性がある病気としては、非代償性肝硬変や指定難病のひとつBudd-Chiari症候群(バッド・キアリ症候群)、また悪性腫瘍があげられます。

皮膚のかゆみ

主に幹細胞性黄疸のときに、かゆみを感じる方が多いです。黄疸とかゆみの発生時期は一致しないのが特徴です。閉塞性黄疸は黄疸とかゆみの発生時期は一致します。

黄疸の原因は血液・肝臓・胆道の3パターンある

ビリルビンとは胆汁のもととなる成分で、血液中の古くなったヘモグロビンを壊したときにできます。黄疸が生じる原因は3種類あります。

血液

ビリルビンが過剰に作られているとき、血液の問題を考えます。血液中の赤血球が多く壊されている状態のことを溶血と呼びます。この溶血が黄疸の原因になるのは、全体の2%程度とかなり低いといわれています。

肝臓のビリルビン消費量が低下してる

肝臓で胆汁がうまく作られていないと、体内のビリルビンが過剰になることがあります。肝臓でビリルビンがうまく作れなくなる原因としては、敗血症・肝炎や体質性黄疸などの肝細胞性黄疸が考えられます。

肝細胞性黄疸のリスク要因ですが、ウイルス性肝炎の危険因子や、アルコールや薬剤など毒素にさらされることなどがあげられます。肝細胞性黄疸では、食欲不振や倦怠感、比較的軽い疲労感を伴います。

肝細胞性黄疸は、症状が週単位で進行する亜急性、もしくは月~年単位の慢性のものが多いです。

胆道

胆道が塞がれて生じた黄疸は閉塞性黄疸と呼ばれます。閉塞性黄疸の原因としては、胆汁の成分が固まってできた胆石や悪性腫瘍、胆道の手術歴、高齢の方は、加齢などが挙げられます。

閉塞性黄疸は、1日単位で進行する急性や亜急性が多いです。

黄疸の原因は年齢によって変化する?

黄疸は何かしらの病気のサインとしてあらわれますが、年齢やセッティング(どのような臨床現場で接したか)によって考えられる病気の可能性は異なります

年齢

~20歳:体質性黄疸

15~40歳:自己免疫性肝炎、原発性硬化性胆管炎、ウィルソン病

40歳~:悪性腫瘍、原発性胆汁性肝硬変、ヘモクロマトーシス

セッティング

外来:閉塞性黄疸、非代償性肝硬変

入院:敗血症、肝虚血

黄疸のおこしやすさチェックリスト

・生活歴:飲酒歴

・既往歴:胆道の手術歴、糖尿病、潰瘍性大腸炎、鎌状赤血球症、右心不全

・家族歴:体質性黄疸

・薬歴:ハーブ系サプリメントを含めた服用歴

・その他:注射歴、輸血歴、性行為歴、海外渡航歴など

「まさか私が…」の時に備えて

自分の健康に不安がある方からすれば病気は他人事に思えるかもしれません。ですが、何らかの異常があった場合、早めの受診をおすすめします。しかし、いくら注意しても病気にはなってしまうものです。特にがんと診断された方の多くは、「まさか、自分が病気になるなんて考えてもいなかった…」と話す方が多いそうです。

ご自身の健康や将来に不安を感じている方は、万が一の事態に備えてがん保険や生命保険・医療保険などへの加入を検討してもよいかもしれません。

 

「メディカルノート編集部」の記事も、医師監修のもと提供させていただいております。

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