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PET検査の流れ−検査にかかる時間や注意点とは?
PET検査とは、放射性薬剤を注射し、専用のカメラで撮影を行うことで病変(病気による変化が起きている場所)を見つける検査です。その特性から、がんやアルツハイマーなどの病気を早期診断するために有用で...
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PET検査の流れ−検査にかかる時間や注意点とは?

公開日 2018 年 03 月 14 日 | 更新日 2018 年 03 月 14 日

PET検査の流れ−検査にかかる時間や注意点とは?
佐藤 俊彦 先生

宇都宮セントラルクリニック 理事

佐藤 俊彦 先生

目次

PET検査とは、放射性薬剤を注射し、専用のカメラで撮影を行うことで病変(病気による変化が起きている場所)を見つける検査です。その特性から、がんやアルツハイマーなどの病気を早期診断するために有用であるといえます。(詳しくは『PET検査とは?活用してがんの早期発見に役立てよう!』をご覧ください。)

本記事では、PET検査の流れや検査にかかる時間、注意点などについて宇都宮セントラルクリニック理事の佐藤俊彦先生にご解説いただきました。

※本記事内では、冒頭の解説を除きPET検査で使用する薬剤のことをFDGに統一して表記しています。

※本記事内でご紹介するPET検査とは、18F-FDGを用いたFDG-PET検査のことです。

画像でみるPET検査の流れ-宇都宮セントラルクリニックのケース

宇都宮セントラルクリニック

宇都宮セントラルクリニックご提供

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ここでは画像を交えて、宇都宮セントラルクリニックで行われているPET検査の流れをご説明します。

受付と検査の説明

検査の予約をすると、受付時間や注意事項をまとめた書類(予約表)が郵送されます。内容を確認したうえで検査当日にお持ちください。

検査当日、受付で検査の流れについてご説明します。その後、タッチパネル式端末による問診票の入力や、更衣室にて検査着への着替え後、PET検査の概要や検査の流れについて担当の医師から説明を受けます。

FDGの投与と休憩

FDGを静脈注射して、全身に行き渡るまで1時間ほど休憩時間をはさみます。

このとき活発に動くと、ブドウ糖代謝がさかんに行われてしまい検査結果に影響を与えるため、安静に過ごす必要があります。なお薬剤注射後2時間程度は、施設外の外出も控えていただきます。

※PET検査では、使用する放射性薬剤によって投与方法や安静時間が異なります。検査をする施設の指示に従ってください。

専用のPETカメラで撮影

全身に行き渡ったFDGの集積具合を、専用の装置で15分ほどかけて撮影します。

PET検査は他の検査と併せて実施することが多く、撮影前後に諸検査を行ないます。

検査終了

検査終了後は水分を多めに摂取していただき、FDGの排出を促します。その他には特別に気をつけることはありませんので、予定している検査がすべて終了したら、そのままお帰りいただけます。

PET検査ではFDGという放射性薬剤を使用するため、検査による被ばくを心配する方が多くいらっしゃいます。使用するFDGの半減期は110分で、翌日にはFDGはほぼ体に残らないため、検査による被ばくの影響はありません。(詳しくは『PET検査に副作用はある?検査で受ける被ばくについて』をご覧ください。)

PET検査を受けるときの注意点-食事や甘い飲みものは控える

PET検査では投与したFDGの集積具合を調べます。そのため検査前の食事や過ごし方など、注意していただきたい点がいくつかあります。

検査前は食事を控える

PET検査前は、4~5時間程度の絶食が必要です。そのため、午前中に検査を受ける方は前日の夕食、午後に受ける方は当日の朝食を控えていただきます。炭水化物を控えるなど特別なことはせず、通常の食事内容で結構です。

甘い飲み物は検査終了まで禁止

検査前はジュースなど糖分を含む飲み物を避け、水もしくはお茶を飲んで下さい。人工甘味料などの摂取も避けていただきます。

糖尿病の方は特に注意が必要

糖尿病の方のなかには、血糖値コントロールのためインスリン注射や血糖降下剤などを使用している方もいらっしゃいます。検査で使用するFDGはブドウ糖によく似た構造のためブドウ糖と同じような動きをします。このため糖尿病治療薬によってFDGが健常な部位にも集積してしまい、がん組織への集積が低下してしまいます。こうした理由から、PET検査前には一時的にこれら治療薬の使用を控えていただきます。

血糖値コントロールが難しく低血糖を起こす可能性がある方は、検査前にあらかじめご相談ください。

妊娠中・妊娠の可能性がある方は検査ができない

FDGの影響を考え、妊娠中もしくは妊娠の可能性のある女性はPET検査を受けることができません。また授乳中の女性の場合、検査後は乳幼児との接触や授乳を控えていただきます。

PET検査にかかる時間

宇都宮セントラルクリニックでのPET検査にかかる時間の目安は下記をご参考ください。

・絶食…検査前に4〜5時間程度、絶食を行います。

・受付…受付で検査の説明を受けていただき、問診票の入力や着替えを行います。

・注射・安静…注射を打った後、1時間程度安静にします。

・撮影…撮影は15分程度で終了します。すべての検査が終了したらお帰りいただけます。

PET検査の流れ

PET検査後–結果がわかるまでにかかる時間とは

PET検査の結果をもとに報告書を作成

PET検査が終了したら、撮影した画像を医師が読影・診断を行います。その後、検査結果について報告書を作成します。

報告書の渡し方

宇都宮セントラルクリニックでは、各種健康保険を使用された方は来院していただき、直接報告書をお渡ししています。また、人間ドックを受診された方は、約2〜3週間後に報告書を郵送させていただきます。なお人間ドックを受診された方が、内容に関する説明を希望する場合は、来院をお願いしています。

福島県立医科大学を卒業後、日本医科大学第一病院、獨協医科大学病院などの放射線科で研鑽を積み、画像診断に不可欠な読影技術を磨く。
2003年には栃木県内初となるPETセンターを、宇都宮セントラルクリニック内に開設。以来、最新鋭の検査機器を駆使して、「小さく見つけて切らずになおす」を目標に高度な診療を提供し続けている。
近年ではPET検査をがんの発見だけでなく、パーキンソン病や遺伝子疾患のAADC欠損症、認知症の早期発見のためにも活用している。