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妊産婦さんの心に寄り添い、安全かつ快適なお産を目指す――​​​​NTT東日本関東病院の特徴と取り組み(前編)

妊産婦さんの心に寄り添い、安全かつ快適なお産を目指す――​​​​NTT東日本関東病院の特徴と取り組み(前編)
杉田 匡聡 先生

NTT東日本関東病院 産婦人科部長

杉田 匡聡 先生

目次
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東京都品川区にあるNTT東日本関東病院は、1952年に社員向けの職域病院として開院。1986年には一般開放され、現在は、地域医療の中核を担う総合病院として患者さんの診療に尽力しています。同院の産婦人科では、“妊産婦さんに無理をさせないこと”をポリシーに、一人ひとりの希望や価値観を尊重しながら、安全かつ快適なお産を目指しています。

本記事では、その特徴と取り組みについて、産婦人科 部長の杉田(すぎた) 匡聡(まさとし)先生、看護長(助産師)の藤田(ふじた) 淑子(よしこ)さんにお話を伺います。

*同テーマのページ後編はこちらをご覧ください。

私たちは、“妊産婦さんに無理をさせないこと”をポリシーにお産にあたっています。大前提として安全かつ快適なお産を目指しますが、“こうあるべき、するべき”という考え方や既存のルールを押し付けることはせず、妊産婦さん一人ひとりの希望や価値観を尊重し、心身ともに無理をさせないように心がけています。

たとえば、自然分娩(経膣分娩)を予定されていた方に陣痛が起こり、「どうしても痛みに耐えられない」と帝王切開を希望された場合には、医学的必要性と安全性を考慮したうえで分娩方法を変更することがあります。また、なかなか母乳が出ない方がいれば、母乳が出るようにサポートしつつ、悩んでおられる場合には精神的なケアを行います。このように、一人ひとりに寄り添い、柔軟に対応することが私たちのポリシーです。

先生①

当院は40の診療科を備える総合病院であるため、各診療科と連携し、迅速に対応できるという特徴があります。お産に関しても、24時間体制で検査を行うことができ、分娩時などに輸血が必要になった場合には、院内で迅速に調整が可能です。さらに、万が一母体が重篤な状態に陥った際には、ICU(集中治療室)にて集中的に治療、管理を行います。

近年、日本では産婦の出産年齢が上昇しています。一般的に、加齢に伴って妊娠中や出産時のリスクは上昇します。当院では、お産を希望される方を幅広く受け入れるとともに、妊娠中や出産時のリスクが高い方でも安心して出産できる環境を整えています。

写真:Pixta
写真:Pixta

AYA世代(15歳〜39歳までの思春期、若年成人)のがんや血液疾患など、従来は“子どもを産むのは難しい”とされるケースでも、現在は治療法の進歩によって出産を諦めなくてもよい可能性が出てきました。当科では、ほかの診療科でがんを治療中あるいは治療後の方が妊娠や出産を希望した際には、面談の時間を通じてお産に関する疑問や不安を解消し、治療を継続しながらの妊娠とお産をサポートしています。また、持病のある方で妊娠や出産時に特に注意が必要な場合にも、安全にお産ができるようサポートします。このように各診療科と協力しながら、子どもを持ちたいと考える患者さんの希望をできる限り叶えることは、総合病院としての大切な使命です。

看護長、藤田さんより

当科でお産に関わる看護職は、全員が助産師の資格を持っています(2021年11月時点)。

助産師とは、出産という人生における大切な出来事へ向かう道中の皆さんをサポートする“心強い味方”です。妊娠、出産、子育てに関することから健康や生活のことまで、そして困っていることなどがあれば、ぜひ助産師にご相談ください。

当院は、土日や祝日が休診です。そのため、自宅や職場の近くの診療所で妊婦健診を受診できる“セミオープンシステム”を採用しています。比較的状態の安定しやすいおよそ31週までは通いやすい診療所で妊婦健診を受け、32週からは当院に通っていただくことができます。

当院における分娩の実績は、以下のとおりです。

【総分娩数(1月〜12月)】

2018年:559件

2019年:582件

2020年:491件

【帝王切開率(1月〜12月)】

2018年:20.5%

2019年:21.3%

2020年:20.2%

東京を含めて全国的に出生数が下降傾向にあるなか、上記のデータが示すように、ここ数年、当院の分娩数と帝王切開率に大きな変動はありません。当院では、地域のニーズに応えつつ、外来でゆっくりお話を伺うのに適正な数の分娩を行いたいという心持ちでいます。

当院における妊婦健診(妊婦健康診査)の費用は、以下のとおりです(2021年11月時点)。

  • 初回:10,000円
  • 2回目以降:8,000円
  • 助産師外来:8,000円
  • 胎児超音波外来:5,300円 ※妊婦超音波検査受診票(白色)の利用で実質無料

(全て非課税)

必要に応じて行う血液検査などの費用は、妊婦健診の料金とは別に発生します。

​​また、当院の分娩に関わる一般的な費用については、経膣分娩の場合は約68万円~、令和4年4月1日以降は約55万円~となります。(全て非課税)

“直接支払制度”を利用することで、上記金額から出産育児一時金制度として42万円が病院に直接支払われます。詳しくは、担当医や助産師にご相談ください。

先生②

妊婦健診などを通じて、妊娠や出産、子育てに関する疑問や不安などをぜひご相談ください。診療の時間だけでは足りないときには、助産師にもお気軽にご相談いただければと思います。私たちは互いに協力して妊産婦さんを心身ともにサポートしており、妊娠期間中を楽しんで安心して過ごしていただくことを目指しています。

*次のページでは、後編として、NTT東日本関東病院 産婦人科における妊娠、出産に関わる取り組みについてご紹介します。

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