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PET検査は保険適用で受けられる?気になる費用について
PET検査は、がんなど全身のさまざまな病気を発見するために有用な検査です。従来、PET検査の保険適用が認められていたのは一部の疾患のみでしたが、少しずつ保険適用の範囲が広がってきています。PET...
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PET検査は保険適用で受けられる?気になる費用について

公開日 2018 年 03 月 14 日 | 更新日 2018 年 03 月 14 日

PET検査は保険適用で受けられる?気になる費用について
佐藤 俊彦 先生

宇都宮セントラルクリニック 理事

佐藤 俊彦 先生

目次

PET検査は、がんなど全身のさまざまな病気を発見するために有用な検査です。

従来、PET検査の保険適用が認められていたのは一部の疾患のみでしたが、少しずつ保険適用の範囲が広がってきています。PET検査はどのような場合に保険適用となるのでしょうか。

PET検査の費用について、宇都宮セントラルクリニック理事の佐藤俊彦先生にお話を伺いました。

PET検査の保険適用範囲

PET検査の保険適用範囲は広がりつつあります。

従来、日本でPET検査の保険適用が認められていたのは十二疾患のみでした。

しかし、2010年4月に早期の胃がんを除くすべての悪性腫瘍、てんかん、虚血性疾患に対して保険適用が認められるようになりました。さらに2012年4月からは、心サルコイドーシスの診断も保険適用となりました。

ただし対象疾患であっても保険適用には条件があります。詳細は検査を受ける施設へお問い合わせください。

<FDG-PET検査の健康保険適用範囲(2018年2月時点)>

  • 悪性腫瘍(早期胃がんを除く)
  • てんかん
  • 虚血性心疾患

黒板

悪性腫瘍(早期胃がんを除く)

早期胃がんを除くすべての悪性腫瘍、悪性リンパ腫が対象です。

PET検査以外の検査や画像診断で、病期診断や転移・再発の診断が確定できないという方が保険適用となります。

てんかん

外科手術が必要とされる方の病変(病気による変化が起きている箇所)の診断は、PET検査の保険適用の対象です。

虚血性心疾患

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患も対象です。

カテーテルや冠動脈バイパス術の適応・治療方針の決定には、心筋シンチグラフィ検査*が行われることがあります。しかし心筋シンチグラフィ検査で心筋組織の機能が判断できなかった場合にのみPET検査が保険適用となります。

また、心サルコイドーシスの炎症部位の診断も保険適用の対象です。

タリウム−201やテクネチウム−99mという放射性同位元素を体内に注射し、心筋の血流やダメージを調べる検査

PET検査−保険適用外

前項でも述べたように、PET検査において保険適用の対象疾患は増えていますが、適用には条件があります。

2018年2月現在、以下のような場合には保険適用外となるため注意が必要です。

  • 悪性腫瘍か良性腫瘍の鑑別のためのPET検査
  • 同じ月に同じ病名による複数回のPET検査
  • 化学療法や放射線療法の効果判定のためのPET検査
  • 同じ月にガリウムシンチグラフィを受けている場合

ガリウム−67という放射性同位元素を体内に注射し、悪性腫瘍や発熱などの原因を調べる検査

PET検査−保険適用の場合の費用

施設や地域によって異なりますが、全身を検査するスタンダードなPET検査は、10万円前後が費用の相場です。

PET検査を保険適用で受けた場合、被保険者3割または1割負担となります。

初診料などの費用が別途かかる場合もあるため、検査受ける施設で確認してください。

お金

 

PET検査の普及が望まれる

PET検査は、小さながんを発見できるだけでなく、腫瘍の性質を調べることも可能ですし、もちろんがん以外の病気に対しても有用です。

しかし、残念ながら、保険適用の範囲は広がりましたがPET検査を受けられる方が大幅に増加しているとはいえないのが現状です。

PET検査を受けることは、病気の早期発見に役立ったり、治療方針の検討を行うための手がかりとなったり、さまざまなメリットがあります。ですから人間ドックや経過観察などにPET検査を積極的に取り入れてほしいと考えています。

福島県立医科大学を卒業後、日本医科大学第一病院、獨協医科大学病院などの放射線科で研鑽を積み、画像診断に不可欠な読影技術を磨く。
2003年には栃木県内初となるPETセンターを、宇都宮セントラルクリニック内に開設。以来、最新鋭の検査機器を駆使して、「小さく見つけて切らずになおす」を目標に高度な診療を提供し続けている。
近年ではPET検査をがんの発見だけでなく、パーキンソン病や遺伝子疾患のAADC欠損症、認知症の早期発見のためにも活用している。