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転移性脳腫瘍の治療で用いられるガンマナイフの特徴-新たに登場したガンマナイフとは?

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2019/10/18

2019 年 10 月 18 日
更新しました
2018 年 09 月 27 日
掲載しました
転移性脳腫瘍の治療で用いられるガンマナイフの特徴-新たに登場したガンマナイフとは?
中谷 幸太郎 先生

医療法人伊豆七海会 熱海所記念病院 脳神経外科ガンマナイフ部長

中谷 幸太郎 先生

目次
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転移性脳腫瘍の治療法の1つに放射線治療があります。放射線治療とは、腫瘍に放射線を照射し縮小や消失を目指す治療法です。放射線治療には、脳全体に放射する全脳照射と、腫瘍に対して集中的に照射する定位放射線照射の2つの方法があります。

定位放射線治療を行う装置には複数の種類があり、それぞれに特徴があります。近年では、今までのデメリットを改善し、より患者さんへの負担が少ない装置も開発されました。

今回は定位放射線治療装置であるガンマナイフの特徴について、医療法人伊豆七海会 熱海所記念病院 脳神経外科ガンマナイフ部長の中谷幸太郎先生にお話をお伺いしました。

放射線治療の種類

転移性脳腫瘍に対する放射線治療には、全脳照射と定位放射線照射の2つがあります。

全脳照射

全脳照射とは脳全体に放射線を照射する方法で、治療の対象となる腫瘍の他に、画像検査では映らない微小な腫瘍がある場合にも同時に治療ができます。しかし、正常な脳神経の部分にも照射することになるため、副作用が現れる可能性が高くなるのと、脳転移例でも微小な腫瘍がない場合も多いために余分な放射線を浴びてしまっている可能性があります。

定位放射線照射

一方、定位放射線照射は、画像検査で映る腫瘍に対して集中的に放射線を照射する方法です。全脳照射に比べて脳の正常な部分への照射を避けることができるため、放射線の被曝による副作用を抑えることが期待できます。

ガンマナイフとは?

定位放射線照射を行う装置のひとつである「ガンマナイフ」とは、頭部を囲むように固定された約200個のコバルト線源から腫瘍に向かって放射線の一種であるガンマ線(γ線)を集中的に照射する装置です。          

ガンマナイフ治療のイメージ
ガンマナイフ治療のイメージ

治療の効果が外科手術に似ており、ガンマ線によって周囲への影響を与えずに腫瘍を切り取るというイメージから、ガンマナイフという名称が付けられました。

ガンマナイフ治療の特徴

ガンマ線はまっすぐに進む性質があるために腫瘍周辺の正常な組織に放射線が広がりにくいという特徴があります。そのため、ガンマナイフ治療には放射線が腫瘍にたどり着くまでに貫通する頭皮・頭蓋骨・脳・血管など、腫瘍周辺の正常な組織への影響が少ないという長所があります。

標準的には患者さんの頭部を金属製のフレームで固定して照射するため、腫瘍への照射の誤差は0.3mm以下です。また、手術ではリスクを伴う脳の深部の腫瘍にも対応できます。

なお、ガンマナイフ治療は一般的には前日に入院し、治療当日の一日だけ放射線を照射します。当院では腫瘍の種類や患者さんの体調などによっては日帰りで行う場合もあります。

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