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JCHO宇和島病院における総合診療やJCHO版病院総合医育成プログラムの内容
JCHO(ジェイコー:独立行政法人地域医療機能推進機構)では、2017年度より病院総合医育成のための「JCHO版病院総合医(Hospitalist)育成プログラム」を開始しています。JCHO宇和...
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JCHO宇和島病院における総合診療やJCHO版病院総合医育成プログラムの内容

公開日 2018 年 05 月 08 日 | 更新日 2018 年 05 月 08 日

JCHO宇和島病院における総合診療やJCHO版病院総合医育成プログラムの内容
渡部 昌平 先生

独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)宇和島病院 院長

渡部 昌平 先生

佐々木 修 先生

独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)宇和島病院 副院長

佐々木 修 先生

目次

JCHO(ジェイコー:独立行政法人地域医療機能推進機構)では、2017年度より病院総合医育成のための「JCHO版病院総合医(Hospitalist)育成プログラム」を開始しています。

JCHO宇和島病院(愛媛県宇和島市)は地域研修病院として本プログラムの第1期生の受け入れを行っています。

本記事では、JCHO宇和島病院の院長である渡部昌平先生と育成プログラムの研修責任者である佐々木修先生に宇和島病院で行う総合診療の特徴や研修内容についてお話を伺います。

※JCHO版病院総合医育成プログラムの詳細についてはこちらをご覧ください。

JCHO宇和島病院の概要と特徴

JCHO宇和島病院は急性期から回復期までの治療を行う、地域に密着した病院です。当院のある宇和島市の高齢化率は36.2%(65歳以上、2015年)と非常に高く、一段と回復期や在宅医療のニーズが大きくなっています。そのため、当院では訪問看護ステーションや介護老人保健施設も併設し、患者さんが退院されたあとの医療にも積極的に取り組んでいます。

2018年現在、内科(循環器内科含む)・外科・整形外科に常勤の医師が在籍しています。そのほか、愛媛大学附属病院から非常勤医師に来ていただき、糖尿病内科・神経内科・心療内科の診療も行っています。(院長 渡部昌平先生)

JCHO宇和島病院で行う総合診療の特徴

当院は各診療科に日本プライマリ・ケア連合学会認定の「プライマリケア認定医」の資格を持っている総合診療医が在籍しています(内科2名、外科1名、整形外科1名)。

そのため、整形外科の医師が一般的な内科の診療を行うこともありますし、反対に内科の医師が骨折や外傷などの初期治療にあたることもあります。それぞれの診療科が他の診療科をカバーする形で総合診療を行っています。

このように、自分の専門を持ちながら、診療科の壁を超えた総合診療を行っているので、専門性と総合診療の両立ができる環境であると考えます。(院長 渡部昌平先生)

JCHO宇和島病院における病院総合医の研修内容や特徴

急性期から回復期まで、幅広く総合診療を学ぶことができる

渡部昌平先生

当院で総合診療を学ぶことで、急性期から回復期まであらゆる段階における総合診療のスキルを身につけることができると考えています。

急性期の治療であれば、救急外来の診療のなかで総合診療を学んでいただきます。救急患者さんは通常の外来患者さんとは違い、家族歴や既往歴などの情報が不十分なことが多く、ご本人からお話を聞くことが困難なこともあります。このような状況で、単に病気をみるだけではなく、社会的な背景も含めて患者さんをみる能力をつけていただきたいと思っています。一方、回復期の段階では診療スキルだけではなく、転院調整など院内外との連携についても学んでいただければと思っています。

急性期から回復期までシームレスな医療を展開している当院だからこそ、病院総合医(総合診療医)に必要とされる幅広い能力を身につけられると考えています。(院長 渡部昌平先生)

お互いにとって実りある研修に

佐々木修先生

私は、育成プログラム研修責任者として小林先生の研修内容のプログラム作成などを行いました。実際には緊急の患者さんの対応などで、プログラム通りにいかないこともありましたが、毎日の診療のなかで感じたことについてお互いにディスカッションをしたり、知識を共有したりしました。

研修では私たちから小林先生へ提供できたことももちろんあると思いますが、私たちが小林先生から与えてもらったこともとても多くありました。救急外来が手一杯になったときには率先して診療に入っていただきましたし、教えてもらうことも多くありました。何より若手の先生が来てくれることで、病院に活気が生まれたようにも思います。

小林先生にはJCHO版病院総合医の第1期生として、今後病院総合医を目指す方々への道しるべとなってもらいたいと思っています。そのためには、私たちも地域研修病院として研修内容に磨きをかけていければと思っています。

そして「JCHOで病院総合医育成プログラムを受ければ、こんなキャリアを築くことができるんだ」と病院総合医を目指す全国の医師に知っていただけるお手伝いができればと考えています。(育成プログラム研修責任者 佐々木修先生)

関節外科・リウマチ性疾患を専門とし、日本整形外科学会専門医・指導医のほか、日本リウマチ学会の専門医・指導医として活躍する。また、日本リハビリテーション医学会の専門医・責任指導者、代議員としてリハビリテーション医学にも従事する。

関西医科大学医学部を卒業後、愛媛大学医学部にて勤務開始。愛媛県内の病院で循環器内科医としての臨床経験を積む。2000年よりJCHO宇和島病院の前身である宇和島社会保険病院で勤務開始し、以降地域に密着した医療を提供している。