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呼吸困難の原因と考えられる病気
呼吸困難とは、呼吸をするのに努力感を伴う自覚症状のことをいいます。「空気(酸素)が足りない感じ」「息がつまる」「胸(肺)が膨らまない」と感じることが多いです。呼吸困難のなかでも、息苦しさに喘鳴(...
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呼吸困難の原因と考えられる病気

公開日 2017 年 07 月 01 日 | 更新日 2017 年 08 月 05 日

呼吸困難の原因と考えられる病気
[医師監修] メディカルノート編集部

[医師監修] メディカルノート編集部

呼吸困難とは、呼吸をするのに努力感を伴う自覚症状のことをいいます。「空気(酸素)が足りない感じ」「息がつまる」「胸(肺)が膨らまない」と感じることが多いです。

呼吸困難のなかでも、息苦しさに喘鳴(ぜんめい)と呼ばれるゼイゼイとした呼吸音が伴うとき、胸痛があるかないかによって考えられる病気は大きく異なります。

「呼吸困難+ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸」で一番多い病気は気管支喘息

喘息の中でも最も患者数の多い気管支喘息は、息苦しさなど呼吸困難の原因が病気にあるとき、頻度の高い病気として挙げることができます。

気管支喘息では気管支の内側が炎症によって狭窄する(せまくなる)ことで、咳、たん、呼吸困難、喘鳴(ゼイゼイ・ひゅーひゅーといった呼吸音)を繰り返すようになります。ほかにも強い胸の痛みや息切れ、背中の張った感じ、空咳をおこすこともあります。

気管支喘息の呼吸困難は明け方におきることが多い

気管支喘息の症状は夜間から明け方にかけての間におこることが多いです。

喘息による呼吸困難は、横になると呼吸困難がひどくなり、上体をおこすと軽減されるという特徴があります。

高血圧の方が呼吸困難をおこしたときは心筋梗塞に注意!

高血圧糖尿病、喫煙習慣がある、脂質異常症と診断されたことのある方が息苦しさを感じた場合、気管支拡張症肺高血圧のほかに心筋梗塞を考える場合もあります。

気管支拡張症

気管支拡張症とは、鼻や口から取り込んだ空気のとおり道である気管支が広がった状態のことをいいます。気管支が広がる原因ですが生まれつきのものだけでなく、幼少期の肺炎、何かしらの感染症を繰り返し発症することによって気管支の壁がダメージを受けていることが考えられます。

気管支拡張症の症状ですが、呼吸困難以外にも痰や咳などが挙げられます。

また、気管支壁が弱くなっているところに細菌やウイルスなどが侵入するため、肺炎をおこしやすくなります。

肺高血圧

肺動脈圧の上昇によって右心系に負荷がかかってしまい、右心不全をおこす病気のことです。

息切れは、この肺高血圧症の代表的な自覚症状ですが、日常の不調として捉えられがちなため、発見が遅れがちな病気でもあります。

呼吸困難、特に軽く動いたあとの息切れ、倦怠感や疲労感、立ちくらみやめまい、浮腫(むくみ)などは肺高血圧の初期症状です。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、冠動脈が閉塞して必要な血液や酸素が十分供給されなくなることで、心筋が部分的に壊死をおこした状態です。

冠動脈が閉塞する原因ですが、これにはコレステロール値の高さだけでなく、高血圧、糖尿病や肥満、喫煙習慣の有無などが深く関係しています。

呼吸困難のほかに、胸の中央部分に圧迫感や締めつけられるような痛みを感じる場合はすみやかに医療機関を受診してください。

激しく動いたあとの呼吸困難

体を激しく動かしたときにあらわれ、安静にしているときにあらわれない呼吸困難を労作性呼吸困難といいます。労作性呼吸困難の場合に考えられる病気は、すでにご紹介した気管支拡張症以外に、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、特発性間質性肺炎、重症のものでは慢性心不全などがあります。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDとは閉塞性換気症と呼ばれる、息を吐きだしにくくなる肺の病気の総称です。肺気腫慢性気管支炎などが該当し、長期間の喫煙が主な原因となります。そのため、喫煙者や昔タバコを吸っていた方が発症することが多いです。

COPDの症状は咳や痰のほか、階段を昇り降りしたときの息切れ、風邪が治りにくくなるなどが挙げられます。COPDの呼吸困難は動くと生じるため、家にこもりがちになる方が多くなります。

特発性間質性肺炎(間質性肺炎)

医療の世界では、特にこれといった原因が見つからないことを特質性といいます。つまり特質性間質性肺炎とは、原因がよくわからない間質性肺炎のことです。

間質性肺炎の症状ですが、体を動かしたときに生じる息切れのほかに、痰が絡まない乾いた咳(乾性咳嗽)があります。特に症状が進行して肺が硬くなると、息を大きく吸い込んでも肺が膨らまないため、せきこむようになります。

慢性心不全

心不全とは、心臓が持つ全身に血液を送るポンプのような機能が低下することをいいます。慢性心不全は加齢のほか、高血圧や心臓の病気などが原因になります。

慢性心不全の症状ですが、まず疲れやすさや倦怠感、四肢の冷え、動悸・息切れ、痰がからんだ咳などがあらわれ、症状が進むと下肢のむくみ、胸水・腹水の貯留のほか、横になると息がしにくくなる泡状のピンク色の痰が出るようになります。

 

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