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人工呼吸器治療でよりよい治療。「命を大切にする」を実現するために
 医療法人財団愛慈会相和病院は、神奈川県相模原市に位置する療養型病院で、救急病院や一般病院で急性期の治療が終了しても、継続して治療を必要とする患者さんが入院できる環境を整えています。「一日でも長...
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人工呼吸器治療でよりよい治療。「命を大切にする」を実現するために

公開日 2018 年 01 月 10 日 | 更新日 2018 年 09 月 21 日

人工呼吸器治療でよりよい治療。「命を大切にする」を実現するために
川村 一彦 先生

医療法人財団愛慈会 相和病院 理事長・院長

川村 一彦 先生

目次

 

医療法人財団愛慈会 相和病院は、神奈川県相模原市に位置する療養型病院で、救急病院や一般病院で急性期の治療が終了しても、継続して治療を必要とする患者さんが入院できる環境を整えています。

「一日でも長く生きてほしい」

ご家族の願いに寄り添える治療を目指している理事長・院長 川村 一彦先生に、病院の理念、そして患者さんの入院生活をより豊かにする取り組みについてお話を伺いました。

「患者さんの命を大切にしたい」を実現するために

2017年12月現在、人工呼吸器の使用に対する考え方が徐々に変わりつつあります。以前まではたとえ医師であっても、人工呼吸器を外すという行為は殺人罪に問われるケースがあり、タブー視されているものでした。しかし近年では、本人とかかりつけ医の意思が確認できれば「蘇生行為」を中止する選択も認められることが定められてきています。

こうした時代の流れから、近年では「人工呼吸器を使用し続けるべきか」の判断をより自由に選択することが可能になってきており、どういった選択をするのかは患者さんやご家族の考え方に大きく任せられるようになってきました。

世間の動きとしては「人工呼吸器を自然に外していく」という選択肢も取り入れられつつあります。しかし命のある限りを大切にする施設があってもいいのではないかと私は思いました。「大切な人には1日でも長くいきてほしい」と願うご家族もいらっしゃいます。こうして生まれたのが「患者さんの命を大切にしたい」という相和病院の理念です。

相和病院では、病院スタッフ、現場の医師、コメディカルスタッフが一丸となって人工呼吸器を使用されている患者さんの治療・看護にあたることを目指しています。

よりよい人工呼吸器治療を目指して

川村 一彦先生

急性期病院からの治療を継続するために

急性期病院での治療を終えたあとも入院を続けたいと考えた場合、患者さんは次の病院へ移ることが必要になる場合があります。しかし、転院した先で、以前にいた病院での治療が継続されないケースもあります。しかし私は患者さんを受け入れる際、これまでの治療を継続していくことを大切にしています。

それは治療のレベルを保つという意味はもちろん、どういった方針で治療していたのかということも、可能な限り引き継いでいこうという姿勢で臨んでいます。

たとえば、これまで治療を担当されていた医師の方が、「この薬剤は患者さんに合っているので使い続けてほしい」と引き継ぎ先の医師にお願いすることがあります。しかし、受け入れ先の医療機関に、必ずしもその薬剤が準備されているわけではありません。

このようなとき、医療機関はどのように対処すべきでしょうか。もちろん無理なものは無理とするのもひとつの方法でしょう。しかし、可能なかぎり、私は患者さんの希望を受け入れたいと思っていますし、そのように指導しています。

また、患者さんのなかにはドレーン(体内に溜まってしまう消化液・膿・血液・浸出液などを排出するための医療用チューブ)を体内に留置されている方もいらっしゃいます。そうした患者さんの受け入れをする際、ドレーンの管理が難しくなってしまうこともあるため転院に難色を示される施設もあります。

断られてしまった患者さんは、また転院先に迷い、もしかしたら人工呼吸器によって治療し続けることを断念してしまうかもしれません。私たちは、そうした目の前にある命を救える環境にできるよう、以前からの医療体制を引き継ぎ、どのような方でも受け入れていきたいと考えているのです。

このようにしっかりと患者さんを受け入れる体制があり、紹介元の医師の方々のご希望を積極的に取り入れていく姿勢は非常に大切だと感じていますし、私たちはそのような医療を実現したいと考えています。

よりよい人工呼吸器治療のために

▲取材に応えていただいた医療従事者の方々

「命を大切にすること」を病院全体で大事にする

人工呼吸器治療を進めるうえでは、医療従事者の意識もとても大切です。相和病院では医師、看護師、薬剤の処方に係わる薬剤師、栄養を管理する管理栄養士、人工呼吸器や人工透析に携わる臨床工学技士をはじめとし、理学療法士、放射線技師、検査技師、介護補助者など、臨床にあたるすべてのスタッフが命を大切にするという当院の理念を理解しています。そのため皆が協力的で、最期まで最善を尽くそうという考え方を持っており、スタッフ間の連携もよくとれていると感じています。何か異常があったときには互いに連携をよくとり、それぞれの作業をフォローできる姿勢があります。

私はよく「横串をさして取り組んでほしい」と病院のスタッフに話します。これはそれぞれの専門をもつスタッフが縦割りに進めていくのではなく、他の専門職との連携をとって、横との協力を大切にしてほしいという意味です。こうした強い連携は、病院全体の意識があってこそだと感じています。

患者さんのよりよい生活を叶えていくために

患者さんとそのご家族にはそれぞれさまざまな背景があります。そうした状況のなかで、病院生活がご本人はもちろん、ご家族にとって悔いがないものになるように、スタッフ全員でみていく姿勢は当院の大きな強みだと思います。

必要とされる病院をつくりたい

川村 一彦先生

外科医として全身を診てきたからこそ感じる「命の大切さ」

私はこれまで外科医として心臓、肺、食道、咽頭・胃・膵臓・肝臓・腎臓・大腸など全身の外科手術に携わってきた経験がありました。これは色々なものに興味を持ち、婦人科でも、小児科でも、救急でも、さまざまなものを手伝ってきたからだと思います。こうしてさまざまな全身治療に関わるなかで「助ける」ということを何度も繰り返し、「やっぱり命は大切だ」ということを深く実感してきました。救える命は救う、ということが私の信念です。

相和病院は、まさにその信念を実現するための病院だと位置づけています。入院を希望する患者さんを受け入れて、そこにある命を大事にしていく。私たちの信じる医療を通じて、患者さんの最期までの時間がご家族にとってもより安心で大切な時間にできるようこれからも尽力していきたいと思っています。

 

人工呼吸器 (川村 一彦 先生)の連載記事

医療法人財団愛慈会 相和病院の理事長・院長をつとめる。慢性期の重症な患者さん、救命救急センター病院や一般病院で急性期の治療を終えた患者さんの長期療養が可能となる療養病院をつくるべく、相和病院の経営に力を入れてきた。安心安全な医療提供を目指し、日々患者さんと向き合っている。

「心筋梗塞」についての相談が13件あります

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