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膀胱がんの症状とは?初期症状から進行した場合の症状まで

膀胱がんの症状とは?初期症状から進行した場合の症状まで
加藤 伸樹 先生

九段坂病院 泌尿器科 部長

加藤 伸樹 先生

目次
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痛みがないにもかかわらず、目で見て判断できる血尿がある場合、膀胱がんの初期症状が疑われます。さらに進行すると、貧血や尿が出なくなるなどの症状が出ることがあります。

本記事では膀胱がんの症状について、九段坂病院 泌尿器科部長の加藤伸樹先生にお話を伺いました。

膀胱がんの代表的な初期症状は、無症候性肉眼的血尿です。無症候性肉眼的血尿とは、痛みなどの病気が疑われる症状がないにもかかわらず、目で見てわかる血尿があるということです。

また、顕微鏡的血尿も膀胱がんの初期症状です。顕微鏡的血尿は目で見てわからない血尿であるため、健康診断などではじめて明らかになる場合があります。

いずれにしても血尿がみられた場合には膀胱がんを疑い、診断を確定するためにさまざまな検査を受ける必要があります。(血尿については記事1『血尿は膀胱がんの初期症状?病気のサインを見逃さないために』をご覧ください。)

トイレ

膀胱がんの症状としてみられる血尿は、一回〜数回でおさまる場合があります。そのため病院(クリニック)を受診しないまま、膀胱がんの早期診断の機会を逃してしまうことも少なくありません。

そもそも血尿は、血流が豊富である腫瘍表面の血管が破れ、出血することで起こる症状です。

破れた血管は時間が経つとかさぶたのようなもので塞がれ、止血しますが、このかさぶたがどのようなタイミングで剥がれてしまうかはわかりません。再びかさぶたが剥がれるときには、下に新しい粘膜がつくられていて、しばらくは出血が起きない場合もあります。このように、血尿は継続してみられるわけではないのです。

膀胱がんが進行すると、膀胱炎に似たような症状があらわれることがあります。

具体的には、頻繁に尿意を感じる頻尿や排尿時に痛みをともなう排尿時痛などです。

膀胱がんによる出血が続くと、貧血をともなう場合があります。また、全身のだるさ倦怠感や体重の減少といった全身症状も出てきます。

腫瘍の出血によって膀胱内に血液の塊ができ、尿の流れが妨げられると、尿が出なくなります。これは尿閉と呼ばれ、膀胱がんが進行した場合の症状のひとつです。

膀胱がんが肺に転移すると、息苦しいと感じる呼吸苦や、痰に血の混じる血痰といった症状があらわれます。

膀胱がんが進行すると、腫瘍によって尿の流れが妨げられることがあります。それによって尿管や腎盂が拡張する「水腎症」を発症することがあり、背中に痛みがあらわれます。

背中を抑える人

膀胱がんが進行して広がると、骨盤部に痛みがあらわれます。さらに遠隔転移によって、肺や肝臓などの臓器、骨に痛みがあらわれることもあります。

膀胱がんは、血尿がみられた際にきちんと検査を受けて早期発見さえできれば、膀胱鏡(膀胱用の内視鏡)による手術で病気を根本から完全に治すことが期待できます。しかし、一回〜数回で血尿がおさまってしまった方のなかには、病院(クリニック)への受診に至らず、結果的に膀胱がんの発見が遅れてしまうというようなケースもあります。

記事4『膀胱がんの検査について』では、膀胱がんの検査について詳しくお話ししています。膀胱がんの早期診断・治療のため、一度でも血尿がみられた場合には泌尿器科で検査を受けていただきたいと考えます。
 

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