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乳がん検診受診後の精密検査とは?

乳がん検診受診後の精密検査とは?
岡本 直子 先生

戸塚共立第1病院附属サクラス乳腺クリニック 院長

岡本 直子 先生

目次
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この記事の最終更新は2018年10月17日です。

1975年以降、乳がんの罹患率は年々増加しています。国の方針では、40歳以上を対象として2年に1回、乳がん検診の定期的な受診が推奨されています。乳がん検診でより詳しい検査が必要と判断された場合には、精密検査を行います。

乳がん検診受診後の精密検査では、どのような検査を行うのでしょうか。戸塚共立第1病院附属サクラス乳腺クリニックの岡本直子先生にお話を伺いました。

サクラス乳腺クリニック 3-1

記事2でお話ししたように、乳がん検診(一次検診)でより詳しい検査が必要と判断された場合に、精密検査を行います。

乳がん検診受診後の精密検査では、必要に応じて、マンモグラフィ検査の追加撮影、エコー検査、MRI(核磁気共鳴像)検査などの画像検査を実施します。

画像検査の結果を受けてさらに精密検査が必要な場合には、組織検査(組織の一部を採取して顕微鏡で調べる検査)を行うことがあります。

組織検査には、エコー検査装置を用いるエコーガイド下生検、マンモグラフィを用いるステレオガイド下生検、MRIを用いるMRIガイド下生検などの種類があります。

当院では原則的に、精密検査でマンモグラフィ検査とエコー検査を行った場合は、当日に結果の説明を行います。また、組織検査を行った場合には、病理診断に2週間ほど要します。

いずれも、検査の内容は患者さんの状態によって異なるため、詳細は適宜、担当医からの説明を参考にしていただきたいと思います。

ほかの医療機関で一次検診を受け、当院で精密検査を希望される場合には、一次検診の画像および検査結果などの資料をお持ちいただくようお願いしています。

一次検診の結果をもとに、なぜ精密検査が必要になったのかを把握することで、できる限り患者さんの負担を軽減することが目的です。

「精密検査が必要」と知った患者さんは、それだけで不安な気持ちになると思います。

当院では、精密検査をなるべく迅速に行い、患者さんの不安を長引かせないことを心がけています。

精密検査の結果を聞くとき、患者さんは不安やストレスを感じると思います。診断の結果を受容できないことや、仮に受け入れられても心が落ち込んでしまうことはありますし、それはむしろ人間の自然な反応だと考えています。

私たちは、診断結果や治療法をお伝えするだけではなく、患者さんのお話をじっくりと聞くよう努めています。患者さんの心配されていること、たとえば仕事、家族、経済的なことなど、多方面から問題を抽出し、それらを一緒に解消できるよう心がけています。

もし何か心配なことがあれば、遠慮なく担当医にご相談ください。

アサクラ乳腺クリニック 3-2

画像診断研究会

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