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「『美』を通じて男性の人生を支えたい」仲間と共に新しい医療を切り拓く川...
医療法人社団ウェルエイジング・医療法人翠奏会・医療法人リアルエイジ静哉会総院長として、ヘアメディカル関連クリニック全体を指導する川島眞先生。記事1『男性ホルモンの影響で起こるAGAの原因と脱毛の...
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「『美』を通じて男性の人生を支えたい」仲間と共に新しい医療を切り拓く川島眞先生のストーリー

公開日 2019 年 05 月 16 日 | 更新日 2019 年 05 月 20 日

「『美』を通じて男性の人生を支えたい」仲間と共に新しい医療を切り拓く川島眞先生のストーリー
川島 眞 先生

医療法人社団ウェルエイジング・医療法人翠奏会・医療法人リアルエイジ静哉会 総院長 東京女子医科大学 名誉教授 東京薬科大学 客員教授 

川島 眞 先生

目次

医療法人社団ウェルエイジング・医療法人翠奏会・医療法人リアルエイジ静哉会 総院長として、ヘアメディカル関連クリニック全体を指導する川島眞先生。記事1『男性ホルモンの影響で起こるAGAの原因と脱毛のメカニズム』、記事2『AGAの診断のポイントと治療の流れ―治療にかかる期間は?』ではAGAのメカニズムや治療の流れについて解説いただきましたが、もともとの専門分野は、皮膚感染症やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患でいらっしゃるとのことです。川島先生は、どのような経緯でAGAの治療に関わることになったのでしょうか。AGAの治療との出会いやクリニック参画のきっかけ、美容医療についてお話しいただきました。

皮膚科医として、数々の研究や開発に携わった若手時代

私は医師の道を歩み始めたときからAGAや脱毛症の治療を専門にしていたわけではなく、もともとは皮膚感染症、アトピー性皮膚炎、美容皮膚科が専門分野です。

大学病院に務めていたときや留学中には、皮膚がんに関係する皮膚乳頭腫ウイルスをはじめ、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎など、さまざまな皮膚疾患の研究に携わってきました。また、教授に就任してからは、皮膚疾患に対する治療薬の開発試験の責任者やガイドライン策定、化粧品における評価法の統一など、臨床試験や新薬の開発も経験してきました。

こうした自分の経験が、のちにAGAの治療との出会いに結びつくとは、当時は予想すらできませんでした。

偶然にも私は、AGA治療薬の開発という側面から、AGAの治療に関わることになったのです。

AGA治療薬の臨床試験責任者に抜擢、800人の頭を観察

皮膚科医として臨床と研究に邁進していたある日、「AGA治療薬の臨床試験を日本で行うので、責任者を任せたい」という依頼を受けました。詳細を伺うと、皮膚疾患の薬の開発治験に携わった経験を持つ私に、試験をコントロールしてほしいということでした。自分の経験が役に立つのであればと思い、私はその依頼を快諾しました。

その臨床試験は、およそ800名もの方の頭部を診ることから始まりました。800名のなかから適切な400名の方を選び、薬を服用していただきます。

臨床試験への参加希望者には、本当にさまざまな方がいらっしゃいました。AGAの症状が一切みられないのに試験への参加を希望する方、植毛をした形跡が残っている方、円形脱毛症の方……。一人ひとりが、実際にAGAであるかどうかにかかわらず、それぞれ異なる悩みや不安を抱えていました。800名の頭部を診るのに時間はかかりましたが、脱毛に悩む患者さんがどのような気持ちでいるのか、より深く知ることができたと思っています。

なお、この薬は現在、AGA治療薬のひとつとして一般的に使用されています。

皮膚科医の先輩から任された「総院長」の役割

AGA治療薬の臨床試験の責任者を務めてからしばらくして、若手の頃からお世話になっていた先輩皮膚科医の方々に、ヘアメディカル関連クリニックを紹介していただきました。そして、「このクリニックの総院長になって、皮膚科医としての立場からAGA治療に関するアドバイスをしてくれないか」というお話をいただいたのです。

