【編集部記事】

クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
S664x430 53a38bc2 8d30 44c1 92bc 6839ace21ff1
【医師監修】うつ病と復職-職場の上司にはどう相談する?
うつ病で実際に休職をすると「いつ復職するか」「復職するにはどうすればよいのか」ということを考える場面が生じることでしょう。この記事では、復職の時期に悩む方、医師から職場復帰の許可が出ていよいよ復...
クリップに失敗しました
クリップ とは
記事にコメントをつけて保存することが出来ます。検索機能であとで検索しやすいキーワードをつけたり、読み返し用のメモを入れておくと便利です。
また、記事を読んで疑問に思ったこと、わからないことなどをコメントに書き、「医療チームのコメントを許可する」を選んで頂いた場合は、医師や看護師が解説をメールにてお送りする場合があります。
※ クリップ内容は外部に公開されません

【医師監修】うつ病と復職-職場の上司にはどう相談する?

公開日 2018 年 06 月 29 日 | 更新日 2018 年 06 月 29 日

【医師監修】うつ病と復職-職場の上司にはどう相談する?
[医師監修] メディカルノート編集部

[医師監修] メディカルノート編集部

目次

うつ病で実際に休職をすると「いつ復職するか」「復職するにはどうすればよいのか」ということを考える場面が生じることでしょう。この記事では、復職の時期に悩む方、医師から職場復帰の許可が出ていよいよ復職について考える方に向けて、うつ病の患者さんが復職する方法についてお伝えします。

復職が怖いとき

病気とはいえ、うつ病で休職したことについて「同僚に迷惑をかけてしまった」「ちゃんと働けるのか」と考えてしまい、復職する自信がない方もいることでしょう。職場から離れていたのですから、不安に感じても何ら不思議ではありません。

しかし、焦らずに復職までのステップを踏み、主治医や産業医・上司などとの面談で「もう復職しても大丈夫」との判断をもらえれば、過剰に不安がらずとも大丈夫でしょう。

次からは、復職可能と判断されるうつ病からの回復の程度や、復職までステップなどについてお伝えします。

うつ病からどれくらい回復すれば復職できる?

うつ病で休職をしていて、復職することが可能と医師が判断する回復のめやすには、以下の例があります。

  • 気分が落ち着いている
  • 生活リズムが整っている
  • 決まった時間に決まった用量の薬を服用できている
  • 体力や集中力が回復している など

復職までのステップ

すぐに以前のように働こうとすれば、生活の変化に心身が対応しきれない可能性があります。そのため、少しずつ段階を経て徐々に復職時の生活に慣れることが、スムーズな復職の鍵となります。

復職までのステップには大きく2つ(3つ)の段階があります。

  1. ポジティブな体験を通して自信をつける(体力の向上、生活リズムの安定など)
  2. 職場の産業医や上司と、具体的に復職について相談する
  3. (企業や医療機関(病院やクリニック)などの復職支援プログラムを利用する)

ポジティブな体験を通して自信をつける

うつ病の復職に向けた第一歩として、ポジティブな経験の積み重ねにより自信をつけることが大切です。

たとえば、自信をつける方法として、以下の行動を日常生活で実践してはいかがでしょうか。

  • 仕事をしているときと同じ時間に起きる
  • 時間通りに起きたら、服に着替える
  • できる範囲で家事をする、テレビをみる、本や新聞を読んでみる
  • 散歩にでかける、買い物へ行く
  • 電車の空いている時間帯に職場の最寄り駅まで行ってみる。慣れたら、実際の通勤時間に少しずつあわせて電車に乗ってみる
  • 仕事がデスクワークであれば、仕事の時間帯に図書館などに行き、仕事に関係した読書を読んだり、実際に仕事に類似した作業をやってみる など

どれも、休職前は当たり前にできていたことで自信をなくしてしまうかもしれません。

実際に、うつ病で休養しているときは何かと自信をなくしてしまうことが多くあります。「自分はだめだ」「今までできていたことができない」と思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、そうして過度に自分を責めてしまう気持ちはうつ病の症状のひとつであり、あなたのせいではないのです。ただし、しばらく運動をしていないと体力が落ちるのと同様に、うつ病で療養中に知的作業から離れていると、頭の働きが少し鈍ってくることもあります。

ですから、少しずつ自信をつけ、頭の働きを回復させるためにも、まずは実践しやすい小さな行動から「復職のためのリハビリ」を始めることが大切です。

職場の産業医や上司と、具体的に復職について相談する

生活リズムが整って自信がついてきたら、次に復職に向けて職場の産業医や上司に、具体的に相談をしましょう。業務の範囲や業務量、はじめからフルタイム勤務が難しければ少し時間を短くしてスタートするなど、自身の無理のない範囲で復帰できるよう調整してもらいましょう。

もし、病状についての詳しい説明を求められることがあれば、主治医に相談しましょう。

企業や医療機関(病院やクリニック)などの復職支援プログラムを利用する

一部の企業や、病院やクリニックなどの医療機関、公的機関では、復職支援のためのプログラム(リワーク・プログラムとしばしば呼ばれます)を設置しているところがあります。職場復帰プログラムでは、毎日勤務時間と同様の時間に通院し、作業や人間関係のトレーニングなどを行うため、復帰のためにはパワフルな手段となります。積極的に活用してみてください。

復職時の注意点-再休職・退職を防ぐために

頑張りすぎない

個人の性格によるものの、うつ病になる方にはもともと真面目で、頑張りすぎてしまう方が多いといわれています。

復職後、上司や同僚の期待に応えよう、休みの分を取り返そうと、頑張りすぎてしまうことがあります。たとえ病状は回復しても、無理をしすぎるとうつ病の再発につながるおそれがあるため、注意が必要です。復職してしばらく(少なくとも半年)は、残業は避けましょう。また、仕事量が多いと感じたら、早めに上司に相談しましょう。

しかし、無自覚に無理をしてしまうこともあります。家族や同僚などに、自分が頑張りすぎていると感じたときにそのことを伝えてくれるよう頼むことも、うまくブレーキをかけるためのひとつの手ではないでしょうか。

復職後、うつ病の症状が再発したら

早めに主治医や職場に相談を

もし、復職した後にうつ病の症状が再発しているのではないかと感じたら、早めに主治医や職場の上司、家族などに相談しましょう。

早めに対処ができれば、うつ病の症状を悪化させずに対応ができることもあります。自分の体調の異変に気づいたら、我慢をせずに周囲に相談をしてください。

 

うつ病では体力だけでなく知力も低下することが指摘されています。職場復帰しても「頭がついていけない」とパニックになり、1日で再発してしまうことがあります。ですから、焦らずに、十分回復してから徐々に復帰するように心がけましょう。

「メディカルノート編集部」の記事も、医師監修のもと提供させていただいております。

関連の医療相談が35件あります

関連記事