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粉瘤(アテローム)と間違えやすい、命に関わる腫瘍とは?

粉瘤(アテローム)と間違えやすい、命に関わる腫瘍とは?
鈴木 真澄 先生

アイシークリニック新宿院 形成外科医

鈴木 真澄 先生

目次
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良性の皮膚腫瘍である「粉瘤(アテローム)」。良性で痛みがないと放置しがちですが、まれに粉瘤に似た、悪性腫瘍の場合があります。粉瘤かな?と思ったら、痛みや腫れがなくとも、必ず形成外科医を受診することが望ましいです。この記事では、粉瘤と間違えやすい悪性腫瘍を中心に、アイシークリニック新宿院 形成外科医 鈴木真澄先生にお話を伺いました。

粉瘤(アテローム)と診断されてそのまま放っておくのではなく、完治を目指して手術を選択するなかで、ほかの病気を発見できることもあります。早めに形成外科医を受診してください(鈴木先生談)。

粉瘤(アテローム)と間違えやすいものはいくつかありますが、形成外科医が鑑別診断時に、特に注意するものを簡単にご紹介します。気になる症状があれば、専門医の診察を受けるようにしてください。

皮膚の一部が、石灰のように硬くなる良性の皮下腫瘍のひとつです。粉瘤と比較すると、やや黒っぽく固いのが特徴です。良性の腫瘍なので、命にかかわることはほとんどありません。

皮下に発生する軟部組織の腫瘍の中では、多くみられる良性の腫瘍のひとつです。粉瘤と比較すると、化膿することはなく皮膚との癒着が少ないことが特徴です。良性の腫瘍なので、命に関わることはほとんどありません。

手、特に手関節に多くみられる、皮下腫瘍の中でも頻度が高い腫瘤です。大きさは、米粒大からピンポン玉ぐらいまでさまざまで、多くの場合症状はありませんが、神経が圧迫されると痛みが出現することがあります。ゼリー状の液が溜まります。

首、胸、おなか、脇などに、クリーム状の液体が溜まった袋状の嚢腫があらわれます。遺伝的な原因と考えられ、ごく稀ですが少し黄色っぽい色をすることもあります。青年期以後の男性に多いといわれます。

小児から若年層に見られる良性の腫瘍です。胎生期の遺残物で、目や鼻の周りなどの骨縫合部などにできやすく、嚢腫の内容物は、黄色の液体や毛などが溜まっています。

耳の前方に生まれつきできるくぼみや穴を示す病気のひとつです。炎症が起きているときは治療が必要ですが、症状がなければ治療の必要はありません。耳の周囲の炎症性粉瘤と間違えやすく、専門医の診断が必要です。

いずれの病気も、すぐに命に関わる病気ではありませんが、形成外科などの専門医の診断を受け、治療などを相談するとよいでしょう。

鈴木 真澄 先生

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粉瘤だと思っていたら、希少がんや命に関わる病気のこともまれにあります。症状が改善しない場合、放っておかずに形成外科医の診察を受けてください(鈴木先生談)。

アイシークリニック新宿院では、隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)という希少ながんが、多いときには2~3か月に数件、診断されます。粉瘤と診断されながら、症状が改善せずに、セカンドオピニオンで来院された方がほとんどです。

また、他の病院で胸の粉瘤と診断された患者さんが、当院を受診して検査を行い、実は乳がんの皮膚転移だった、ということもありました。

以下の悪性腫瘍は、粉瘤と間違えやすいので、専門医は慎重に診断を行います。

基底細胞がん/有棘細胞がん/乳房外パジェット病/メルケル細胞がん/汗腺がん/脂腺がん/毛包がん/悪性黒色腫/隆起性皮膚線維肉腫/血管肉腫/その他の肉腫(類上皮肉腫平滑筋肉腫脂肪肉腫、未分化多形細胞肉腫など)

アイシークリニックでは、国立がんセンターの皮膚腫瘍科をはじめ、悪性腫瘍の治療の経験豊富な医師が多数所属しており、連携をとりながら迅速に治療につなげています。CTやMRIの検査も、連携医療機関でスムーズに行える体制を整えています。

粉瘤(アテローム)の完治を目指すのであれば、手術を選択するのが一般的です。放置せずに、専門医の診断を受けることが、粉瘤の完治に近づきますし、ほかの病気の早期発見にもつながります。

アイシークリニックは、新宿・渋谷・上野にある形成外科です。
粉瘤・脂肪腫などを得意としています。土日祝も19時まで診察。

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