正直に申し上げて、最初は総院長の役割を引き受けることに迷いがありました。AGAは皮膚疾患の一つであるという認識は持っていたものの、実際にAGAの治療を行った経験がほとんどない私には、何ができるのかわからなかったからです。

しかし、詳しくお話を伺ってみると、ヘアメディカル関連クリニックでは、精神科医が患者さんを精神的にケアしながら治療を行っているとのことで、私はこの点に興味を持ちました。私自身が、皮膚科医としてアトピー性皮膚炎やニキビなどの患者さんを診る際にも、患者さんの抱えているストレスや、心の痛みを理解することを大切にしていたからです。このお話を聞いて、ヘアメディカル関連クリニックの行う医療の方向性に共感した私は、総院長に就くことを決意しました。

勉強会、講演、学会発表―仲間たちの治療への姿勢に衝撃を受ける

実際に参画してまず驚いたのが、クリニックに務めるスタッフの方々の、AGA治療にかける姿勢のすばらしさでした。

ヘアメディカル関連クリニックは、単に診療を行うだけの医療機関ではありません。「F.M.L.(Future Medical Laboratory:近未来医療研究会)」という研究機関を立ち上げ、AGAの治療に関する情報収集、勉強会の開催と意見交換、研究結果の学会発表などを行いながら、発毛の治療法を探求しています。

こうした活動を行っていると知って、「ここまで真剣にAGAの診療に取り組んでいるクリニックがあったのか!」と衝撃を受けました。そして、診療のみならず、研究や学会発表にここまで精力的に取り組んでいるヘアメディカル関連クリニックを、全力で支援していきたいと強く思いました。

声をかけていただいたときに感じた「本当にこのクリニックに参画していいのだろうか」という迷いは、いつの間にか消え去っていました。

男性の「美しくありたい」という気持ちに応えるために

総院長としてヘアメディカル関連クリニックに携わっていくうちに、私の皮膚科医としての経験が役に立つのであれば、AGA以外の「見た目」にかかわる悩みにも応えられるクリニックを目指したいと考えるようになりました。

まず思い浮かんだのが、男性が美容施術を受けられる診療科の開設です。

先ほども少しお話しましたが、私は美容皮膚科医でもあります。美容皮膚科と聞いて、あまりよいイメージを持たれない方がいるかもしれません。

しかし、美容皮膚科は、顔のあざや肌のトラブル、イボなど、皮膚の病気を医学的処置によって治すことで、美容的愁訴が原因で苦しみ続けていた方の心を癒し、ひいてはその方の人生を変える力を持っています。美容施術によってその人の人生をより良いものに変えられるのであれば、それは病気を治すことと変わらないのではないでしょうか。

日本には、女性が美容施術を受けるための施設は多数存在します。しかし、男性がそこで気軽に美容施術を受けられる環境は、まだ整っていないのが現状です。

私と同程度の年代の男性が、周りの目を気にすることなく自分の美容について相談できる場所を作ることはできないのだろうか―。このように考えた私は、メンズヘルスクリニック東京に、美容皮膚科診療を行うための「男性皮膚専門外来」を設けました。今後は、男性が美容における悩みを気軽に相談できる場所として取り組みを進めていきます。

私はこれからも総院長として、研究・臨床の両面でよりよいAGAの治療を目指していくと共に、男性の「美」を総合的に支えるクリニックを作っていきたいと思っています。

東京大学医学部を卒業後、1984年にパリ市パスツール研究所に留学。アトピー性皮膚炎、皮膚ウイルス感染症、接触皮膚炎などの研究に携わり、皮膚がんに関与するヒト乳頭腫ウイルス34型、36型を世界で初めて発見した。その後東京女子医科大学を経て、2018年より医療法⼈社団ウェルエイジング医療法⼈翠奏会医療法⼈リアルエイジ静哉会城西クリニック福岡の総院長に着任。皮膚科医としての視点から、AGAをはじめとして男性のあらゆる健康美を支えている。メンズヘルスクリニック東京所属。

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