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がん検査「センチネルリンパ節生検」とはーリンパ節切除の判断に
乳がん手術では、リンパ節を切除することがあるため、術後に「リンパ浮腫」という腕がむくんでしまう症状がみられることがあります。リンパ浮腫は症状が深刻になると、むくみで腕が膨れ上がり、日常生活に大き...
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公開日 : 2018 年 01 月 11 日
更新日 : 2018 年 09 月 20 日

がん検査「センチネルリンパ節生検」とはーリンパ節切除の判断に

乳がん手術では、リンパ節を切除することがあるため、術後に「リンパ浮腫」という腕がむくんでしまう症状がみられることがあります。リンパ浮腫は症状が深刻になると、むくみで腕が膨れ上がり、日常生活に大きな支障をきたすこともある症状です。

このリンパ浮腫は、以前まで乳がん手術を受けた患者さんの約半数にみられる症状でした。しかし、近年では「センチネルリンパ節生検」という検査方法が普及したことによって、リンパ浮腫に苦しむ患者さんを大幅に少なくすることができるようになってきました。

多くの乳がん患者さんを救うことになった「センチネルリンパ節生検」とは、いったいどのような検査方法なのでしょうか。センチネルリンパ節生検を以前より積極的に取り入れてきた社会医療法人 蘇西厚生会 まつなみ健康増進クリニック クリニック長の花立 史香先生に解説いただきました。

基礎知識:センチネルリンパ節とは?

乳がんの転移が最初にたどりつく場所 「センチネルリンパ節」

センチネルリンパ節とは、悪性腫瘍(がん)が進行してリンパ管に流れ出たときに、がん細胞が初めてたどりつくリンパ節のことです。

乳がんの発症初期の状態は「非浸潤がん」といわれます。非浸潤がんでは、がんが乳腺(乳管)のなかに留まっている状態です。

しかし進行していくと、がんが乳腺の外側にも広がっていく「浸潤がん」となります。浸潤がんでは病変が大きくなるため、がんが乳管の外側を走る「リンパ管」にも触れるようになっていきます。すると微細ながん細胞がリンパ管を通って流れていくようになり、徐々に全身へと運ばれていくようになります。こうして全身へと運ばれた微細ながん細胞は、リンパ節やそれぞれの臓器で大きくなり、その場所でがん腫瘍として大きくなっていきます。こうした状態が「がんの転移」とよばれるものです。

このようにがんはリンパ管にのって全身へ流れていきますが、その際、リンパ液にのって最初にたどりつく場所となるのが「センチネルリンパ節」です。センチネルリンパ節はそれぞれの部位のがんの周囲にあるもので、乳がんの場合では脇のあたりに存在しています。

センチネルリンパ節生検とは?

手術中に行われる「リンパ節転移」の病理検査

センチネルリンパ節生検とは、がんが最初にたどりつくリンパ節である「センチネルリンパ節」を手術中にみつけだして病理検査にまわすことで、リンパ節を切除すべきかどうかを手術中に正確に判断することができる検査です。

この検査を行うことで、手術を行っている間にリンパ節転移の有無を明らかにできます。その結果、転移があるとわかった患者さんだけに絞ってリンパ節切除を行うことができるようになります。

 

「リンパ節に転移があるかどうか」について、手術の前におおよその推測をすることは可能ですが、正確に判断することは難しいといえます。たとえばリンパ節が明らかに腫れている場合には、リンパ節に転移があるようにみえるかもしれませんが、実際に転移があるかどうかは、この手術中のセンチネルリンパ節生検を行わないとわかりません。なかには大きな腫れがあっても転移がない場合や、リンパ節になんの変化もみられないにもかかわらず転移が明らかになるケースがあります。そうしたことからも、センチネルリンパ節生検は非常に重要な検査です。

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1985年金沢大学医学部卒業後、1990年金沢大学大学院を卒業し医学博士取得。その後1991年より国立静岡病院外科、1996年より厚生連高岡病院外科、1998年より小松市民病院外科医長をつとめる。そして2005年に松波総合病院外科部長、2017年に まつなみ健康増進クリニック院長に就任する。乳腺外科を専門とし、日々多くの乳がん患者さんの診療にあたっている。

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