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狭心症の症状とは?胸の痛み・違和感に注意
心臓には、冠動脈と呼ばれる血管が心臓を取り囲むように存在しており、心臓の筋肉に酸素を与えています。しかし、動脈硬化などの原因により、冠動脈が狭くなると血流が障害されます。そして、心臓の筋肉に十分...
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狭心症の症状とは?胸の痛み・違和感に注意

公開日 2018 年 03 月 15 日 | 更新日 2018 年 08 月 29 日

狭心症の症状とは?胸の痛み・違和感に注意
高橋 政夫 先生

平塚共済病院 心臓血管外科

高橋 政夫 先生

目次

心臓には、冠動脈と呼ばれる血管が心臓を取り囲むように存在しており、心臓の筋肉に酸素を与えています。

しかし、動脈硬化などの原因により、冠動脈が狭くなると血流が障害されます。そして、心臓の筋肉に十分な酸素が行きわたらず、発作的に胸の痛みなどの症状が現れる「狭心症」を引き起こします。さらに、狭心症が進行すると、心筋梗塞という命にかかわる病気を発症する危険性が高まります。

本記事では、狭心症の具体的な症状や検査について、平塚共済病院 心臓センター・心臓血管外科部長の高橋政夫先生にお話を伺いました。

狭心症の症状

締め付けられるような胸の痛みが一時的に現れる

狭心症は、心臓の表面にある冠動脈が何らかの原因によって狭くなることで発症します。

特徴的な症状は、締め付けられるような胸の痛み、圧迫感などが挙げられます。また、症状は一時的に現れ、長くても20分ほどでおさまります。

背中の痛みが出ることもある?−狭心症の症状をチェック

狭心症は症状が現れても一時的であるため、早期発見が難しい場合があります。

そのため胸の違和感に気づいた場合、早めに医療機関を受診して検査を受けることが大切です。

胸の痛み以外にも、狭心症が疑われる症状には以下が挙げられます。

<狭心症の症状>

  • 息苦しい
  • 放散痛(背中や首、肩、下あごの痛み)
  • 動悸
  • 呼吸困難
  • めまい

狭心症では、胸部の締め付けられるような痛みや圧迫感以外にも、放散痛という病気の原因部位から離れた場所の痛みが起こることがあります。たとえば、背中や首、肩、下あごなどの部位に痛みが起こります。

また、まれに胸の痛みにともなって動悸や呼吸困難、めまいの症状が現れる場合もあります。

胸を押さえる人

労作性狭心症−心臓に負担がかかった場合に症状が出る

記事1『狭心症の原因とは?狭心症になりやすい人の特徴』でお話ししたように、狭心症は、体を動かしたとき(労作時)に起こる「労作性狭心症」と、冠動脈が痙攣し、急に縮んでしまうことで起こる「冠攣縮性狭心症」などがあります。

労作性狭心症の場合、階段の上り下りやお風呂やトイレなどの日常生活で、心臓に負担がかかった場合に症状が現れるという特徴があります。

これは、運動によって酸素の必要量が増加しているにもかかわらず、冠動脈の血流が障害されているため、一時的に酸欠状態になり、症状が現れると考えられます。

冠攣縮性狭心症−安静時でも突然症状が現れる

冠攣縮性狭心症は、労作性狭心症と同様の胸部症状が現れますが、起床後や就寝前などの安静時にも症状が現れるという特徴があります。また、過呼吸や飲酒によって発作が誘発されるといわれています。

狭心症は症状が出ない場合もある?

狭心症の症状が出ない場合とは

患者さんによっては狭心症の症状を自覚しづらい場合もあります。たとえば糖尿病の患者さんや高齢の方は冠動脈が徐々に細くなっていても、痛みの感覚が鈍くなっており、自覚症状がほとんどないというケースがあります。

狭心症が進行するとどうなる?

心筋梗塞を引き起こすことも

狭心症は、冠動脈の一部に異常が起きて血流が障害されている状態です。

さらに冠動脈が完全に詰まってしまうと、心臓への血流がほとんどなくなり、心筋梗塞を起こしてしまいます。心筋梗塞は、心筋(心臓の筋肉)が壊死するため、命にかかわる合併症が起こります。

そのため狭心症が疑われる段階で早めに医療機関を受診し、心筋梗塞への悪化を防ぐことが大切です。

救急車

狭心症の検査とは

狭心症が疑われる場合、患者さんの状態に合わせて以下のような検査が行われます。

<狭心症の検査>

  • 問診
  • 心電図検査
  • 心臓超音波検査
  • 血液検査
  • 冠動脈造影CT検査
  • 冠動脈造影検査(カテーテル検査)

問診

狭心症が疑われる場合には、まず問診が行われます。問診では、痛みの種類や痛みの場所、どのような状況で症状が現れるのかなどを確認します。

心電図検査

狭心症にかかっていても、狭心症の発作が出ていないときの心電図は正常である場合が多いです。そのため、自転車をこぐ、ベルトコンベアの上を歩くといった運動をしながら心電図検査を行い、発作時の状態を調べます。

心臓超音波検査

心臓超音波検査は、超音波(エコー)によって心臓の機能を測定する検査です。心臓の筋肉の動きや弁の機能を調べることで、狭心症に似ている病気との区別を行うことができます。

血液検査

血液検査では、コレステロールや血糖値を調べます。血液検査だけでは狭心症の診断はできませんが、補助的な検査として有用です。

血液検査

冠動脈造影CT検査

冠動脈造影CT検査は、造影剤を注射して、冠動脈のレントゲン撮影を行う検査です。

近年、技術の向上により、冠動脈の状態を詳細に評価できるようになりました。平塚共済病院では、予約が必要ですが外来で受けていただける検査で、カテーテル検査よりも短時間で行うことができ、患者さんの体への負担も少ないといえます。

冠動脈造影検査(カテーテル検査)

冠動脈造影検査は、一般的に入院で行われる検査です。

まずカテーテルという医療用の細い管を血管内に差し込み、冠動脈の入り口に挿入して造影剤を注入します。そしてレントゲン撮影をすることで、冠動脈のどの辺りがどの程度狭くなっているのかを目で確認することが可能です。

カテーテル検査 

胸の痛み・違和感があれば検査を受ける

狭心症の症状は一時的に現れる場合が多いため、少し胸に違和感がある程度で医療機関を受診する方は少ないというのが現状です。しかし、早期に診断・治療をするに越したことはありません。

狭心症が進行してしまうと、心筋梗塞を引き起こし、命にかかわる原因となりかねません。

日常生活のなかで胸の痛みや違和感といった症状が発作的に現れる場合は、狭心症を疑って早めに検査を受けることが大切です。

 

なお、お電話での受診等のお問い合わせについては下記にて承っております。

≪平塚共済病院医療連携支援センター≫

受付時間:8:30~17:15(土曜・日曜・祝祭日を除く)

0463-32-1950

  • お問い合わせの際は「メディカルノートの記事を見た」とお伝えいただくとスムーズです

人工心肺装置を用いない心拍動下冠動脈バイパス手術で用いる吻合部固定装置Donut Heart Stabilizerを1996年より考案。また、2002年には術中グラフト造影装置をアジア・オセアニアで初めて取り入れた。さらに2010年、MIDCAB小切開創から容易にLITAを剥離できるMIDACCESS Retractorを考案。低侵襲手術を積極的に施行している。
2001年、CCT(Complex Catheter Therapeutics)にて、OPCAB3枝のライブ手術を執刀。インド ジャイプールのFortis Escort病院に招待されMIDCAB2枝のライブ手術を施行するなど国際的にも活躍している。

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