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脊椎圧迫骨折の検査と治療方法。脊椎圧迫骨折を起こしたらどうする?
 脊椎圧迫骨折は突然起こります。また日常の些細な動作から起こり、痛みが小さいこともあるので、骨折しているとは気が付かずに痛みを訴えて病院を受診される方も多いです。そのため専門の医療機関では綿密な...
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公開日 : 2018 年 02 月 21 日
更新日 : 2018 年 09 月 20 日

目次

 

脊椎圧迫骨折は突然起こります。また日常の些細な動作から起こり、痛みが小さいこともあるので、骨折しているとは気が付かずに痛みを訴えて病院を受診される方も多いです。そのため専門の医療機関では綿密な検査を行っています。

また検査の結果、脊椎圧迫骨折と診断された場合、保存療法、外科的固定術、BKP治療といった3つの治療方法があります。これらの治療方法は患者さんの容態や希望によって選択されます。

今回は脊椎圧迫骨折の検査の流れや治療方法について医療法人社団のう救会 脳神経外科東横浜病院 大橋洋輝先生にお話を伺いました。

まさか骨折とは思わず受診される方も

腰痛

記事1『突然背骨が潰れる脊椎圧迫骨折とは? 骨粗しょう症の患者さんは特に注意!』で述べてまいりましたように、脊椎圧迫骨折は転ぶ、ぶつけるなどの外的刺激によるものだけでなく、立ち上がったり、咳をしたり日常の些細な動きで起こってしまうこともあります。さらに圧壊*した骨の形状によっては、さほど痛みを感じないこともあります。そのため患者さんは自分がまさか骨折をしているとは思っていないケースもしばしばあります。

転倒によって痛みが生じた場合は大事を取って救急車を利用したり、ご家族に引率されたりして受診される方がほとんどです。しかしまさか骨折とは思っていない患者さんの中には、圧壊によって痛みが生じていても、歩いて病院に来院されることもしばしばあります。

そのため脳神経外科東横浜病院では背骨に痛みを感じて受診される患者さんに、詳しい検査を行います。

圧壊……骨密度が低下し、骨が体重を支えきれなくなることで押しつぶされてしまうこと

脊椎圧迫骨折の検査

画像診断

まずはレントゲン

病院を受診された患者さんに骨折の疑いがある場合、まずどこに痛みが生じているかを調べるため、患部を軽く叩くなどして最も響く場所を探します。痛みの原因となる箇所に見当がついたらその部位のレントゲンを撮影します。しかしここで注意が必要なのは、「これが初めての圧迫骨折かどうかはわからない」ということです。

記事1『突然背骨が潰れる脊椎圧迫骨折とは? 骨粗しょう症の患者さんは特に注意!』でも述べましたが、脊椎圧迫骨折には必ずしも痛みが伴うとは限りません。そのため痛みがなかったために患者さん本人が気づかず、治療されていない骨折がある可能性もあります。このような治療されずに時間が経過してしまっている骨折のことを「陳旧性骨折(ちんきゅうせいこっせつ)」といいます。

発見された骨折が陳旧性骨折の場合、外科治療などの積極的な治療は選択されないことがほとんどです。なぜなら、圧壊から一定の期間が経過してしまっている骨はすでに固まってしまっており、十分に治療の介入ができないからです。また外科治療を行う最大の目的は痛みの除去です。陳旧性骨折のほとんどは慢性的な痛みはあっても、激痛でないため保存療法を行いながら様子をみることが基本です。

先生ご提供画像:レントゲンでみた脊椎圧迫骨折

MRIの撮影

そこで、レントゲンに写っている骨折が新規の骨折なのか、陳旧性骨折なのかを判断するためにMRIを撮影します。MRIは磁気で体の断面写真を撮影する医療装置です。出血や筋肉、靱帯の様子などを把握することができるため、その骨折が新しいのか、以前からあったものなのか、推測することができるというわけです。

先生ご提供画像:MRIでみた新しい脊椎圧迫骨折(下)と陳旧性骨折(上)

それに加えMRIを撮影することで、この脊椎圧迫骨折が進行していくタイプであるかどうかも、ある程度予測をつけることができます。受診された際に続発する脊椎圧迫骨折の懸念がある患者さんに対しては、のちに述べるBKP治療などで早期に介入することによって事前に予防することも可能です。

CT

さらに骨の状態を詳しくみるためにCT検査が用いられることもあります。CTは放射線を使って撮影され、体の輪切り画像を作成できるうえ、それを再構成して3Dの画像を作成することもできます。CTは骨がはっきりと写りやすく、撮影することにより骨折のより詳しい形状やひびの有無をみることができます。

CTでみた脊髄圧迫骨折
先生ご提供画像:CTでみた脊椎圧迫骨折

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脳神経外科の中でも、脊椎・脊髄疾患全般、特に脊髄空洞症、脊髄腫瘍、脊椎変性疾患、脊髄内視鏡治療、脊椎外傷、骨粗鬆症性圧迫骨折などの外科治療を専門としている。その他社会活動として、スポーツ現場での頭頚部外傷特に、脳振盪の対応について啓発をおこなっている。

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