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大腸がんへの3D腹腔鏡を用いた手術とは?
JR札幌病院では、大腸がんに対してフルハイビジョンの3D腹腔鏡を用いた手術を行っています。高画質で立体的な画像を映し出すことで、手術時間の短縮や安全な手術につながると考えられています。今回は、J...
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公開日 : 2018 年 10 月 31 日
更新日 : 2018 年 10 月 31 日

大腸がんへの3D腹腔鏡を用いた手術とは?

目次

JR札幌病院では、大腸がんに対してフルハイビジョンの3D腹腔鏡を用いた手術を行っています。高画質で立体的な画像を映し出すことで、手術時間の短縮や安全な手術につながると考えられています。

今回は、JR札幌病院の鶴間哲弘先生に、大腸がんへの3D腹腔鏡を用いた手術の特徴から、同病院の外科の取り組みまでお話しいただきました。

大腸がんへの3D腹腔鏡を用いた手術とは?

大腸がんでは腹腔鏡下手術が行われることが多い

記事2『大腸がんのステージ分類と治療-JR札幌病院の大腸がん治療の特徴』でお話ししたように、近年、大腸がんでは腹腔鏡下手術が一般的になっています。腹腔鏡下手術とは、腹腔鏡の先端につけられたカメラによって、手術する場所を映し出しながら行う手術です。

映し出される画像は、昔は画質が荒かったといわれています。しかし近年では腹腔鏡機器が進歩し、フルハイビジョンの3D腹腔鏡も登場しています。フルハイビジョンの3D腹腔鏡では、高画質で立体的な画像を映し出すことが可能になりました。

3D腹腔鏡を用いた手術を適応する患者さん

当院では、手術が適応となる大腸がんの患者さんの手術には、原則、3D腹腔鏡を用いた手術を施行しています。また、手術の適応は、患者さんの状態やがんの進行度などを確認したうえで決定するため、高齢であっても3D腹腔鏡を用いた手術を行っています。患者さんの年齢だけをみて判断することはありません。

高齢者

3D腹腔鏡を用いた手術ではいくつの穴を開ける?

通常、大腸がんの腹腔鏡下手術であれば、5つくらいの穴を開けることになります。カメラをおへそから入れ、手術の操作のために左右2つずつ穴を開けることが多いです。

また、おへそだけに2~4センチくらいの1つだけの穴を開ける単孔(たんこう)手術を行うこともあります。ただし、これはすべての患者さんに適応できるわけではありません。肥満でなかったり、がんが大きくなりすぎていなかったりする場合に行われます。

3D腹腔鏡を用いた大腸がんの手術の特徴 

無駄な動きがなくなり手術時間の短縮に

写真ご提供:JR札幌病院
写真ご提供:JR札幌病院

フルハイビジョンの3D腹腔鏡を用いた手術では、3Dメガネをかけることによって奥行きがわかるようになります。3Dにすることで立体感がわかるため、無駄な動きが少なくなり、手術時間の短縮につながるといわれています。

たとえば、手術のときに、お腹の中で縫う操作があります。縫うときに、2平面であると、奥行きがつかめないために空回りをしてしまうことがあります。一方、3Dであると、奥行きがわかるため、縫う操作もよりスムーズになります。スムーズに操作できるために、手術時間が短く体に負担の少ない手術が可能になります。

安全で正確な手術につながる

写真ご提供:JR札幌病院
写真ご提供:JR札幌病院

フルハイビジョンの3D腹腔鏡を用いた手術では、高画質になったことで、より正確な手術ができるようになったといわれています。たとえば、高画質によって神経のひとつひとつを確認することができるようになりました。

直腸がんの手術では、神経を損傷することで術後に排尿障害を生じることがあります。こうした合併症を回避するためには、術中に神経の位置を確認しながら手術を進め、神経を温存することが重要です。3D腹腔鏡を用いた手術は、術中に神経の位置をより明確に確認できることから、神経を温存する体に優しい手術につながっていると考えています。

日本では腹腔鏡の技術認定制度がある

日本では、日本内視鏡外科学会が定める、腹腔鏡の技術認定制度があります。技術認定を受けるためには、腹腔鏡下手術の手術画像をストックしておき、未編集にした状態で学会の審査を行う部門に送ります。送付後、審査員の審査の結果、技術認定を受けることができます。当科でも、技術認定を取得した外科医が手術に関わり、よりよい成績の手術を行えるように取り組んでいます。

大腸がんのページへ

外科医師として、消化器疾患の手術、がん化学療法などに従事。患者さんにとって負担の少ない低侵襲手術の実現に向けて尽力している。外科診療部長を務めるJR札幌病院では、大腸がんや胃がんなどの消化器がんの手術、化学療法以外にも、便失禁に対する仙骨神経刺激療法、肥満外科治療など、さまざまな治療に取り組んでいる。

「大腸がん」についての相談が9件あります

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